すなけむりなのです

マジビビルぜ一ヶ月以上放置。
近況を語りますと、最近は日々やらなきゃいけないことに流されて、何もかもが中途半端になりつつあるかんじです。少々お疲れモード。っていうか、夏休み前頃からずーっとお疲れモードが続いている気がする。
そのせいか、自分の身の回りで起きていることに関して、非常に鈍感になっている。


例えば、8月2日に起きた『院試の受験票をなくした話』(8/21の記事)。あれなんか、当時はなんかぼんやりしていたところがあって、ずっと後になってから初めて「スンゲー恐ろしいことやらかした」ってビビりはじめた。
その後院試の本番でも、二つ解かなきゃいけない問題を片方解き忘れて、ひどい絶望感に襲われたことがあったが、でも、どちらかというと心の中はぼんやりとしていて、自分がどういう状況に置かれているのかあんまり把握していないところがあったように思う。
しかし、だからこそ、今年何度かあった軽く人生を左右しそうな一大事も、のらりくらりとかわすことが出来ていたのかもしれない。
でも、今度のはどうかな?
この間歯の詰め物が取れて歯医者に行ったら、『虫歯が18本あります』っていわれた。でもさらにビビったのは次。
「歯茎の骨が溶けてきていますね。気付いていましたか?」
・・・は?
聞くと、歯の付け根を支える骨が2ミリ程度溶けてきているんだって。いわゆる歯周病ってやつらしい。このままじゃあ、40?50代には総入れ歯なのだそうだ。
『でも、ここで足踏み状態にしてしまえば大丈夫ですよ』
でも、とうぜんそんな声聞こえてるはずはなく。『総入れ歯』の四文字が頭の中をぐるんぐるんと回るわけです。
しかし、それら歯科関係とは別に、『総入れ歯』なんか屁でもないような診断結果がやってきた。それはバイト先で行われた健康診断の結果だった。
異常があったのは血液ではなく、コレステロールでもなく、聞こえない右耳でもなく、肺でもなかった。
心臓・・・徐脈(心房細動)
備考・・・症状が現れれば精査
この結果を見て心臓が止まりそうになった。
徐脈はスポーツマンハートとか言って、運動しすぎて心臓が強くなった人が、運動をやめた後にかかる病気だそうです。俺もよくわからないんだけど、マラソン選手におおいらしい。
さらに心房細動は、心臓の心房が細かく震える病気だそうです。心室細動と違って突然死につながることはないけれど、将来的に脳梗塞になりやすくなったりはするらしい。
俺はこの結果に打ちのめされた。ブロークンハートになった。
徐脈は普段から軽い運動を続けていれば大丈夫らしい。でも、ずーーと先まで人間って運動できるんだろうか。今老人ホームでバイトしてるんだけど、人間すぐ動けなくなるもんだって普段から老人達を見て十分わかってるもんだから、60になっても動き続けられている自分が想像できなかった。
それどころか、三十代ではペースメーカーみたいなのをたりして、無茶できない体になってしまい、仕事も思うようにできなくなるような想像がはたらきまくった。きっと俺はすぐ死んじゃうんだーっつって泣けてきた。
でもねー。こんな状態でも、まだ心の中に霧がかかったような感じなんだよ。この状況を心の中ではよくわかってないの。もしかしたら、こんな診断嘘なんじゃないの?って思う自分もいたわけなのです。
で、念のために俺は学校の保健管理棟に立ち寄り、もういちど心電図を取ってもらった。
すると、どうだろう?管理棟のお医者さんは、俺の心臓の波形をこねくり回したあげく、『どこが悪いのかわかりません』とおっしゃった。はあ?
『少なくとも心房細動はないと思います。徐脈というのも、今は脈拍はすごく正常だし問題はなさそう・・』
循環器の先生が来るのでまた21日に来てください、ということを聞いて、俺は保健管理棟を後にした。
ああ・・・なんか、怒濤だ
誤診なのかもしれないし、違うのかもしれない。いずれにしても、心にもやがかかった状態で過ごすんだろう。
虫歯が18本が、右耳から左耳へ・・
歯槽膿漏が、右耳から左耳へ・・・
『心臓病です』が、右耳から左耳へ・・・
課題も、恋愛も、バイトも、内職も、みんな右から左へ、左から右へ。まるで弾丸のような、スピードで。
そしてそれらが巻き起こす砂埃で、視界がよく見えなくなって、目隠し状態で歩いているかんじ。
それが、僕の今の近況状況です。久々に書いたから、かなり疲れた。