豚のような日、再び

気付くと、俺は玄関で寝てた。朝の六時。サラダオイルが少しこぼれていて、顔がベタベタ。
自分がなんでこんなところで寝ているのか理解できず、寝袋を出して横たわった。
昨日の事がまじで思い出せない。
確か昨日はオリテ(サークルの行事)で、打ち上げでビールを飲んだ。で、あんま俺は飲まなかったんだけど、あっという間に泥酔。
赤ちょうちんと、トマト一番をハシゴして、トマト一番に行ったところまでは覚えていた。でもその後が、記憶がパズルのようになって、何があったのかよくわからない。
あれ・・・?ホント思い出せないんだけど、とまイチの事が!
たしか、アキコさんと何か話してて(内容を覚えてない)、誰かにビンタされて(誰か、何故か覚えてない)、ズンをおこらせて(どうやったのかは覚えてない)、それ以外はなんにも覚えてない。
第一どうやって家に帰ったんだろう・・?
普通収容されるんだったら人んちだよね。なんで、それが自分ちで寝てんだろう?俺が自力で鍵を開けたのかな?
しかし、それ以上に気になるのが・・・膨大な人の負のオーラ・・・
ああ!俺絶対何かやらかしてる・・・!
思い当たる人にメールや電話をかけてお礼とお詫びをしました。
ホント申し訳ないです。
その後、気分が優れないので、ゴトゥの今一番はまっている作品
『SURVIVE STYLE 5』を見た。すごいよかった。
やらなきゃやらないでっかい課題があるのに、ちっともやる気が起きない。ホント豚みたいな日だ。
罪悪感と自己嫌悪でずっと家でゴロゴロ。
ホント豚みたいな日だ。


今日は非常に疲れた

今日轟公民館に行ったら、石垣さんが入り口にあわてて出て来きた。
石垣「お!将樹いいところに来た!」
俺 「どうしたんですか?」
石垣「いや、なんかさ?、今日なんか佐倉市の教育委員会の人が来ていてさ?」
俺 「ええ!?」
石垣「でもまだケンジと石川の三人しか来てないんだよ。知念に連絡とってもつながらないし。アイツがテープ持ってるから始まらない」
おおおお・・・・・
部屋に行くと、中年のおばさんが一人いた。でも想像していたほど厳しそうな人では無いようだ。
「すいません、みんな集まるの遅いんです」
一応そういってみたけど、実際これ以上人数増えるのか自身が無かった。
「あ、大丈夫ですよ。お気遣い無く」
き・・
き・・・・
気まずい・・・・
お願い来ておくれ?・・
すると来た!!
あーやー(西表島出身。ハブクラゲを素手でなぎ払うイカした女の子)がまず来て、その後二人ぐらい。練習場が満杯近くになった。
実は裏で石垣さんが緊急召集をかけていたみたいなんだけど、いや、みんな集まってホントによかった。
しかも今日にみんなは神がかってた。なんでこんなに踊れてるの!?
なんか知らないけどその教育委員会の人は大満足でまた来ますと言っていた。これでいよいよ佐倉市出張は決定か。
俺まじで三線練習して、小学生を圧倒しよ。
ケンジ「よっしゃ、ちばろー(がんばろー)ぜ!8/5まであと二ヶ月あるぜ」
8/5ってオリテですやん!!!!
しょっく


だめだ・・・

一つ言える事は・・・俺は張り切りすぎたかも知れない・・という事です。
おかげで、つよぽんの毛根が焼けこげました。まじ申し訳ない。
今日は
(酔っぱらっているので)
以上!!!!


パイン君とモモちゃん2 その2

いえーい!!大黒最高!!!!
それでは後半の始まり始まりぃ????!!
パイン君とモモちゃん2 後編
「さ、落ち着いたところでお茶でもしようじゃないか!僕の部屋へおいで」
それを言い終わるや否や、パイン君は二回に続く螺旋階段を走り出した。
「あ、まって?」
モモちゃんも走る。
「アハハハハハ・・・・・・」
二人は笑いながら上って行った。
はじめはパイン君が10メートルリード。階段はどこまでも続く。
現在300メートル。まだ、パイン君の部屋は見えてこない。
(もう帰ろうかしら。こんな階段マラソンは初めてだわ)
「ほら、モモちゃん、遂に大気圏突破したよ!」
(うそ・・・もうやめるにやめられないわ・・)
モモちゃんにやる気がわいて来た。
しかし、パイン君には疲れが見えだしていた。なぜなら、さっきモモちゃんを迎えに行くときも、この階段をダッシュで下っていったからだ。
そして・・走り出して5時間後、遂にパイン君は膝をついてしまった。
「パイン君!!」
「はあ・・はあ・・・、僕は・・もう・・だめみたいだ・・」
「うそよ!さっき『僕の部屋でお茶しよう』って言ったじゃない」
「ご・・ごめんよ・・、約束・・果たせなくて・・」
「そんな事言わないで」
「モモちゃん・・」
パイン君はモモちゃんの泣き顔を見た。
「僕にはね・・・僕にはわかってたんだ・・。僕にはこの家向いてないって」
「パイン君・・」
「僕にはね・・・10年前・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「僕には向いてなかったんだ」
「パイン君!!」
「はあ・・はあ・・モモちゃん・・・。」
「なに・・?」
「僕はね、いつも・・・いつもモモちゃんの事・・考えてたんだよ・・」
「あたしもよ・・」
モモちゃんはたくさん泣いた。真珠のような涙がぽろぽろこぼれる。
「・・そんなに・・なくなよ・・」
「だって・・涙が出ちゃうんだもん」
「モモちゃん・・」
涙が、まるで神秘の泉のように湧き出る。
「そんな涙・・・・そんな涙・・・僕が全部飲んでやる!」
パイン君は、星屑のようなモモちゃんの涙を飲みだした。
ゴクゴクゴク・・
「ゴクゴクゴク・・あ、なんか元気がわいて来たぞ!」
「あ、そうだった、あたしの涙、赤マムシから出来てるんだった!!」
「さすが、モモちゃん!!この改造人間め?!でも君のおかげで空も飛べそうだよ!」
パイン君は階段に座っているモモちゃんの前で少し舞ってみせた。
「・・うれしい!!」
「モモちゃん、いこう・・僕の部屋へ」
モモちゃんとパイン君は見つめ合った。
「うん!!」
そして、パイン君とモモちゃんは手をつなぎ、また新たな一歩を踏み出したんだ!


パイン君とモモちゃん2 その1

今日も欲望に流されました。明日から心機一転!
これ、四月のやつの続編です。高校の時調子に乗って書きました。どんだけ暇人だったんだろ、高三の俺。暇なら読んでくだされ。
パイン君とモモちゃん2
ピンポーン。
ドアのベルがなった。
「あ、モモちゃんだ」
パイン君はうきうきして階段を駆け下りた。
モモちゃんは学校で1位2位を争うかわいさで、宇宙人と結婚しており、鼻に発信器が埋め込まれ、目から破壊光線を出すイカした女の子だ。
彼女が住んでいた段ボールの家が、ついさっきのマグニチュード8.7の地震で壊れてしまい、パイン君の家にしばらく居候になるというわけだ。
がちゃ・・
「あ、やあ、モモちゃん。中に入りなよ。」
「うん。あ、ちょっと待って。」
ウィ?ン カチ カチ
「この家には生命反応が4つ。パイン君と・・あとゴキブリ一匹、ダニ2匹。パイン君のお父さんとお母さんはいないようね」
「すごいや!モモちゃんは何でも出来るんだね!お父さんとお母さんはしばらく帰ってこないよ。お母さんは不倫旅行、お父さんは東京湾のそこに出張中さ!多分一生帰ってこないかも」
「へえ・・パイン君たちの家族ってかわってるう!」
(それは君も同じだよね、モモちゃん)
パイン君は心の中で微笑んだ。
                         続く