窓の外から聞こえる音

僕は夜中作業している時も寝ている時も窓を開ていることが多いため、夜になっても外からいろんな音が聞こえてくる。

ついこの間まで、夜になると近所に住む中国人の男女が大声で罵り合いすることが多かったんだけれど、中国での反日デモが激しくなってくると、全く聞かれなくなった。

それで、日本で中国語を話すことに恐怖を感じているのかなと思っていたんだけれど、つい2、3日前からまた罵り合いが聞こえるようになってきて。日本は平和だと思った。

ところが最近、ちょっと怖い音が聞こえるようになってきた。

僕の部屋からちょっと近い部屋から、変な音が聞こえてくる。急に窓がガラっと勢い良く開く音がすると、男の人が「うおおおお」と叫ぶ。いや、叫ぶと言うよりも、何か絞り出している感じだ。喉に詰まった何かを吐き出そうとしているよう。
また、ある時は何か叫んでいたりする。なんて叫んでいたのかはちょっと分からなかったが、それが隣の部屋から出ているんじゃないかと思うぐらい、うちの部屋から近いところから聞こえてきて、ゾッとした。

ただ、僕は片耳が聞こえないので、どこから音が聞こえてくるのか、よくわからない。

鳥肌が立つほど驚いてしまったので、その日は思わず窓を閉めた。

僕はこの部屋に住んで5年目になるけれど、考えてみれば、隣の部屋の人のことを全く知らない。隣の人が、夜な夜な何をしているのか、想像するとかなり怖い。音が隣から出た音ではないと祈るだけ。


樹木のしたの椅子

 

最近旅行に行きたいです。樹の下に椅子を持って行って、座って、冷たい水を飲んで、のんびりしたい。

来年の夏までお預けかな。


自転車で区役所へ

今日は台風一過ということもあり、空が晴れ渡って、しかも透き通っていてとても綺麗だった。しかも過ごしやすい涼しさ。千葉市美浜の区役所まで用事があったんだけれども、この天気で電車はもったいないと思い、自転車のタイヤに空気を入れて、ペットボトルの水をカゴに入れて出かけた。

あえて国道には出ず、京成線沿いを走ってみると、家からほとんど離れていないところに感じの良い銭湯があったり、綺麗な形の橋がかかっていたり、鉄塔が並んでいたりして、ペダルを漕いでるだけで気分が舞い上がった。先の見えない曲がった下り坂を降りていって、風を切る。途中で古びたスーパーでのど飴を買い、しばらく走って市役所に着いた。

さすがにちょっと汗ばんでいたけれど、珍しく持参していた小さなタオルで丁寧に拭いた。のど飴を口に含んで水を飲むと、口の中がひんやりして、氷を食べているみたいで気持ちいい。

最近は正直自分ではどうしようもないような出来事が起きて、結構落ち込んだりしたものだけど、今はすごくポジティブに捉えられるようになっている。とてもいい傾向だ。小さいこと一つ一つが、また、美しく見えるようになってきた。

これからももっと良くなっていく気がする。