寝る前に見た夢

今日はちょっと変な文章です。
昨日夜中、研究室で全然課題がはかどっていないときのこと。
最近なんかいろいろ悩み事があって、それで『鳥の目』が欲しいと思った。


なんで鳥の目かというと、例えば、心の平原があるとする。
で、俺は何かの障害につまずいているわけ。
それはただの大きな岩で、ぐるっと回れば回避できるものなのかもしれないし、逆にそれは大きな壁で、どうしても乗り越えなければならないのかもしれない。
でも、大抵あるのは中くらいか大きな岩だろう。あるいは小さな岩かもしれない。いずれにしろ、でっかい壁は少ないはずだ。
でも、焦っている俺は、とても視野が狭くなっているわけで、目の前の狭い範囲しか見えない。
つまり、少しの岩も、全部巨大な壁にしか見えていないわけ。
だから、つまらぬことでも、非常に焦るし、苦しむ。
そこで登場するのが『鳥の目』
『鳥の目』があれば、心の平原の高いところから、自分の位置を見渡すことが出来る。
つまり、その障害がどんなに小さいものなのか、すぐに理解することが出来る。無駄に焦ることも少なくなる。
さらに、高いところから見れば、大きな岩も小さく見えるわけで、それはだいぶ自分を勇気づけるのに役立つかもしれない。
そこまで来て、ふと思った。
何の鳥だったら、より効果的なのか・・・・?
ペンギンは飛べないし、ダチョウは走る。同じ理由でヤンバルクイナもダメ。
フクロウか?フクロウは暗闇でも獲物を見つけるような感度の良い目をしている。
しかし・・、フクロウはダメだろ。人間の顔に梟のような目は似合わない。
ハンターハンターの陰獣の梟はとてもダサかった。
じゃあ、鷹か?
鷹は遥か上空からでも小さな獲物を見つけることが出来るような、非常に良い目を持っている。
ここはやはり鷹だろう。鋭い目をしていてカッコいい。
いや・・・・・
でも正直、俺には鷹は向いていないような気がする。
『鷹の眼』は、ミホークのような、クールな男が持つべきだ。
鷹は、俺にはあわない。
じゃあ、なに?
・・・・・ミミズク?
『僕は、ミミズクの目を持っている』って言ったら、少し繊細な文学青年っぽくて、格好いいんじゃない?
・・・・・・・・
・・・・・ミミズクって何だっけ?
ミミズクってどういう鳥だったか全く思い出せないんだけど。
っていうか、ミミズクって鳥?
・・・・・
あ・・・・・・
思い出した。
全然、ミミズクとは関係ないんだけど、前に、女の子が、五文字熟語を集めているって言ってたのを思い出した。
五文字熟語・・・?例えば?
『永住権獲得』
・・・・それって、熟語なのか・・・?
どこに永住するんだ?
誰が?
でも、この言葉を聞いた時、俺の中で色んな想像が広がった。
永住権を得られて、泣いて喜ぶ家族。
舞い散る紙吹雪。祝福するマッチョな白人(おそらくアメリカ人)。
言葉一つで、ここまで想像を引きたてられるなんて・・・。
何がそうかき立てるんだ・・・?
・・・・・・
・・・・・・・・深み?
深みのある言葉って、こうも素晴らしいものなのか・・・。
俺も、これからこういう深みのある言葉を、探していこう。
・・・・・何考えてんだろ
何を考えていたのか、忘れてしまっていた。っていうか、途中で思い出した内容が全然ミミズク関係ないですやん。
それで、寝ることを決意した。
おしまい
追記:
さっきミミズクを調べたら、二種類ありました。一つは耳のような飾り羽の生えたフクロウの事なんだって。もう一つは昆虫で、胸部に耳のような突起のある、セミに近い昆虫。鳥ですらなかった・・・・。


↑鳥のミミズク


↑虫のミミズク