ぼっち観戦

またこの前の日曜日のことだけれど、本当に久しぶりにフクダ電子アリーナにジェフ千葉vs東京ヴェルディの試合を見に行った。以前は友人に誘われて数名で行ったんだけれど、今回はたった1人のぼっち観戦。でも意外や意外、これが本当に楽しかった。

その日はものすごい土砂降りで、本当に試合が行われるのか心配だったけれど、いざ蘇我駅についてみると、ジェフのユニフォームをきた人がプラットフォームに溢れかえっていて、さらに改札前にいくと、床や天井、ノボリがジェフカラーで埋め尽くされ、構内のnewdailyや警備員までユニフォームをつけていた。

スタジアムに着くと、ちょうど先発選手の紹介が行われていて、ものすごい声援やチャントが響き渡ってスタジアムを揺らしていた。フクダ電子アリーナはサッカー専用スタジアムで、ピッチの周りをコロシアムのようにグルりと観客席が取り囲んでいる。流石に雨の当たる席には人はまばらだったが、ホーム側の雨の当たらない席に人がごった返していた。どこまでもチームカラーである黄色のカッパを着た人が席を埋め尽くしていた。おっさんから若い姉さん、子供まで多くの客が詰めかけていた。

試合はホームのジェフが先制し、ヴェルディの追いつかれ、押されまくる展開に。それでも後半終了残り10分を切ったところで、ホーム側の客席目の前で勝ち越し弾を決め、スタジアムが揺れに揺れた。ところがロスタイム、残り一分のところでまさかの同点ゴールを決められ、引き分けに。何という熱い展開。。後味は悪かったけれど、興奮しっぱなしの90分だった。

全然関係ないけれど、なんでサッカーは毎回戦争っぽくなるのかっていう話があったんだけど
でも、最近サッカーを観戦し始めて、それはサッカークラブが地域に根付いているからそうなるのかなと思うようになった。

サッカークラブは基本的にスポンサー名をチームにつけない。それは、そのチームが地域に根付いていることを示すためにある。ジェフは本拠地を市原市から千葉市に移したけれど、それでも正式名称を「ジェフユナイテッド市原・千葉」と、チームをJリーグクラブに育ててくれた地域への恩を忘れていない。だから、J2に落ちて、阿部選手や巻選手といった日本代表の選手が抜けても、こんな土砂降りの雨の日に8千人も観客を動員することができる。

一番応援しているFC琉球はまだ歴史も浅く、ホームでの観客動員数が2000人程度とまだまだ少ないが、もっと地域に愛されて、地域一丸となってJリーグに上がってきて欲しい。俺はFC琉球そフクアリで見たいっす。