桑野家の結婚式

 

昨日は平日でしたが、友人のなっちゃんとけんじさんの結婚式が東京の大塚でありました。

千葉にあった沖縄料理店「ちゃんぷる」つながりで、なっちゃんはバイトで、僕は常連さんでした。この店は、あの小島よしおのお母さんがやっていて、ブレークする前のよしおさんも時々来ていたんですが、とにかく店の中が毎日どんちゃん騒ぎみたいになっていて、とても楽しい居酒屋でした。店の座席に三線が何本か放置されていて、お客さんが勝手に弾きはじめると自然に宴が始まるという。初めて来た人は、それが店のサービスだと勘違いすることもあったみたいですが、弾いているは大抵、この店で酔っ払って弾き始めて勝手に上達していった常連さんでした。

そんなこともあって、バイトも常連さんもママさんも非常に仲がよく、常連さん繋がりで結婚した人も、僕の知っているだけで3組もいます。その店も、もう5年も前に閉店となってしまいました。

今回はバイトのなっちゃんの結婚式だったんですが、式場にちゃんぷるの常連さんの席が設けられていました。座席表の肩書きに「ちゃんぷる先輩」と書かれていて驚きました。「客」でなくて「先輩」って書いているところがすごい。。それにしても、もう閉店して5年も経つのに、年齢もバラバラな常連さんが未だに仲がいいってのも面白いですよね。

けんじさんもちゃんぷるの終わり頃に来たことがあるそうなのですが、残念ながら僕は憶えていませんでした。つい最近、別の沖縄料理店「石敢當」(ちゃんぷる閉店後に常連さんが開いたお店です)でお会いしたのですが、イケメンでお洒落で落ち着いていて、素晴らしい人でした。その落ち着きっぷりを僕にも分けて欲しいです。僕の笑い声は周波数が高くてうるさいと怒られまくってがっかりしているところです。なんの話かしらんけど。

今回のウェルカムボードもリクエストにあった南国的な感じに描いています。また以前とは違うやり方で描いてとてもおもしろかったです。

けんじさん、なっちゃん、お幸せに!

 

 


30代が始まりました。

30代が始まった瞬間の顔

メールやfacebookへの書き込みをしてくれたみなさん、ありがとうございました。いよいよ僕も30代に突入してしまいました。今日からまた新しい10年が始まりますが、一日一日を大切にして過ごして行きたいと思います。

20代はなんか遠回りばっかして、結局会社に入らずイラストレーターになるということになりました。最終的に今の進路になって満足しています。でももうちょっと早く何とかならんかったのか、という気もしないでもない。
30代は、あと少し関東にいてイラストのコネだったりパイプだったりを作った後、沖縄に帰るつもりです。沖縄から全国に向けてイラストの仕事をしていくつもり。沖縄在住のイラストレーターとして身近なものを発信したり、飛行機に乗って全国を飛び回ったり。かといって休日は親戚のお手伝いをしたり、地域の行事に参加したり。そんな生活がしたいなあ。

若くして地元に戻るなんて老人のような考え方だと思う人もいるかもしれないけれど、実はハタチで関東に上京してくる時、すでに考えていた理想なんです。まさに今時の内的志向の若者(笑)。ここ数年間は、60代ぐらいまではここで暮らすべきだと自分の理想を押さえ込んでいたんだけれど、こうして一人で部屋で作業する毎日を過ごしてみると、押さえ込んだはずの理想がまた湧きだしてきて、目の前が真っ暗になるほど絶望的な気分になって、我慢が出来なくなってしまいました。だから、自分を抑えこむのは諦めました。これはもうどうしようも無いことなんです。

今はネットが発達して、どこにいても全国に対して仕事ができます。今も大半の仕事はネット経由。顔合わせは最初だけで、あとはネットで大丈夫。本当にすごい時代になったなと思います。そして、それを使わない手はないですよね。

東京で開かれるイベントになかなか参加しづらくなるのは残念だけど、最近は格安の飛行機も出てきているし、より距離が近くなることを信じています。沖縄から全国に向けて仕事ができるなんて、最高じゃないですか。

というわけで、完全帰郷まであとすこし。でもそれまでは、関東で頑張ります。まだ1年か2年かは決めていないけれど。
残りの関東ライフを本当に楽しもうと思います。

 


結婚式のプレゼント用イラストを描きました

高校の友人から、彼の友人の結婚式で新郎新婦にあげるプレゼントとして依頼され、制作したものです。手前に新郎新婦がいて、後ろに友人たちが戦隊もののユニフォームを着てポーズをとっています。実は彼らは有志で集まったマラソンサークルのメンバー。彼らはそれぞれ独特のポーズを持っていて、それをこのイラストにも載せて欲しいと言われました。

ポーズといえば戦隊ものだ、と思って、五色のスーツを着せてみたのですが、考えてみれば、これってドラゴンボールのギニュー特戦隊にそっくりなシチュエーションなので、サイヤ人の戦闘服を着せればよかったかなと思うところも。。まあ、これは次の機会に。

 

とはいえ、今回はコンセプトの関係もあり、僕の作品の中では今までにないぐらいマンガチックな表現をしています。網点をつかってスクリーントーンを表現したことってじつはあんまりないです。

いろいろ初めてな表現が多かったので、今後ももっと表現を増やしていきたいです。


専門学校に行って時代の変化を実感してきた

今日は以前お世話になった東京デザイナー学院に朝から行って、生徒さんとお話をしてきた。卒業生として生徒と交流して欲しいとのことだった。学校では今日から「さいかち祭」という年に一度の学院祭が開催されていて、一年生たちが自分のイラストを教室いっぱいに展示していた。

この学校では基本的にいわゆるアニメやゲーム系の絵を描く人が多くて、一年生の絵の中には、細部まで絵を丁寧に書き込んで迫力ある画面を仕上げている人もいて、うならされた。僕がたとえこういう絵を描くことに興味を持っていたとしても、一年のうちからここまで描くことはできなかっただろう。

卒業生用のカフェがあり、そこでコーヒーを飲んでいると、一年生がやってきて、フリーのイラストレーターってどうなの?と質問してきた。去年の夏から体験していた様々なことを話して相談に乗ってあげた。

するとそこに、すでに仕事をいくつかしている2年生の子がやってきた。彼女は今はやりのカードゲームなどの仕事をしているらしいんだけれど、またその絵がなかなか上手い。明らかに学校にはいる前からイラストを書いているようだったので、いつから書いているのか聞いて見たところ、9年前にはすでにネット上のお絵かきチャット上でイラストを描き始めていたとのこと。で、その時の年齢を聞くと小学校5年生だったんだって。

小学校からネット上でお絵かきしてたのかっ!

 

まわりにもそういう子が何人かいて、その子らと一緒にお絵かきを楽しんでいたんだとか。
僕が小5といえば、机か教科書に落書きする程度。ネットに落書きどころか、インターネットの存在すらあまりよくわかっていなかった。
つい最近まで「小学生のくせに携帯持ちやがって!」と憤っていたような気がするけれど、9年前にはすでにネット上にお絵かきできるほどのニュータイプが誕生していたのだ。
今の小学生は、ファッションもものすごい先進的だし、ランドセルだって多様化しているし、お絵かきチャットどころかもの凄い地平にまで進んでいるのかもしれないなと思った。

 

 

今週もお疲れ様でした。

来週もまたよろしくお願いします。