【ネタ】毒舌で猫好きな自動車教習所の教官

自動車教習所

 

2004年の夏、教習所にかよっていた時の話。どこの教習所にも居るとは思うけれど、この教習所にもちょっと変わった人がいた。

 

その人は50台の痩せ型で、目付きが鋭いおじさんだった。

おっさん

 

 

この人は若干挙動不審なところがあった。貧乏揺すりもするし、体を急に揺さぶったりした。

常に不機嫌そうで、こちらがちょっとでもミスをしたら

 

教習1

 

怒鳴るときに必ず刺さる言葉を投げられた。

 

 

 

この教習所では、教官が実習の度にランダムで変わるんだけれど、何故か僕はよくこの人を引き当てた。

その度に僕はブルーになった。

 

 

三回目の実習中、突然教員が聞いてきた。

 

教習2

 

 

僕は好きですって言うと、

 

笑う教官

 

 

すると、彼は堰を切ったように、自分の飼っている猫の話をしだした。

 

自分の猫が世界で一番かわいい、ということ。

自分の猫の肉球を舐める仕草が如何にかわいいか。

自分がベッドで横になると、擦り寄ってくる猫が如何にかわいいか。

首のしたをくすぐった時の猫の反応が如何にかわいいか。

 

でも、それがすごくめんどくさかった。いちいち派手なアクションをしてくるのだ。

 

それで僕がちらっとそこを見ると

 

教習3

 

 

 

 

 

そこで、僕は絶対を見ないようにしようと心に誓った。もうこれ以上の精神的ダメージは避けたかった。

 

 

 

 

ところが。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、見てはいけない。またこころにぐさっと来ることを言われる。言われてたまるか。

 

 

しかも、視界の隅に、派手に動いているオッサンの輪郭が見えた。

教官の頭がなぜか横に揺れている。

どこまでめんどくさい教官なんだ

 

 

 

すると、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは壮絶な気持ち悪さだった。

猫の可愛さ、萌えるポイントを、中年のオッサンが裏声で表現しようとしたのだ。

それは爪で黒板を引っ掻いたような、全身の毛穴が開くような衝撃があった。

 

 

さっきまでのジェスチャーのウザさをドラクエの呪文に例えてギラ程度だとすると、

 

 

 

 

 

 

さっきの鳴き声の真似は

 

 

ベギラゴン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また真似するのかよおおおおおおお!!!!

 

また真似するのは、ダメ!!!

 

もう完全に無理!!

 

 

 

またベギラゴンが来たら、

 

 

 

やられる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの手は一体何だったのか。それは、本人以外誰も知らない。