Xファイルを見ながら砂肝をむさぼる話

なんか最近えらく充実しているのはなんでだろう。三ヶ月の低迷期が終わって、また登り調子にでもなっているんだろうか。
今日は研究室の面談があって、そこで俺は進学か就職かはまだ考えてないが、将来的には地元でインテリアデザインでもしたいと清水先生にちゃんと言ったら、何故かえらく褒めて下さって、
清水「あそこは実は今結構注目を集めているところなんですよ。知り合いで、那覇の泊で活躍しているインテリアデザイナ?がいるから、なんなら君を紹介するよ。」
・・・・なっ!!!!
俺「まじっすか!?」
清水「でもまだ君は、ここから自信を持って送り出せるほど技術を持っていないから、関東で経験を積むか、進学して技術を磨くってのもいいかもね」
なんか、ず?っとぼやけていた将来の像も次第に見え始めてきたと考えていいかもしれない・・・。
地元にもそうやって活躍できる場があるって知ってものすごく嬉しくなって、雨なのに傘もささずにダッシュで家に帰った。
さて、充実している毎日に欠かせないのは、十分な睡眠と、栄養たっぷりの食事だろう。
ここ最近の夕飯は、もやしとチンゲンサイ、もやしとニンニク、もやしとニンジンという、何とも弱々しい組み合わせのものばかりであったので、久しぶりに麻婆茄子でも作るかと決意、近くのOKマートに向かう。
茄子を一袋、ニンジン1本、ピーマン一袋を購入し、豚のひき肉を買いに肉のコーナ?に向かうと、鶏肉のコーナーに砂肝を発見。俺の大好物。
一口大の大きさで、全部で8切れ(この数え方おかしい?)なのに、値段はたったの158円。
・・・安っ!!!砂肝ってこんなに安いの!?
そういえば、焼き鳥屋で砂肝を食べたとき、一串70円であった。そう考えると、この値段は妥当なのかもしれない。でも、俺はこれが大好物なのだ。おいしいものはどうしても高くつくというイメージがある。
当然ながら、気付いたときにはそれを購入していた。
はじめは俺は麻婆茄子を作り、その後砂肝を焼くことにした。
しかし、生の状態の砂肝は、俺にとっては謎の物体。どうやって焼けばいいのかわからない。
とりあえず鍋に油をしいて、砂肝を焼きだした。
なんか異常だ。どうしても俺には砂肝特有の出っ張りに十分に火が通るとは思えなかった。
長時間いためる。すると次第にさっき作った麻婆茄子がさめてきたので、これぐらいでいいだろうと出っ張りの表面をかじってみた。
・・・火は通っているようだ。
早速料理を持ってパソコンの前に座り、あらかじめ借りていたXファイルを再生。
まじもう超おもしれー!!
麻婆茄子をむしゃむしゃ食いながらのXファイルは格別だ!
麻婆茄子を全部平らげた後、今度は砂肝にかぶりつく。
・・・・!?
慌てて吐き出してみると、砂肝は真っ赤だった。全然火が通ってないじゃないか!!さっきは実はたまたま火が一番通ってる所をかじったのか?
Xファイル一時停止。砂肝をフライパンに放りこみ、再び焼きだす。
焼けているのか・・・不安になる。しかも火の通り具合にムラがあるような気がしてならない。
しばらくすると表面が焦げてきたので、中止。今度は出っ張りを全部引き裂いた。
大丈夫・・・赤くないと思う・・・。
中途半端に止まっているXファイルを再生。
超おもしれ?!!
しかし、Xファイルを見ながら砂肝をかじるなんて、なんて趣があるんだろうと思った。
再び砂肝に目をやる。赤い・・・・
あれ!!?さっき赤くなかったぜ!?やっぱりムラはあったんだ・・・。
でも最近絶好調だから、なんも問題はないだろう。病原体とか寄生虫も、勝手に死んでしまうさ。
そうして、残りの砂肝を捨てて、Xファイルに夢中になったのでした。
なんじゃ今日の文章