JJ・ザ・キャット

昨日信じられないような衝撃を受けた。


その前に、うちの猫はニャンコといいます。そのまんまニャンコです。
五年前の冬の夜、一匹の子猫が衰弱しきって我が家に迷い込んできて、それがそのままうちの飼い猫になりました。
弱弱しく鳴く子猫を見て、弟がひどく同情。しかし母は飼う事に猛反対。
でも、一度我が家の一員になってしまうと、うちの溺愛勢力図は一転。猫なしじゃ生きられないほど、母は猫をかわいがるようになった。
母「はーい、ニャンコ」(なぜか“はーい”と前につける)
弟「いい加減名前付けようぜ?」
母「いいさー名前ニャンコで」
なっ・・・!!!
しかし、あまりの母の溺愛っぷりに、俺には反対の権限は無いように思われた。
それからというもの、俺はこの名前が若干コンプレックスだったわけです。
たとえば友人と話すとき。みんなぺスとかマリリンとか凝った名前を出して披露しあっているのに、ニャンコって名前を出すのはけっこう恥ずかしかった。
さらに動物病院では、次の人を呼ぶとき、大体ペットの名前を言う。
うちの猫を連れて行ったとき、「次お待ちのニャンコちゃーん」といわれると、それこそ恥ずかしくてうなってしまった。
ああ・・・もっとちゃんと反対しとくんだった?
でも、去年あたりから、その名前もなかなかいいんじゃないかと思うようになってきた。
だって、ニャンコだぜ!?こんなストレートな名前無いんじゃない?
ある意味レアとはいえないだろうか。まさに、ドンと来いの直球勝負。男らしささえ感じる。ネタとしても十分面白いではないか。
それにニャンコニャンコって言ってると、本当にニャンコって感じになってきた気がする(意味不明)。なんかしっくりくるんだよ。不思議なんだけど。
ニャンコ・・・うん、なかなかいい名前なんじゃない!?
ところが・・・
昨日オキナワに帰ってきたとき、母に社交辞令的に我が家の様子はかわってないかたずねてみた。
母「特に無いよ?。うちはそんなに変わらないからね?」
まあそうだよね。
母「しいて言えば、うちの猫の名前が変わったぐらいかな」
そう、うちの猫の名前が変わったんだって
・・・・・・はあ!!?
俺「めっちゃでかい変化ですやん!!」
そうだった、考えてみればうちの母はこの前電話したとき、チラッと名前を変えたいと言ってたのだ!まさか本気だとは思っていなかった。
っていうか、こんなこと、俺にも相談しろよ!!
俺「で、なんて名前になったの!?」
母「あれ?まさきに名前言ってなかったっけ?将太だよ」
なっ!!
ニャンコにもましてダサい名前!
・・・・・・・
ていうか、将太ってJJじゃん!!(注:JJという奴がサークルにいるのです)
母「うちのニャンコは将太になりました」
勝手に決めんなよ!!
何で名前をかえなきゃいかなかったのか、それは、今までの名前「ニャンコ」だと、知らない人にすぐ付いていっちゃうかもしれない、と心配になってきたからだと言う。
母「だって他の人も、とりあえずニャンコって名前で呼ぶでしょう」
だったら五年前のうちに気づいとけよ!!俺は結構この名前コンプレックスだったんだぞ!
マジ衝撃
ああ、これを書いているそばでも、母が「はーい、将太」って呼んでます。今夜はJJの夢を見そうです。