鉄風、鋭くなって

遂に七月最後の週の金曜日が終わりましたね・・。今日はサークル恒例のラス部会飲み(ラスト部会のみの略)だった。
って言っても普通の飲み会だった。何人か死んでたけど、飲み会に死人はつきもの。でも、そんな普通な飲み会も、久しぶりに開かれるとやっぱめちゃくちゃ楽しい。
ただ、今の俺にはお金がない。
バイトしてない俺が『金ない』なんて言うと、当たり前だろバーカって感じだけど、ホントに無いんだから仕方ない。
今日の飲み会代3000円を引くと財布には700円しか残っておらず、さらに延滞したDVD(こんなの借りてるから金なくなるんだよ)のお金で500円を失ったので、結局200円。口座の残り700円を足してこの週末を乗り切らねばならぬ。まあ、余裕っしょ!
しかし、さすがに二次会には行けないんだけど、どうしてもこのまま帰るのが嫌だった。
なぜなら、とあるカップルと先輩カップルの片割れの三人がラブラブめろめろトークを初めて、俺の腕輪は裂けるは、見せつけられた感は受けるはで、もうザッキーと二人でぶち切れて、負け犬の絶叫をしたくなったのであります。
俺は金がない・・・
俺はしかたなくザッキー様に渋々土下座して金借りて、演舞館にカラオケにいった。
メンバーは俺とムッシュ、ズン、ザッキーとシンディー、神尾、トオル、牧野、高萩の九人。
もう、とにかく絶叫!!
最近ナンバーガールにはまりつつあって(特に今日のタイトルにもなっている『鉄風、鋭くなって』)、歌い方が、もうほとんど絶叫するようになってしまった。喉が序盤からじんじん痛い。
しかも、選曲が、はじめっから『トレイントレイン』『人にやさしく』とかめちゃくちゃ飛ばしてて、最初っから首を振って暴れまくり。死ぬ!
しかも部屋のクーラーが故障したのか、それとも俺らが熱すぎたのか、ちっとも涼しくならず、男の九人分の汗の匂いが部屋に充満し、全身汗でびしょびしょ。この人数にあと激しい小錦でもいたら、絶対みんな熱中症で死んでた。死ぬ!!
そんな状態なのに、牧野がミッシェルとか入れて来て、マジ喉へのダメージが半端ねえ。全員ひん死に時にイオナズンって感じ。死ぬ!!!
なんかストレスも何もかも絶叫で吐き出した感じだった。もう最高。クレージー
久しぶりのカラオケは楽しい。
もう眠いし、オチも特にないのでこの辺で。


先輩とオクレとおもひでぽろぽろ

今日大学のライフセンターで、なんと中学時代の先輩に遭遇した!!
彼女は今4年生。一浪して千葉大に入ったんだけど、一度休学して沖縄の予備校で勉強して、また俺が一年のときに2年生として復活して、今に至るのである。
で、その予備校ってのが、俺と同じ沖ゼミ。俺が二浪のときの話。
小学校も一緒だから、小、中、予備、大が一緒。ここに”高”が入ったら、与那覇里子もビビる腐れ縁になってしまう(まあ、あいつは同級生なんで、それにはかなわないが)。
なんて狭い世の中なんだ・・・・!
中学の時、俺は”オクレ”と呼ばれていた。
原因はハンド部の先輩。俺は一年の時部活もなんにもしなかったので、がりがりにやせてひょろひょろで(今もだけど)、なで肩で、眼鏡だった。
で、体育の時間に、1500メートル走というマゾ的な競技(?)があって、俺は一度7分50秒という驚異的な数字をたたき出した。
これは後ろから二位の人に、1周半差つけられた数字。その日はいつもいい勝負をしていたデブが休んだため、ガリ担当の俺がダントツのビリケツをたたき出したというわけだ。
これはマズイ・・・。
俺は肉体改造をすべく、2年から強豪のサッカー部をあきらめて、ハンド部に入部した。
で、入部3日目の練習試合の日・・・。
当然俺はベンチ温めである。
すると、先輩の一人が俺を呼んだ。
先輩A「おい、お前名前なんだっけ?」
俺  「masakiです」
先輩A「マサキって、マッキーと同じ名前だな。おーい、マッキー、こいつあだ名なんにする?」
マッキーさん「う?ん・・・」
ポク・ポク・ポク・ポク・チーン
マッキーさん「じゃ、オクレで。」
この瞬間、俺の残り半分の中学生活が決まった。
よほど俺がミスターオクレに似ていたのか、これはあっという間に一気に上の学年に広まった。
グランドで、休み時間にサッカーをしていると、知らない女の先輩たちから
「オクレー!」
って絶叫されるし、階段を降りて三年の階を通ったりすると、また別の知らない女子の先輩(大抵ヤンキー。この中に、将来の千葉大生もいた!)から、
「オクレー!何かオクレ」
とか、
「ものまねやってよ!」
とかいわれる。
でも俺は、いわれ続けているくせにオクレを実は知らなかったので、・・・・・というか、こんなに女の子に絡まれたことが無かったので、どぎまぎしてばたばたして終わっていた。
これは、後輩にまで広がった。一個したの連中に「オクレ先輩!オクレ先輩!」とか、「オクレ先輩!遅れてるよ!」とかいわれると、腹が立ってきた。
もうめちゃくちゃ。なんでこんなに知らない人からもいわれるんだろ。ホント中学って怖い。
それから6年後、二浪の時。沖ゼミの浪人生がたくさん集まって、その年初めての飲み会が行われた。
その年は、なんか知らないけど、前年度と同じメンツが多かった。去年の二浪生は順調に(?)三浪に上がってたし、俺も含め、去年の一浪で、また今年も残っている気心の知れた連中も多かった。
もちろん、新人さん(?)も多かったんだけど、その中に見覚えのある顔が二人ほど・・。
で、結論を言うと、そのうち一人は冒頭に出た千葉大四年(当時休学中)の先輩で、もう一人も松島中学の先輩だった。
俺はもう一人の人の顔を覚えてなかったんだけど、向こうが一方的に知っていた。
酔っぱらった彼女は、突然泣いて謝って来た。
「ごめんね!オクレなんて言って・・・。もうあたし、どうしたらいいかわからない・・!」
そ、そんなに罪悪感を感じることなのかよ!てか、何年前の話だよ!!
そうして、二浪生活が進み、最後らへんでまたじわじわと首を絞めあげられるような憂鬱の日々とごたごたの後、先輩方がどこを受けて、そこに受かったのか落ちたのか、全くわからないまま沖ゼミを去ることになった。
沖ゼミの卒パー(なんと予備校なのにダンスクラブを貸し切って、酒がぶ飲みの卒業パーティーを開くのだ!!)で、あって挨拶しようとしたんだけどいなかったみたいだし。
どうなっちゃったんだろーな?。
で、そんなこんなで一年の夏。ライセン前を歩いているとばったり遭遇。あら!こんなところに!
で、今日は二年ぶりに遭遇。
じんせ?おもしれ?な?


恐怖の研究その8

今日特に書くことないんで、久しぶりに恐怖の研究でも書こうと思います。
そういえば俺読み返していて、ある重要なことを書いてないことに気がついた。
それは、ゾッとするタイプの恐怖には、『想像力』が必要だ、ということ。
恐怖の研究その2の『気付く恐怖』とか、その4の『予測とは違うという恐怖』、その5の『死の匂いという恐怖』も、想像力をかき立てられるところに恐怖があるわけなんす。
例えば『気付く恐怖』の場合・・・この時の『ベッドの下の包丁男』の話は、友人の女の子がベッドの下に隠れていた危ないおじさんに気付いて逃げ出すって話だった。で、この話の構成上、読者は後からこのときまで主人公(自分)が危険にさらされていたということや、それまでずっと包丁を持って隠れいる男の行動の異常さを想像させられて、ぞっとしているわけ。
また、例えば、家で飯でも食べているとき、こういわれるとどう感じるだろうか。
『もし、いま後ろを振り向くと、血まみれの女の人が立っていたら・・?』
こういわれると、怖いかもしれないけど、でも正直あんまりピンと来ないとおもう。なぜなら、女の幽霊と言われても漠然としすぎてピンと来ないし、想像しづらいからだ。
でもこれが、例えば心霊ホラー映画を見ているときや、深夜の学校で一人当直をしている時、あるいは一人で深夜の病院でバイトをしている時、後ろに血まみれの女の子、または自殺した児童、または苦しんで死んだ患者の幽霊が、すぐ後ろに立ってるかも・・・って考えると、うぎゃ?!ってなるよね。場所的に想像しやすいからね。
また、こんなところで、変な物音がしたら・・・。
・・・ごぼ・・っんごぼ・・・・
その物音の正体はなんなんだろう・・・とにかく不気味で少し怖いが、でも何の音か想像がつきにくい。
だが、もしここに、ある新米の医者がいたとしよう。
彼は今日この手で、遺族の頼みで一人の患者を安楽死させた。
その患者は食道癌の患者で、喉や鼻からいろいろな管を体内に差し込まれた上、声を一言も発せない状態のまま、薬の副作用で苦しんでいたのだ。
でも、彼には秘密があった。彼は重大な医療ミスを犯していたのである。彼は食道を手術しようとした時、彼は喉を切開したが何故か見覚えの無い管を開いてしまい、それが気管だと気付いた時はもうパニックになってしまっていらないところまで切ってしまった。結果チューブが何本も増えてしまうことになったのだ。
その影響で患者の体力も急激に衰え、手術が出来ないじょうたいになってしまい、結果この日を迎えてることになってしまった。
彼は一人病院に残り、自分の犯した素人級の痛恨のミスをひたすら悔やんでいた。
あの患者もおれがミスさえしなければ、あんなことにならなかったのだ。あの患者の無念そうな目はなんだ・・・。
とても悔しそうな目だった。言葉を発せない、こんな体にしたことに対する、憎しみに満ちた目。それはまるで、おれのミスを知っていたかのような、そんな目だった。
・・・おれのミスを知っていた・・・?
その時・・・かすかに物音が聞こえて来た・・・
・・・ごぼ・・っんごぼ・・・・
若い医者は、あたりを見渡した。ここは休憩室。
何の音だろう。
音は暗い廊下の奥から聞こえてくる。
入院中の患者が起きないようにするため、廊下の電気をつけてはいけない・・。彼は懐中電灯を持って、廊下の奥に向かった。
音は相変わらず聞こえる・・。
すると、廊下の中程まで来たとき、懐中電灯が消えてしまった。
医者「あれ・・?」
懐中電灯をたたいたけどつく気配なし。電池がキレてしまったようだ。
でも、ここまで来たから引き返す気にもならない。彼はさらに歩いていくと、音がどうやらある部屋からでていることに気がついた。
303号室・・・・・
・・・・・・・ここ、今日おれが殺した患者の部屋だ。
もしかして、この音・・・チューブの音じゃね・・・?
医者の体から、どっと汗が噴き出した。
これって、今日殺した患者の、喉のチューブからもれる空気の音じゃね・・・!?
恐怖に駆られた彼は逃げようとしたが、逆に勢いよく303号室のドアを開けた!!
彼は、あまりの衝撃に愕然とした!!果たして、彼が見たものとは一体・・・!???
(さあ、はやくだれかこの話のオチ考えてくれ!楽しいオチを待ってるぜ!)


通り雨

なんか環境の課題のいいアイディアが出なくて、またまたいやな感じになって来たよ・・。
今日は午前中ネットでニュース読みまくった後、昼飯食ったり何かやったりして、三時ぐらいから机に向かった。オープンカフェの欠点とか長所とかを壁に貼ったりして、にらめっこしたり、何かかみに書いたりしていたが、全然思い浮かばず、結局寝袋に頭から突っ込むことになる。
すると・・・、雨の音がして来た。
窓を開けると、遥か遠くの空は晴れていてでっかい入道雲が流れているのに、こちらはものすごい土砂降りになっていた。
雨か・・・とボーッとしていたが、急に、環境とはべつに木曜日の課題の存在を思い出した。
それは、『定点観測』。
『定点観測』とは、カメラをある一点に固定して、そこからある期間をかけて写真をとり続け、その変化を見るというもの。期間は何十日間でもいいし、たった数秒の間でもいい。
で、俺にはVX2000という超兵器があるんで、それでカメラを固定して映像を撮影し、プレミアでフレームを40枚わけちゃって終わらせようともくろんでいたわけである。
この雨、映像で撮ったらきれいじゃね?
俺は大慌てでジーパンをはいて、カメラを持って、透明の傘をさして外に出た。
さて、なに撮ろう。
とりあえず、アスファルトの上を流れる水を撮ったんだけど、あんまり良くない。
てか、カメラのモードをいじくってみよう。まえまえから気になっていた『プログレッシブモード』。これで撮ると、映像がとてもシャープになり、しかもコマドリのようになって味が出る。笠原さんの『あかねの空』もこのモードで撮られたものだ。
しかし、それで撮ってみても、なんか映像がはえない。
で、今度はこのモードにしたまま、シャッタースピードをめちゃめちゃあげてみた。
すると、俺は驚いた。なんと雨の水滴が一粒一粒はっきり映っているのだ!こりゃすげー!!
今度は壁の排水溝から滝のように流れ出てている雨水を撮った。うまくピントを合わせ、さあこれから!ってときに、雨の音が遠ざかってゆく・・・・。
これは通り雨だったのだ。
俺、こっち(千葉)で通り雨に出会ったことあったっけ?
沖縄では、通り雨はしょっちゅうあった。特に海とか見晴らしの良い高台に登ったりすると、あそこでは雨が降ってるな、あっちも降ってるなと、通り雨を”視認”することが出来た。
海の上に、所々に雲の固まりぽかぽか浮いていて、そこから何か透明なもやもやが海に降り注いでいるのだ。
今降ってた激しい雨も、その通り雨なんだ。
なんかものすごく懐かしい感じがして、傘を閉じて空を見上げた。
俺のすぐ真上付近の雲の切れ目から青空がのぞいていて、そこに、ものすごくでっかい入道雲がそびえ立っていた。さっきは遥か遠くにあったのにね。
ああ・・・夏が来たんだ。これだから夏はいいんだ。
追記:ムッシュのブログ面白すぎ