恐怖の研究 その7 異形の恐怖2

今日はいろいろぼろぼろになりました。でも、最後ゴトゥを筆頭にザッキーやユッチなど総勢8人で焼き鳥をむさぼったので、かなりいい気分で帰宅でやんす。
でも特に書くってこともないので、予告通り『恐怖の研究その7 異形の恐怖編2』をお送りします。(え?『恐怖と笑いは紙一重編』?ボクニホンゴワカリマセン)
で、前回(6/2)に、俺の友人の秀吾の体験談を書いたんだけど、実は小学校の時聞いて強烈に印象に残った稲川淳二の話を書こうか迷ったてたんだよね?。
というわけで、今夜はその稲川淳二が言ってた話です。
でも、いちいち淳二淳二っていうのなんか嫌なんで、岡村君の話という事で。
ある夏の日、岡村君は友人たちと海に向かった。男女会わせて5,6人ぐらい。で、みんなで海で泳いだり、バーベキューをしたり、思い思いの事をして楽しんだわけ。
すると、そのうちの男の友人の一人が、シュノーケルを持ってもっと沖の方に泳ぎに行くと言い出した。
岡村「やめなよ、もう疲れてんじゃん」
渡辺「大丈夫だって。ちょっと泳いでくるだけだから。なんなら先に旅館に帰っててもいいよ」
岡村はなんか不安に思ったが、みんなで旅館に帰る事にした。
渡辺は夜になっても帰ってこなかった。
旅館では皆不安な夜を過ごした。電話が鳴れば皆が駆けつけた。警察からの電話かもしれないからだ。
翌日の捜索でも、渡辺は見つからなかった。
そして、みんなが疲れきった3日目の晩・・・。遂に警察から電話があった。身元不明の溺死体が上がったらしい。
どうか渡辺でありませんように・・
岡村は一人で警察所にきた。対応してくれた警官に霊安室に案内された。
霊安室・・・。
ひんやりした、薄暗い部屋だった。こんなに不気味だとは・・
そして、その奥に、白い布で覆われたものが台の上に横たわっていた。
腹の部分がひどく盛り上がっている。おそらくガスかなんかがたまっているのだろう・・・
警官「いいですか。めくりますよ」
警官は顔を覆っていた布をとった。渡辺だった。ずっと水の中を漂っていたせいか、半分くずれかけている。
岡村「・・確かに、渡辺君です・・」
ああ、俺はなんであの時止めなかったんだろう!
岡村は後悔でいっぱいだった。確かにあの時嫌な予感がしたのだ。たとえ止められなくても、予感がした事をあの時伝えておけば、あるいは・・・
警官「では、あともう一人分を確認してください。」
・・・・?
岡村は意味が分からなかった。
警官「あれ?聞いてませんでしたか?死体は2体上がったんですよ」
岡村「え?でも、僕たちが捜索届けを出していたのは、渡辺君だけですよ」
警官「そうですか。だれか、一緒に海に行ったという事はありませんか?」
岡村「どういう事ですか・・!?」
警官「・・・この腹の膨らみ・・何だと思います?」
その時、警官が白い布をはいだ。すると、見えなかった腹の部分も目の当たりにする事が出来た。
岡村は青ざめた。
なんと、年老いた老婆が、渡辺の腹に抱きつくような格好で、死んでいるのである・・
警官「・・・知るはずないですよね・・。このばあさん、四日前に行方不明届けが出されてるんです・・・」
こわーーーーーーー!!!!!!!


激ヤバ

課題が未だかつてないぐらいぐらい激ヤバな状態!!ピンチ!!
ので、今日は書く時間がありません!
明日、もし特に書く事がないのであれば、俺の中で幻のゲテモノかつ下品きわまりない作品、『黒浦崎VS納豆仙人』(修太とやーぼーは知ってるはず) あるいは『恐怖の研究その7』でもかこうと思います。
ごめん、今日はこれまで!!
あ、3000ヒット突破!サンクス!


コンニチハ星人の逆襲 その3

前回までのあらすじ
コンニチハ星人は、野球のルールに『コンニチハホームラン』を取り入れてもらうため、裏金問題で野球界を追われた陰のボス、ナベツネに会いにチベットに向かったのであった。
?激闘編?
僕は日本から助手を一人連れ、チベットの山奥にある寺院のラマ僧に、ナベツネの居場所まで案内してもらった。
ナベツネは、他のラマ僧たちとともに、木の車輪を作ったり、質素な生活を送っていた。まるでランボー2のオープニングのような生活だ。野球界という戦場に心底くたびれ、心休まる生活を求めた結果だろうと思った。
しかし、そのプライドだけはいまだしっかり残っているようだ。次々にラマ僧をしかりとばしている。だったら来なければいいのに・・
僕は高鳴る胸を押さえ、遂に交渉を始めたんだ。
僕 「こんにちは、僕、コンニチハ星人です」
なべ「コンニチハ星人?(無礼者ではないようだな)」
僕 「今回日本からここまでやって来たのは、愛のあるホームランの名前を提案しに来たからです」
なべ「愛だと?愛?」
僕 「ご紹介しましょう、『コンニチハホームラン』です」
なべ「コンニチハホームラン?」
僕 「そうです」
なべ(・・なんじゃこいつ?何の話をしているのかさっぱりわからんわい・・)
ナベツネは少し動揺しているようだった。
なべ「で、そのコンニチハホームランとは、いったいどういうものだね?まさかくだらない理由でもあるまいなあ」
僕 「はい。おそらくあなたは、多くの点差が一気に同点になる一打の事を、コンニチハホームランとでも言うのだろうと思った事でしょう。」
なべ「違うのかね?」
僕 「小林君」
僕は指を鳴らした。
すると日本からつれて来た助手、小林少年がプレゼンテーションボードを持って来てくれた。もちろんスチレン製ではない。僕はもちろん環境にも配慮しているんだ。
僕 「僕は、愛を好みます。そして、愛はよりおおくの場で発揮されなければならないのです。」
ナベ「・・・?」
僕 「私の提案するコンニチハホームランとは、それを打った事によって、ランナーとキャッチャーがホ?ムベースで感動的な再会が演出できるようになっているのです。」
なべ「う?む、なるほど」
僕 「普段は敵同士の二人が、このときだけは懐かしい親友に会えたような気分になるのです。」
ナベツネはうなった。しかし
「茶番はここまでだ!!」
僕 「誰だ!!」
僕は声の主を探した。すると、それはここまで案内してくれたラマ僧だったんだ。
ラマ僧「ふふふ。」
僕  「・・誰だ君は。なぜ日本語がしゃべれる!」
ラマ僧「フフフ、お前ならわかっているだろ?」
僕  「まさか・・サヨナラ星人!」
ラマ僧「なべさん・・こんな提案受け入れちゃだめですよ。」
僕  「なに!?」
なべ 「何だこの無礼者。何かあるなら言ってみろ」
ラマ僧「ではもしコンニチハホームランというのがあったとしましょう。すると、それではすべてのホームランが、コンニチハホームランという事にはなりませんか?毎回毎回コンニチハホームランと実況するのは大変ですよ?」
なべ 「むむむ・・・確かに」
ラマ僧「どうした、コンちゃん。何か言いなさいよ」
なべ 「コンニチハ君・・」
・・・・・・
ラマ僧「ほら!何も言えまい!」
僕  「・・アヒョヒョヒョあへあへ」
僕は思わずいつもの癖で、熱さで狂った花京院の笑い方をしてしまった。
ラマ「ど、どうしたこいつ、気でも狂ったか」
僕 「ご安心を。僕はその点も抜かり無く考えております。」
ラマ「なに!!」
なべ「まさか君・・すると、また何か秘策があるとでも言うのかね!?」
僕 「はい・・。」
ラマ「ふ、ばかばかしい・・。そんなのあるわけが無い」
なべ「こ、コンニチハ君、言って見たまえ」
僕は静かに口を開いた
僕 「確かに、このままではいいづらい。しかし、省略すればいいだけの話・・」
ラマ「ま、まさか」
僕 「コンニチハホームラン、略して、『ホームラン』とすればよいのです!」
なべ「な!?そ、その手があったか!!」
ラマ「完敗だぜ・・完敗しすぎてすっきりや」
僕は確かな手応えがあった。小林少年もうれしそうだ。サヨナラ星人は、さよならを三回言った後姿を消した。
その十日後、新聞にこんな記事が新聞に載った
『渡辺恒雄、読売巨人軍代表取締役会長に就任。』
終わり
補足:小林少年ノート
コンニチハ星人もその他の連中も、バカすぎて付いて行けない。
あ?もう、日サロ行こ。日サロ


コンニチハ星人の逆襲 その2

前回までのあらすじ
コンニチハ星人である僕が地球に来てコンニチハ星人として生きて行く事になった。
決意編
でも、そんな僕より先に、僕のライバルとでもいうべき恐ろしい存在が、既に地球にやって来てたんだ。
その名も、『サヨナラ星人』
奴らは「さよなら」を広めるために、地球にやって来てたんだ。
奴らの星『サヨナラ星』は地球を中心として、僕たちの星とちょうど反対側にあるんだ。
そのせいか、性格も正反対。奴らは凶暴で残忍なんだ。
そして皆に、必ず悲しみをもたらす。
でも、僕はサヨナラ星人にかなり負けているといえる。
いろんなところにこの「サヨナラ」という言葉が出回っているからだ。
例えば「サヨナラ満塁ホームラン」。
あれはやつがナベツネにお金を渡したからに違いない。
演歌でも「さよなら」という言葉はやたらと多い。
「さよなら」「さよならがいえなくて」「さよなら列車」「さよならバス」・・・・
映画評論家の淀川長治だってサヨナラ星人だ。
それにくらべて「こんにちは」がタイトルになる歌のなんと少ない事か。しかも「こんにちは」、朝は「おはようございます」、夜は「こんばんは」と変化してしまう。
「こんにちは」いう言葉だけでは、「さようなら」という言葉の三分の一しか力を発揮できないんだ。
そう、今、「こんにちは」という言葉は、崩壊前のソ連のような、きわめて危機的な状況にあるんだ。
このままではいけない・・・。なんとか巻き返しをはからなければ・・・・。
僕は三日三晩、夜も眠らずに考えた。どうしたらいいのか。
そして、僕はとりあえず答えを導いた。
みんなにアピールするためにはより多くの人が見なければいけない・・・。多くの人が見るのは何がある?
テレビ?バラエティー?ニュース?スポーツ?スポーツ!
そうだ、スポーツの中に「コンニチハ」のつくルールを盛り込んでもらおう。いま、この国で一番見られているスポーツは・・?
そうだ・・・ナベツネのところに行くのだ。
そして・・・「コンニチハホームラン」というのを作ってもらおう!
こうして、僕はチベットに旅に出た。
つづく


コンニチハ星人の逆襲 その1

これは昨日の夜なかなか眠れなくて、暇つぶしにつれづれに書いたものです。もしよかったら読んでやってください。
コンニチハ星人の逆襲
?プロローグ?
こんにちは。僕、コンニチハ星人。見た目は人間だけど、これでも立派な宇宙人。『こんにちは』というのが大好き。そして、それが僕の生きがいさ。
僕は去年、コンニチハ星から地球にやって来た。コンニチハ星は地球から100万光年も離れた星。
え?そんな遠いところからどうやって地球にやって来たんだって?
かんたんさ。100万年かけて地球にやって来たんだよ。僕は今100万と2歳さ。100万年かけてやって来た、愛の使者なんだ。
100万年のあいだ、僕はずっと冷凍カプセルの中で夢を見ていたんだ。
それは人生の夢だった。
夢の中で、僕は暖かい家庭を持ち、大好きだった女の子と10万年も恋をした。
何度も文明が崩壊し、何度も僕は死んだけど、必ずどこかで女の子と再会し、同じ人生を生きて来たんだ。
でも、そんな僕の長い旅も、ある日突然終わりを告げた。
去年の夏の雨の夕方。僕は千葉県の四街道の田園の中に落ちた。
雨なのに夕焼けは見えていて、それはとても美しかった。
僕はその乱反射するオレンジ色の光を見つめながら、悟ったんだ。
ああ、いままでの事は全部夢だったんだ、って。
10万年過ごした女の子も、大切にして来た家族も。すべて夢だったんだ。僕は愕然とした。
でも僕は、それらの夢から、ホントに多くの事を学び、そしてもらった。悲しみも。喜びも。そして、大きな愛も。
今度は、僕が与えるばんだ。
筋肉や呼吸器系統は既に老化してしまったけど、冷凍カプセルのせいか、見た目はまだ若いまま。
僕はまだ行ける。
そして僕は、愛の伝導師、コンニチハ星人として生きて行く事になったんだ。
つづく