【ネタ】酷かったモンテディオ山形戦

サッカースタジアム観戦をする家族

今日は日本代表がワールドカップ出場を決めてくれてよかった。本当ならそこ書いたほうがいいのかもしれないけれど、空気を読まずにこの間のJ2の話書きます。

先週の土曜日は久しぶりにジェフ千葉の試合を見に、近所のフクダ電子アリーナに行ってきた。

今月は代表戦が連発であるため、J2がいつも以上に無視されがちだけれど、こんな時こそ応援すべきだと思い、久しぶりにフクアリに乗り込んだ。

 

1.

この日の観客は1万1千人超え。もともと2万ほどしか席がなく、しかも、値段も場所によってバラつきがあるため、一番安いゴール裏付近はほぼ満員でごった返していた。明るいナイターの光がピッチに降り注ぎ、巨大な旗がバッサバッサはためいて、応援チャントが怒号のようにこだまして、すごい熱気。これだけで来てよかったと思った。

僕は応援が一番激しいゴール裏のすぐ後ろの立見席で観戦することにした。目の前では小さい子供をつれた夫婦が席を陣取っていた。子供は3人、男の子が2人、女の子が1人いた。男の子達は見るからにサッカー小僧のようで、ユニフォームを着てはしゃいでいた。女の子はお父さんに肩車され、「選手たちに頑張れ〜と言ってごらん」と促されていた。

応援が一番激しいゴール裏と書いたから、応援席は男ばっかってイメージかもしれないけれど、実は結構女性や子供も多い。これって実はすごいことらしい。特にサッカーって観ている人を感情的にさせるところがあるので、女性が安心してスタジアムに来れるリーグってあんまり無いのだそうだ。僕はサッカーの戦術とかよくわからないし、観戦に目が肥えているわけではないけれど、そういう熱いけど平和に応援できるスタジアムの雰囲気が大好きで、負け続けてもこうして足を運んでしまう。

これでジェフが勝ってくれたら本当に最高な夜になるはずだったんだけれど。。

 

 

2.

この日のジェフ千葉は盛大にやらかしてくれた。

ホームの大声援を受けているにもかかわらず、特に前半は相手のモンテディオ山形に気迫で圧され、走り負けし、パスを取られ、ぜんぜん責められず、いいとこなし。結局0−1で前半終了。ホイッスルと同時に、スタジアムはものすごいブーイングに包まれた。

ここまで酷い試合になるとは思わなかった。。正直ボー然とするほどだった。ホームなんだからもっと気迫を見せてくれよと思わずにはいられなかった。

後半、立ち上がりにジェフが立て続けに好機を作り、もう少しで点が入りそうな状況が生まれてきた。それで、何度も「うわーー惜しい!」とか言いながら頭を抱えていたんだけれど、後半10分ぐらいの時に、ジェフの選手がPKを与えてしまい、0−2になってしまった。

ところが、それからわずか数分後、ジェフの選手がゴール前の混戦からボールを押し込んで1点返して1−2に。うおおおおおお!!ゴール裏の僕らはもう絶叫。

でも、後半30分ほどで更に1点決められ、突き放される。

 

すると、選手たちの戦意が低下しちゃったのか、パスカットされたり、ボールを奪われる回数が一段と多くなってきた。そしてそこに審判の微妙な判定も飛び出し、一人のおっさんが興奮したのか、すごい勢いで「ちゃんとやれー!!」と怒鳴った。

子どもたちも大声で叫んでいた。「落ち着け落ち着けー!!」

結局、流れを変えることは出来ず、ホームで1−3の敗戦。

審判や相手選手との挨拶が終わると、ジェフの選手が、力のないゆっくりとした足取りで、観客席の周りを一周し始めた。そそくさと帰る人やヤジを飛ばす人。色んな所からブーイングが飛び、それを受けながら歩く選手たち。そして、最後にサポーターがひしめくゴール裏の前に差し掛かった途端、いままでとは比べ物にならないほどの猛烈なブーイングが吹き出した。ゴール裏では、ふがいない試合をした選手にブーイングを浴びせるべく、みんな待ち構えていたのだ。

僕の前の子供達も、ブーイングしていた。特に男の子たちは、親指を下にして「ブーブー」と言っていた。でも、女の子はやっぱり興味が無いらしく、お父さんに肩車をせがんでいた。

お父さんは女の子を持ち上げ、肩に乗せた。

すると、少女が両手を口に沿え、彼女が叫んだ。

 

 

 

 

・・・・・・・

 

ジェフよ、聞いたか。死ななくてもいいから、次は勝ってくれ。