【ネタ】道に迷いまくってランニング(ただし1ヶ月しか実践してない)

 

特に今年の2月までは、極端な運動不足に悩んでいた。毎日机の前に座っている上に、通勤時間なんてものがないから、お腹とお尻に脂肪がたまりだし、最終的には自転車に乗ったり、階段を3段登り降りしただけで筋肉痛になるほどになってしまった。

それで、3月からランニングを始めたんだけれど、これが未だに続いていて、部活をしていた時期を除いて自分の健康のために始めた運動で一番長く続いた事例になった。そこで、今回はなぜランニングが長く続いているのかちょっと書きたいなと思います。たった一ヶ月しか続いていないのでフライングな気もしなくもないけれど、ブログのネタも不足気味だし、参考になれば幸いです。

1.秘密兵器の導入

三月からランニングを始める際、ナイキのアプリ「NIKE + RUNNING」を導入したんだけれど、これがすごく良かった。他のアプリは試していないので、アプリの比較まではやっていないが、無いよりは圧倒的にあった方がいい。しかも無料。

 

 

このアプリは簡単にいえば、ランニングのモチベーションを上げる装置だ。僕も全部を試したわけじゃないけれど、すごく助かっているのは次の機能。

 

1.音楽が聴ける

これは当たり前ね。音楽がなかったら聞こえるのは心臓の音か足音だけで辛さ倍増。

 

2.走行距離や加速度、平均速度、走行時間などのランニングのデータを記録してくれる

iPhoneのGPS機能に対応しているので、こういう自分のデータを記録できて、あとで見ることができるのはすごく楽しい。

 

3.ランニング中に走った距離、時間、平均速度を音声で教えてくれる

僕にとっては何気にこの機能が一番ありがたい。走っていると、「1キロ経過…」と教えてくれるんだけど、その度達成感を味わえるし、もっと頑張ろうって気になる。

 

他にもたくさん機能はあるんだけれど、詳しくはこのページを見てください。

 

友達とデータを共有したり、snsにデータを公開したりする機能が付いていたりするけど、ランニング自体個人的なものなので、それらには特に興味はわかない。

で、上に挙げた3つの機能で何が実現するのかというと、「走行距離などのランニングデータを把握しながら、まったく知らない道を走ることができる」ということ。この「まったく知らない道を走る」というのが継続のポイントだ(ただし1ヶ月しか経ってないけれど)

 

2.道に迷いながら走る

こういうアプリを知る前は、ふつう自分の走行距離を把握するのはちょっと難しかった。「近所を何週かしてきた」程度でもいいなら別にいいのかもしれないが、走る目標を距離で設定した場合、少なくとも走る道の長さを把握してなければならない。それで、毎回決まった道だったり、運動公園のトラックを走ったりするんだけれど、実はそれって精神的に結構きつい。

走っても走っても同じ風景の繰り返しで、走ることに退屈してくる。退屈すると走る距離が何倍も長く感じてしまう。そのうえ、目標までこのコースをあと何週、だとか、あとこの曲がり道を何回曲がれば、みたいなことを考えながら走るのは、かなり苦痛だ。

ところが、このアプリを使うとその問題は簡単に回避される。極端な話、走りながら道に迷ったとしてもランニングデータはちゃんと記録されている。

だから、変な言い方だけど、うまく道に迷うことが出来れば、本来なら残りのコースを勝手に計算して苦しむような場面でも、「あれ?ここどこ?」で乗り切ることができる。同じペースで走っているとしても、見知らぬ土地を楽しむ心さえ持っていれば、圧倒的に後者の方が精神的な負担が少ない。すくなくとも僕はそうだ。

 

3.迷いまくり

だから、毎回ランニングのコースはデタラメだ。一度として同じコースを走ったことはない。ランニングシューズを履き、家の鍵を閉め、イヤホンを差し込んだ後は、毎回走り出す方向がデタラメだ。今日は海を見ようか、だとか、モノレールの終点を見に行こう、だとか、そんなことを考えて走り出すと。そうすると、自分の住んでいるアパートから1~2キロも離れると、意外と知らない道が多いことに気がつく。知らなかった立派な木、知らなかった美しい家、咲き乱れる花、そびえる鉄塔。おしゃれなカフェ。家からちょっと離れただけで、じつは小さな旅行になる。

走りながらそれらを眺めつつ、次に右に行こう次に左に行こう、と自由気ままに走っているうちに、アナウンスが「○○キロ経過」と伝えてくる。そこでそろそろ折り返そうと考える。

でも、もと来た道を引き返すのも面白くないので、あえて別のルートで走って帰ろうとする。

道に迷う。

道を曲がるたびに「あれ?あれ??」と言いながらひたすら走る。今日は無茶したかなー、とか思いながら道を曲がると、急に知っている光景が広がる。ちょうどその頃には、じつはたっぷりいい時間走っていることになる。

病は気からというけれど、この一ヶ月で、ランニングみたいな自分との対話のような運動は、精神のあり方が本当に重要だとおもった。僕はそんなに精神力が強くないので、身体が疲れたと語ってきたら「うん、じゃあ休もうか」とあっさり妥協してしまうんだけれど、それを「あれ?ここどこ?」に置き換えることで、身体の悲鳴を無視することができた。

スポーツの精神が「心と体を鍛える」ことにあるとするならば、思いっきり心の方面は逃げまくっているわけだけど、僕の目下の目的は、お腹に溜まった脂肪を燃やし尽くすことにあるので、当面はこれでいく。今のペースで行けば、夏には腹筋がムキムキなはずだ。でも、一ヶ月後にはもう道も網羅してしまっているかもしれない。しかも僕は何かを継続してやってももって3ヶ月だ。だから、どこまで続くかはわからないけれど、4ヶ月目に入ったらまたブログに書くかも。書いてなかったらそっとしておいてください。