恐怖の研究番外編?真夏の恐怖体験スペシャル第三夜?

今日も高校時代のお話です。なんかこの番外編、高校の思い出話の場と化してる気が・・・気のせいか。
今回の話は多分結構いろんな人に話してる気がするんだけど、その人はごめんね。実際良多とかズンとザッキーは去年実際に問題のタンクも見てるしね?。
そう、今夜の舞台は地域の生活水を提供するタンクのお話です。
第一夜で話した通り、俺の通っていた那覇国際高校がある天久の米軍解放区は、県内でも屈指の激戦地になった場所で、ここで多くの人が亡くなった。で、その中でも伝説となったのが、国道330号線沿いにある小高い丘。
そこは戦闘があまりにも激しかったので、死者は大量に出るわ、発狂者も続出。そのため後に米軍からその恐ろしさを忘れないという意味も込めて(?)”シュガーローフ”と呼ばれるようになった。
米軍は、他にも特に激しかった激戦地にはお菓子の名前を付けている。俺のきおくが確かならば、確か沖縄本島にはそれが4カ所あって、開邦高校のあたりには”チョコレート・ドロップ”と呼ばれるところもあるそうだ。
で、話を”シュガーローフ”に戻すんだけど、この天久の開放地が開発され始めると、かなり最初の段階で建てられたのがこの給水タンクだった。
この給水タンクは、全体がすべて白でぬられてて、ドームのような屋根をしており、それを取り巻くよう外壁が建てられており、その外壁の上部は波をうった形になっている。
・・・・・
いわばドームを、片端が波形に切り取られた紙でくるんだような、そんな近代的な感じなんすよ(意味わかるかな・・・)
で、そこで幽霊が出るって話はやっぱ自然に湧いてくるわけ。
詳しい話は忘れたけど、まあとにかく人影が現れるという類いのことだった。しかし、霊感皆無の俺が行ってみてもそんなの見えるはずなく、無気味な気配すら感じない。逆にとても見晴らしがいい、すてきな場所だとさえ思った。実際今でもそう思う。
高校三年のある日・・・。第一夜でも登場した糸ちゃんが、そのドーム型の屋上に火が燃えているのを目撃した。
その火は、でもよく見ると、火ではなく、何か霊的なもののようだったそうだ。霊的な火と普通の火がどういう違いがあるのかは、俺は全然想像がつかないんだけど、まあとにかくそう思ったんだって。
で、さらによく見てみると、それはドーム型の屋上に突き刺さった棒が燃えているようにみえたそうだ。
どういうことなんだろう・・・。そのときは全くわからなかったんだって。
それから数ヶ月経った秋のこと。ちょうど第一夜の出来事があって、さとかちゃんは霊現象に夢中になってた。いろいろ霊体験について糸ちゃんと話してたんだけど、ある日その給水タンクの前を通った時、糸ちゃんが思い出したように、例の火のことをさとかちゃんに話した。
もちろんさとかちゃんにわかるはずがない・・・。
で、そのことを、今度はさとかちゃんが友人の・・・・じゃあ・・オッチーで・・・に話した。すると、オッチーは次第に心当たりがあるときに出すような、『・・・まさか』というテロップが入るような、そんな顔をした。
さとか「え・・オッチー、何か心当たりあるの・・・?」
オッチー「・・・え?いや、違うかもしれないんだけど・・」
さとか「なに?なに?いってよ!」
オッチー「・・・あのさ、あそこ、シュガーローフって言われてた激戦地だってことは知ってる?」
さとか「しってるよ」
オッチー「・・あたしの聞いた話だと、あそこは高台になってるから、攻撃の拠点にするには都合のいい場所だったらしいの。首里も近いからね」
さとか「うん」
オッチー「そのせいで、日本軍と米軍で激しい戦闘があって、何度もその丘の支配者が変わったわけ。米軍が取れば日本軍がまた奪い返し、さらにまた米軍が奪え返すみたいな・・・」
さとか「・・・」
オッチー「・・・でさ、あの丘にさ、米軍があの丘を奪った時、米軍が拠点作りのためにテントを張ったんだって。で、当然日本軍も反撃に出るわけじゃん。それである夜、日本軍が奇襲をかけて、多くの人が死んだんだって。・・・・どうやってかけたと思う・・?」
さとか「・・・え?、わかんない」
オッチー「・・・火の弓矢・・・・なんだって」
その話をさとかちゃんから聞いたとき、俺は心底ぞっとした。こんなことがあるのか・・・!!
糸ちゃんが見た、ドームに刺さった火のついた棒・・・。それが本当に火の弓矢だったのか誰もわからないし、単なる見間違いかもしれない。でもすごいと思った。これは怖いというよりも不思議な感じがする。世の中は不思議なことでいっぱいなのだ。
昨日、ちゃんぷる関係の友人の家に、裕一郎と一緒に飲みに行ったら、なんと”さとかちゃん”がいて、本当に驚いた。ちゃんぷるの友人と、俺と”さとかちゃん”は全く高校も大学も違うのにね?。
で、そこで、”さとかちゃん”からかなり恐ろしい体験談を聞いたので、またいつかこの『恐怖の研究シリーズ』で載せたいと思います。ちなみに霊的なものではありません。


恐怖の研究番外編?真夏の恐怖体験スペシャル第二夜?

さあ、今日も俺の(周りの)体験記を書くよ!
俺は、こういう霊体験に関してはとことん鈍感だ。例えば・・・・。
俺の実家の近くにある末吉公園の森は那覇市で唯一の残った自然の森で、熱帯系の植物が生えまくった、とても都市化した那覇市の一部とは思えない場所だ。時々ペットから野生化したインコが飛んでたりしいて、ホントに日本かよとか思ってしまう。
でもこの森の中には、今はつぶれた廃屋があったり、とても古い琉球王家の亀甲墓があったり、ユタがお祈りするような霊場があったり、何かどんよりとする不気味な場所であることは間違いない。一人で入ったりすると、森に体がどんどん飲み込まれていく気がするのは気のせいだろうか・・・?
で、この末吉の森を見渡せる位置に、那覇市立病院というでっかい病院がある。
この病院には俺の友人の母親が看護婦さんとして働いてるんだけど、その人曰く、あの森には近づくな、だそうだ。
その理由は毎年お盆に起きる患者の異変にあるんだって。
毎年お盆がちかづくと、窓から森が見える病室の患者が何かにおびえ始めるらしい。なんでそうおびえるのと聞くと・・・
「あたしが窓から森を見てると、森に無数の顔が見えて、それがあたしを呼ぶ」
という。
しかも、そういうひとが毎年必ず出ると言うから驚きだ。これは怖い。
夜入ったらどうなるんだろう・・。夜入るとたくさんの人がいて、それらが全部幽霊でしたなんてことがあったらまじびびる。
でもそれよりも遥かに怖いのは明らかにハブ。幽霊よりもまずそれに襲われるのが怖い俺としては、夏の森の中に入ることなどとんでもないことだった。
そんなビビリ症の俺が、なんと夜中の午前0時の森に入ったことがある。
それは高三の大晦日だった。俺と涼と裕一郎の三人が集まって、Z会が出してるセンター緑パックを解いていた。
結果はもう顔面蒼白もの。
これは他の二人も同じだった。
三人が考えたことはただ一つ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・これは神頼みしかない!!!!
で、いちおう沖縄にも神社がある。一番有名なのは、波の上神宮と、北中城(?)にある成田山なんだけど、そんなところには行く気がしなかった。
そんな超有名なところにいくと、たくさんのお願いを聞かなきゃいけない神様が、俺たちのお願いを後回しにしてしまうんじゃないかとものすごく心配になったわけ(←馬鹿)。
むしろ誰もいない神社に行った方が、神様を独占できて願いが叶うかもしれない・・・・
そうなると、行き先は一つしかなかった。末吉の熱帯の森の奥深くに、ひっそりとたたずむ、誰も来ない神社、末吉宮である。
先の病院の話を知っていた俺は激しく恐怖していた。仲間をあと三人呼んだ俺達は、決死の覚悟で森の入り口に向かった。
森の入り口は、琉球石灰岩で出来た石積みの階段になっている。もちろん、階段の先は、闇。闇がビッグなマウスをあけて、その中に飲み込まれていくような感覚だった。その不気味さと言ったら・・・!
懐中電灯を持ってきた俺の友人が先頭にたち、残りの五人がその後ろに団子状態になってすすんだ。そのうち二人は既にビールを飲んでいて、恐怖を紛らわすためか、めちゃハイテンション。しかし、全員階段を登るスピードは、ナメクジのそれとあまり変わらなかった。
「もういい加減早く上がるよ!」
懐中電灯の友人が言った。
「お前が遅いからこんなに鈍いんだろ」
と突っ込みたがったが、こらえて足を速めた。
その瞬間
「うわああああああああ!!!!」
懐中電灯の友人が絶叫!俺も階段から落ちそうになり、裕一郎の眼鏡もずれた。
森の入り口に、つまり階段の一番上の段の闇の中に、赤い服を来た女の人が見えたようなきがしたからだ。それを4人ぐらい同時に見ているのだ!
「酔いがさめた!酔いがさめたぁぁぁぁああ!!!」
しかし、冷静に見てみると、それは赤い垂れ幕だった。でっかく『末吉宮』と書かれている。一応、こんなの昼間はなかったから。
そのせいで緊張が一気にほぐれて、俺たちは森の中にはいっていった。
で、俺は、恐怖を覚えると思いきや、逆に夜の森の美しさに圧倒された。
電灯も街灯もない森には光源なんて存在しない。だから全くの闇だと思っていたら、実はそうではなかった。
その日は曇りで、空は分厚い雲で覆われていた。で、驚いたことに、那覇市の街の光がその雲に反射されて、うっすらと森全体を照らしていたのだ。
あれあれ・・・なんか恐怖体験からかなりそれちゃったな・・・・
まあ、とにかく、あんまり森がきれいだったので、イエモンの『ブリリアント・ワールド』歌って帰ったとさ。
お祈りの結果は、裕一郎の千葉大合格のみで残りは全滅。
あ、幽霊見ませんでした。


恐怖の研究番外編?真夏の恐怖(?)体験スペシャル第一夜?

さあ、本格的な夏になって参りましたね?。暑い暑い今夜は、俺の周りの周り(つまり俺は直接体験していない)でおきた、不思議な出来事を少しづつ公開したいと思います。
うぎゃ??????!!!!
はじめに、沖縄の幽霊について。
俺の地元沖縄は、言わずと知れた太平洋戦争時の激戦地で、当時の住人の3分に1が戦死するというとんでもない悲劇に見回れた場所だ。そのためだろうか、兵隊の幽霊にまつわる話が各地で聞かれるし、その幽霊の人数(?)も、全国的にも屈指の量を誇っているそうだ。
例えば、沖縄で一番有名な国際通り。
俺とかなんにも霊感がない人には普通の通りなんだが(俺はむしろヤンキーが怖かった)、強い人からしてみればとんでもないところらしい。
まず、血の匂いがするんだって。
そして、手とかがない人が観光客に混じってうろうろしていたり、ある地元で超有名な兵隊長の幽霊が『お前ら見えてるんだろう!』と絶叫しながら徘徊しているそうだ。さらにその通りのOPAでは、ビルから飛び降りてはまた登りまた飛び降りるということを延々と続ける幽霊もいるそうだ。
また、ある米軍基地(キャンプキンザー?)のゲートでは、真夜中に兵隊が警備で立っていると、どこからともなく黒人の兵隊の幽霊が現れて、タバコの火を借りてきえていくそうだ。
外人の幽霊が多いというのも、沖縄の幽霊の特徴と言えそうだ。
前置きが長くなっちゃったんだけど、うちの出身校の那覇国際高校は、沖縄で屈指の激戦区
に建てられた高校だった。高校が建設されるまでは、その一帯(天久と言う)は米軍基地の跡地で、那覇市のど真中なのにも関わらずなんにもないただの原っぱだった。
で、そんな激戦区だっただけに多くの戦死者が出たわけで、学校ではそのとき死んだんじゃないかって思われる霊の目撃談が多く聞かれた。
例えば、図書館わきの狭い通路。
そこには、掃除用具置きのロッカーが一台ぽつんとおかれているんだけど、見える人によれば、かなりの確率で、そのロッカーの横に兵隊の幽霊がうつむいて立っているそうだ。
で、俺の友達で霊感全くゼロの女(ここでは『落合さとか』ということで)が、その霊感が強い女の人(じゃあ・・『糸山真希子』で)に、もしまたその幽霊が現れたら知らせてくれとお願いしたんだって。
糸ちゃん「でも幽霊に、あたしが見えるってバレたらヤバいんだよ」
さとかちゃん「じゃあ、何か合図を考えよう」
物理の時間。
高校の物理教室は、図書館横の通路とロビーがいっぺんに見渡せる、ナイスな場所に位置している。
俺はこの頃将来のことにやる気をすべて失っていて、勉強もなんにもせずに隣の友人とおしゃべりをしていた。すると、前方から『ティッシュペーパー!ティッシュペーパー!!』と叫ぶ声がした。見ると糸ちゃんだ。糸ちゃんは少しのことでもオーバーなリアクションをすることで有名だったので、俺はまたかよとあきれてしまった。
でも、実はこの『ティッシュペーパー』が、幽霊出現の合図だったんだよね。
糸ちゃんの隣に座っていたさとかちゃんは驚いて、目を凝らして通路にある清掃用具入れの横を凝視した。なんにも見えない・・・。
さとかちゃん「ねえ?どこ?どこ?なんにも見えないよ?」
糸ちゃん「・・・もういないよ」
さとかちゃん「どこにいたの?兵隊の幽霊だった?」
糸ちゃん「うんん・・・。ちがった。」
さとかちゃん「なに?じゃあなんなの?」
糸ちゃん「ロビーの柱のところにいた。清掃用具置き場の隣じゃなくて・・・。子供が。防空頭巾をつけて・・。うつむいてたってて・・・」
子供までさまようなんて・・・なんか悲しいよな。
てか、なんでティッシュペーパーなんだろう


馬鹿が四人、船橋へ

昨日、『あいつ、またさぼってブログ書いてないぜ・・・』とか思った人へ・・・
ダーーーー—(辛いことを思い出して涙を流す音)
聞いてくださいよ!昨日全く持ってひどい目にあって、ブログ書くどころじゃなかったんすよ!!
・・・・そう、それは柏からの帰りの話・・・。
昨日、俺はズンとザッキーと良多と一緒に柏に用事に行った。で、ついでに酒を飲んでほろ酔い気分で10時頃(?)、東武野田線に乗り込む。ここから29分かけて、終点の船橋に向かい、そこから総武線に乗りかえるのだ。
電車の中では『今日はハワイがキーワードだったな』とか、へんちくりんな話をしていた。すると、柏から新柏、そして増尾、さらにどんどん進んでいくうちに、酒のせいか、はたまた疲れのせいか、一人、また一人と眠りのふちに沈んでいくのであった。
俺もその例外でははかった。俺も心地よい眠気に誘われ、金属の手すりに寄りかかりながら熟睡モードにはいっていった。
どれぐらいしただろうか・・・・・。
俺はいきなりズンに叩き起こされて目が覚めた。
なんだ、もう船橋に着いたのかと思って立ち上がったが、どうも様子がおかしい。
なんか、良多が慌てふためいているし、ザッキーは電車から出て、あたりをきょろきょろしている・・・。
俺「?どうしたの?」
その瞬間だった。いきなりベルと同時に電車のドアが閉まり始めた。ザッキーは間に合わなかった。
その時のザッキーの表情と言ったら!!
いつものニコニコ顔に、驚きと戸惑いの色が混ざり込んで、顔面の筋肉が混乱して引きつったような、絶望的な表情をしていた!
良多「ざっきぃいいい!!」
俺は寝起きで、一体何が起きているのかわからない。
良多「とにかく次の駅で降りよう」
電車はすぐに次の新柏駅に滑り込んだ。
・・・・・・ん?新柏・・・?
あれ・・?新柏って、とっくに通りすぎたんじゃなかったっけ?っていうか柏の隣の駅じゃん・・・・・。
・・・・・・・・・・・・まさか!?
そのまさかであった。なんと俺たち4人はいったん新橋まで行ったのに、四人とも熟睡していたので、誰も気付かないうちに再び電車が柏に出発してしまって、ここまで戻っててきてしまったようなのだ。・・・なんじゃそりゃ・・。
電車を見ると、今の時間はもう途中の六実駅までの電車しかない。とりあえず俺と良多とズンの三人は六実駅まで戻り、ザッキーと合流した。
今から西千葉駅に戻るには、船橋で一時一分発の終電に乗るしかない。そのためには、一刻も早くタクシーを捕まえて、船橋に向かうしかない。
しかし、遂にタクシーは捕まらなかった・・・。俺たち4人はどこかのカラオケかそんなところで、始発まで時間をつぶすしかなかった。
良多「じゃあ、この六実駅周辺を散策しよう!」
しかし、行けども行けどもカラオケや満喫などどこにもない。ここは明らかに田舎だった。あるとしたら『スナック綾』ぐらい・・・。
で、ミニストップで買ったカップ麺をすすりながら、今後の方針の会議が開かれた。俺と良多はどっかの公園で野宿しようぜって話になった。ザッキーはその提案にやや難色を示したが、ズンははっきり嫌がった。
ズン「だって俺、シティーボーイなんだも?ん」
なんじゃそりゃ!
ザッキー「とりあえず、歩いて船橋に向かおうよ。途中で寝る場所があるかもしれないし、遠ざかっても意味ないでしょ」
確かに。結局その案に決まり、徒歩で船橋まで歩き出すことになった。線路沿いを歩けばいつか船橋にたどり着けるだろう・・・。・・・すると
ズン「線路の上歩きたくね?」
六実駅の近くの踏切から、四人は線路の上を歩き出した。この線路の先には、明らかに船橋がある。遥かなる船橋・・・そこまでの第一歩が遂に始まった。
線路の上を四人で、歩いているのだから、当然あの光景が浮かんでくる・・・・。
ズンが『スタンド・バイ・ミー』を歌いだした。
他の三人も歌おうとしたが、サビの部分しかわからなくて、その他の部分はハナウタだけ。サビの部分だけ何故か盛り上がる。なんて情けない合唱・・・・。
しばらく歩いていて、次の駅が見えてきた。
しかし、なんか電気がついている。このまま突っ切っていいのだろうか・・?
「案外大丈夫なんじゃね?」
しかし、良く耳を澄まして見ると、”しゃあ、しゃあ”と得体の知れない音が聞こえてきた。
恐れおののいた俺たちは、線路沿いにある階段で線路から脱出・・・。
線路は高いコンクリートの壁に囲まれていたので、階段を上って出るまで周りの様子はわからなかったのだが、出てみると、さっきまでの田舎とは一変して、新開発の土地になっていた。巨大なジャスコの明かりが、こんな時間なのにも関わらずついている。なんか変な気分。
後は線路沿いと思われる道をひたすら歩いて船橋を目指した。この頃、ズンは明らかに疲労困憊だった。このままだと歩きながら寝そうな勢いだ。
途中、セブンイレブンを発見。そこでひとまず休む。1.5時間ぐらい歩いただろうか。
ドリンクを飲みながら一休みをする一行・・・。眠い。自業自得とはいえ、こんなことになるなんて・・・。でもなんか楽しいぜ!
ズン「もう疲れたぁぁ。もうタクシーで帰ろうぜ・・だって俺シティーボーイだもん」
なにいってんだっ!!
ズン「俺、明日レポートもあるしバイトもあるんだぜ」
良多「そんなの気合いでなんとかしなよ?、俺は絶対タクシーで金払いたくない」
ザッキー「僕も歩きたいよ。歩くのたのしいよ」
ズンは皆にめちゃくちゃ言われ、また歩き出すことに。
タクシーが、何台か一行の横を通り過ぎていく・・・。
道はまた田舎の道に戻り、竹やぶだの、墓地だの、何やら不気味なところにさしかかった。
ズンが明らかに遅れだしている。良多がズンに着いて歩くようになっていった。
だんだん俺もズンがあわれに思えてきた。だって、あいつ西千葉に帰れても、寝ずにレポートやらなきゃいけないし、さらに12時から夜の11時までバイトだ。
は!考えてみれば、あいつ昨日サテライトの5部のせいで、あんまり寝てないんだった・・・!
あいつホントにしんどいじゃん・・!しかもそれを今まで皆に認めてもらえなかったなんて・・!・・・でもそんな不幸な姿がなぜかズンに似合って見えるから不思議だよね。
俺はそれでも歩いていた。しばらくして、良多の提案で、やっぱりタクシーを拾うことを決意。
しかし、タクシーが来ない・・。
ヒッチハイクをしながらタクシーを待つことに。でも誰も泊まってくれない。こんな夜中に4人のために泊まる方が気違いだろう。
それからさらにずいぶん長い間歩き続けた。こんな田舎だから、タクシーがくるのかどうかも疑問だった。だって竹やぶだぜ!?墓地だぜ!?人間以外のものが乗り込んできそうな環境に、普通タクシーとおるか?俺たちは、ただ黙って歩き続けるしかなかった。
そしてどれぐらいたったか。ようやくタクシーを捕まえた。長い道のりだった・・・・。
船橋の漫喫で朝を迎えることにした。俺は実はこんな漫喫は初めて。俺が知ってる漫喫は5年前に行ったみみっちいものでしかなかったから、とにかく最新設備の漫喫は初めて。
てか個室って何よ!
インターネットもある!!
なにぃ!?ジュースが飲みほーだって!!?
この感動を一刻も早く怪文書読者に伝えたい!ネットを開くと、・・あれ?管理者ページにいけないぞ・・・?
書けない!書けない!!
結局ムッシュのブログよんで赤面して、安らかな眠りについたのでした。
ああ、これ書くのも疲れた・・・


シューティングスター

あっという間に怒濤のサテライトが終わった。
あれだけ大変な思いをして作品(エンディングのことね)を作るのは本当に久しぶりだった。しかも何日も俺んちが合宿所状態になるのは初めてで、ほとんどいっつも一人で編集し続けてきた俺としては、とても刺激的で楽しい毎日だった。
反省会も既に過去のものになった俺たちは、本当に久々にサテライトと関係のない日々を送り始めることになる。
で、思ったんだけど、もう俺ら03生は外部向け発表会の運営に携わらないことになるわけで、そのことに俺は少し寂しさを感じていたわけ。
今日は朝からトライワープでひたすらパソコンをカチャカチャやっていた。バイト。
仕事が終わった夕方、俺はどうしてもゴトゥの作品のリアクションペーパを見たくなって、ゴトゥんちを訪れた。
ゴトゥんちはとても整理されていて、とても居心地がいい。しばらくのんびりソファーに座ってリアクションペーパーを読んでいると、ゴトゥが突然、ザッキーやズンを呼んで、プロジェクターを借りて、見れなかった作品の上映会でもしようぜって話になった。
もちろん俺は賛成。ザッキーも遅れてやってきて、話しているうちにサテライトの第5部をやろうって話になった。やっぱりみんなサテライトからはなれるのがいやなんだと思った。
九時から始まったこの会は、最初は3名。
主な趣旨は、サテライト提出された作品を、突っ込みながら見るというもの(もちろん冗談の範囲でだよ)。こうやってみると、あまり人気がなかった作品もかなり楽しく見れるし、ただの素材もすごく面白く見れた(ボ◯のはまじでヤバい!イスから転倒する)。
特に岡◯のマ◯オに関しては、なんと三回も上映されるという荒技。
はじめは飲み会に顔を出しにいった◯Pがこっちにくる前の前座として見たんだけど、その衝撃的な迫力に三人ともただ圧倒。MC班(俺とザッキー)はただ呆然とするしかなかった。
さらにズンが来てもう一度上映、ズンがぶち切れて、岡Pと黒沢が来たときにさらにもう一度上映。
岡◯は一人押し入れに座って悶絶状態・・・
こんなに笑ったのは久しぶりだった。岡◯ごめん。おつかれさまです。
はじめはいろいろ今回の作品を見ていたんだけど、次第に全然関係ない昔の作品も出るようになった(『ザッキー・トランスフォームド・マーシー』は次の機会ということで)。
で、これらの映像群を見たときのズンの一言
『俺たち・・、なんだかんだ言って、結構やったな』
考えてみれば、月発もやったし、連ドラも2回、部会後発表会一回、さらにネタフェスもやったし、イブ発も作った。成功したかどうかは定かじゃないけど、とてもいろんなことをやって来たな?と思ったし、実際頑張った。
ズン「でもまだこれからダベ!」
その通り!まだ俺たちは若い!頑張ろ!
エンドロールでシューティングスターが流れている。なんか、この曲聞いていると、なにか一つでっかい事が終わったような、そんな気がした。
でも夏休みは始まったばかりなんだぜ。一つの終わりは一つの始まりって言うじゃないか。
こうやって、大学時代は終わりに向かっていくんだろうな。