前々回の『トイレに関する話』に関連した話を今回したいと思います。
4/1、俺はスピーカーのケーブルが必要になって、千葉のヨドバシカメラに向かった。
ところが、ついでに二階に上がって商品を眺めていると、トイレの大の気配が・・。

で、おさらいなんだけど、俺はトイレの和式が大の苦手。なるべくきれいなトイレで用を足したい性質なのです。
こうなったら急いで洋式トイレを探すしかない。で、ヨドバシの二階にトイレがあったのかどうか定かじゃないんだけど、何故か俺は迷わず三階に駆け上がった。
しかしその途中、DVDの大安売りコーナーを発見。
俺は気になるものを発見すると、いてもたってもいられなくタイプだと思う。一瞬自分のケツと相談して、まだ大丈夫だと判断。DVDを物色する。
・・・これは、トイレを我慢する上で一番やってはいけないことだとおもう。
俺は、便意っていうのは、一種の波だと思う。波が来る前は、一瞬水面は穏やかになる。そして、その穏やかさに惑わされると、人間はあっという間に波に飲み込まれ（＃％★し）てしまうのだ。
ビッグウェーブが襲ったのは、ちょうど『地獄のニンジャ・コマンドー』っていうイカしたDVDを見ているときだった。
はうっ・・・・！！！
うおおおおお！！！か、間一髪！！
い、いや、このままでは、マズい。
・・・こ、このままでは・・・・・＃％★◎！！！！
俺は周りにばれないように仰け反りながら、三階のトイレを探した。トイレは非常に入り組んだ所にあった。中は狭く、床は汚れたタイルで敷き詰められ、個室が二つ。
一方の個室は和式だったので即却下。残り一つの個室の便器に賭けるしかない。
ところが、そこには中に先約がいた。押しても引いてもドアが開かないのだ！
うおおおお・・・・・
大丈夫。落ち着け。そうだ、個室のドアでも観察しよう。俺は待っているのではない。観察しているんだ・・・。
俺は目の前のドアを観察した。その個室のドアには、4×10cmぐらいの白いプラスチック製パネルがついており、黒インキで『洋式』と書かれている。つまり、目の前のドアの向こうには、洋式便器が口を開けて待っているということになる・・・
・・・・・・・
ウガー！！そんなの当たり前ですやん！！
その頃には、制御メーターが完全にデンジャラス・ライン突破。
ヤバいヤバい！
俺は鏡で自分の顔を見た。なんて悲壮感あふれた顔してんだこいつ！！我ながら可哀想になってくる。
ええい！！待てん！！上の階にいくぜ！！
俺はまたトイレを出ると、急いでエスカレーターを駆け上り、四階のトイレに突っ込んだ。
このトイレも個室が二つ。そのうち一方には、パネルこそ付いていないものの、過去に取り付けられいた跡があるのは一目瞭然だった。洋式トイレに間違いない！
ドア開けて、オラオラだぜーー！！って開かねーー！！なにー！？こっちにも先約いんのかよ！！
ああぁぁ・・・。漏れる・・・・！
このままじゃ、本当にこんな大都会の真ん中で＃％★◎！！！
その時だった。ドアが開いたのは。
中からバーコードハゲのおっさんが、すっきりした顔で出てきたのだ！！
た、助かった！！
バーコードハゲのおっさんありがとう！！
バーコードハゲのおっさん、ありがとう！！
俺は急いで個室に入ろうとした。もうすぐ、この苦しみから開放されるのだ。ところが・・
なっ・・・！！
なんじゃこりゃ！！個室にあったのは、予想通り和式ではなかった。しかし、洋式でもなかった。
なんと、そこにあったのは、小便用の小便器！！小便器があったのだ！！
下の階の同じ場所は洋式だったのにも関わらずだよ！？ものすごいフェイント！！
ナンじゃこりゃこんなのアリかよざけんじゃねーよでも写真は撮っておこう
俺はケータイでこの便器を何度も激写した。便器を何度も激写。
便意を我慢しながら便器を激写・・・。
それは・・・もちろん俺にとって初体験だったのは言うまでもない。
おわり


↑世にも奇妙なトイレ