速く読めたらいいのになあ

作業が全然進んでいないのに書きます。
みんな、本読んでる?
俺は最近全然読んでない。小説も何もかも。読書家の皆さんに問いたい。いつ読んでるの?


俺は時間がないとか言って読んでなかったりするんだけど、でも実はちゃんとそんな時間作れるはずなんだよね。空いた時間とかに。
でも、やっぱり後回し。原因はいろいろあるけど、一番はやっぱ文章を読むのが遅いってことだと思う。
それを最も象徴した事件が現役の時のセンターの国語。
俺は25分で原文を終わらそうと決めていたのだが、そのときに俺の文を読む遅さが災いして、問題文を読み終わるだけで25分かけてしまった、
結局評論文の問題だけで40分もかけてしまい、古文を解く時間が5分しか残らなく、そのほとんどを鉛筆でダウジングして解いた。
まあ、それぐらい、文章を読むのが遅いんですよ。
それゆえに俺はずっと前から速読に興味があった。速読が出来たら、読書の時間も大幅に少なく出来て、絶対にいいと思ったからだ。
で、そのために買った本が、題名をはっきり覚えてないけど、たしか『今までより10倍早く読めるうんぬん・・・』とかいうもの。当時のベストセラー。これは四年ぐらい前に買ったと思う。
ベストセラーだっただけに、絶対何かあるに違いない。もしかしたら速読できるようになるかもしれない。俺のテンションは上がった。
内容は、文章を右脳にイメージとして焼き付けるという読み方を、わかりやすく説明したもの。
目をあるやり方で交差させて、ページをぱらぱらめくる。
すると、桿体細胞と言われる視覚を感知する細胞がうまく機能して、文を直接右脳に送る事が出来る。
そうする事で、マッハな早さで内容をしっかり理解できる、という方法。
実際に読んでいるときは、本当に脳に入っているのかよくわからないらしい。しかし、それをやったあとに寝ると、寝ている間に脳が勝手に情報を整理してくれて、起きたら知識がちゃんと頭の中にあるそうだ。
・短時間でイメージとして本の内容が頭に残り、普通に読むよりも数倍理解できる。
・しかも、頭の中に膨大なデータ量が入るので、思いがけないアイデアが、泉のようにわき上がるようになる。
・さらに、それがスポーツの本だったら、読んでるだけでイメトレになって、練習もしてないのにうまくなると言う。
・さらにさらに、視力も回復するというおまけつき。
・・・・・怪しい。
でも、俺は単純だったので、そりゃスゲー!と、すぐ乗り気になり、その日から目を交差させて本を読むようになった。
四年前と言えば浪人時代。もちろん参考書を見るのも目を交差気味。
正直何も見えない。だって目を交差させてただでさえ視覚がぼやけているのに、その上ぱらぱらめくったら、何も見えるわけがない。
しかし、『読んでいるときは自覚がない』と言われると、ちゃんと知識が入ってきているんだって気になってしまう。
すげーー!!こんな画期的な事があるのか!!(←当時の俺の心の叫び)
苦手な化学の参考書を目を交差させて、イメージで理解してしまえば、鬼に金棒だぜ!
目を無理矢理ひねって、ぱらぱらページをめくりまくりだぜ!
パラパラパラパラだぜ!!
あははは!何にも見えないぜ!
何も見えないぜーーー!!!わはははは
その時のセンター模試の化学は43点だった。一浪のときよりも下。ちゃんと勉強せねばと思った。
文章が早く読めるって本当に魅力的。
キーボードをたくさん打つと、ブラインドタッチが出来るようになって打つのがめちゃくちゃ早くなるように、読書も、たくさん読めば、ブラインドリーディングが出来るようになって早く読めるようになるのだろうか?
『ブラインドリーディングって、読めないじゃん!』って言ったあなたはとても優しい人です。