【お仕事?報告】城彰二さんがうちに来ることになった流れの話

 

先月、元日本代表の城彰二さんがウチにいらして、僕はイラストレーターの仕事についてインタビューを受けました。

うん

 

改めてこうして書いても、非現実的すぎてちょっとよくわかんない。。

 

なんでこういうことになったのか興味を持たれた方もいると思うので、今日のブログはその経緯について簡単に書きます。

 

 

1.

その週の月曜日、いつものようにホームページよりB-plus様から依頼のメールが届いた。ところが、それはいつものようなイラストの依頼とは違い、インタビューの申し込みだった。名目は「経営者インタビュー」、そして、そのインタビュアーの名前に城彰二と書かれていた。

 

城彰二といえば、特に僕ら30前後から上ならば、
説明不要なぐらい超有名な元日本代表のスーパースター。

 

はじめは「なんてクリエイティブな迷惑メールなんだろう」と思ってスルーしようとした。
だけど、メールにリンクがはられていたホームページを見ると、他の社長の方々もインタビューを受けている。
しかも城さんめっちゃ普通にインタビュアーされてる。。思わずつばを飲み込んだ。これは、本物ぽい。。

 

そこでメールをしたところ、ビックリするほどトントン拍子に話が進んで、その週の木曜日にインタビューを受けることになった。

 

 

2.
インタビューは、とある公民館で部屋を借りて、そこでやろうという話になった。それで僕はジャケットやらワイシャツやら、ちょっと気取った格好をして、イラストを数点持って行こうと計画。

 

ところが、前日の水曜日の昼に、津田沼の定食屋でとんかつを食べていると電話がなって、「千葉にある僕の仕事場でやりたい」と言われ、口にあるものを吹き出しそうになった。

 

僕の部屋でやりたいという理由は、せっかくイラストレーターを取材するんだから、仕事場もちゃんと見てみたいとのことだった。そしてそれはもっともで、僕が編集者でも、そうするだろうなと思った。

 

だけど、自慢じゃないけれど、ぼくの仕事場は生活空間と一緒で、学生の頃から住んでいるアパートの一室。ものすごく狭いし、押入れには本が詰まっているので、布団の隠し場所すらない。
ここに元日本代表なんて呼べるわけないと思った。

 

スタッフの方「インタビュー用の椅子が2つあればいいですよ!」

 

椅子も、友人から頂いた僕の大切な作業用の椅子を抜きにすれば、畳の上に、布の破れた座椅子2つと小さいコタツだけの、素朴で素敵な床座生活を満喫していたので、インタビューに使えるような椅子はない。

 

それでも、スタッフの熱意に押され、結局家でインタビューをすることになった。
インタビューは、城さんとコタツを囲みながらすることに。。

 

取り敢えず城さんを含めスタッフの方々は車で来るようだったので、アパートの管理人に、駐車場を貸してくれと交渉。管理人さんは「なんで?友達なの?」と聞いてきた。
「どうも僕を取材に来るみたいです」と答えたら、彼の頭の上にでっかいクエスチョンマークが浮かび上がった。

 

 

3.
インタビューは夜の8時からになった。
僕はその日昼から部屋の中を徹底的に大掃除した。床や畳を掃いて拭いて、部屋に散らばったものを元あった場所に戻し、台所やら棚やらテレビの上などを雑巾がけした。
そして、部屋の一部に陣取っていた布団をベランダに放り出してカーテンを閉めて、玄関にハバをきかせていた掃除用具一式を空の浴槽に放り込み、蓋をした。

 

そして、作業部屋兼居間の和室の真ん中にコタツを持ってきて、座椅子を2つセットし、場所のセッティング完了。すっかり片付いた部屋を見渡して、本当にココに城さんが来るのか?と想像してみたが、とても非現実的すぎて想像がつかなかった。
無意味に立ったり座ったりして、落ち着かない。
なにより、あんな狭い玄関をくぐり抜けて来る城さんなんてありえないと思った。

 

ところが、その一時間後、城さんはその狭い玄関を、本当にくぐり抜けて中に入ってきた。僕の部屋に!

 

スタッフの方が僕の部屋にやってきて、部屋の中を軽くチェックした後、城さんがやってきた。
城さんは想像していたよりもずっと大きくて、すごいオーラを放っていた。

 

「はじめまして、城です」
「めちゃくちゃ知っています」

 

そして、城さんと名刺交換。

 

すごいね。本当にもうよくわからない。

 

そのあとコタツを囲んでインタビューが始まったんだけれど。

僕ははじめガチガチだったけれど、そのうちアドレナリンがドバドバ出だして、結局イラストの話から、去年のサッカー観戦の話などもして、文字通りあっと言う間だった。

 

結果的に自分の部屋で話したのがよかったのかもしれない。すごく自然体で城さんと話すことが出来たと思う。

 

その様子は下のリンク先から読めます。

 

 

ちょっと僕のキャラが変わっているけど(笑)それはご愛嬌。

 

それにしても、、は〜、、思い出しただけでもすごいね。こう書いてみると改めてすごいと思うわ。

 

 

 

 

 

 仕事を楽しむためのWebマガジンB-plus(ビープラス)取材にて

 

4.
僕はスタッフの方が部屋に来た時に、それまでものすごく聞きたかった質問をしてみた。

 

「もっと売れているイラストレーターも多い中で、なぜ僕なんですか?」
「別のスタッフの方があなたのホームページを見つけ、面白そうだと思ったからです」

 

僕は思わず天を仰ぎそうになった。完全に運だった。

 

B-plusの青木さま、インタビューの際に大変お世話になりました。
編集の吉岡さま、何度も原稿に改訂のお願いをして、ご迷惑おかけしました。
ホームページを見つけてくださったB−Plus編集部の藤井さまにも感謝申し上げます。
そして城彰二さん、こんな狭い部屋に来て頂いてありがとうございます。

 

このホームページを作ってくれて、今もメンテナンスやら改良やらに協力してくれている友人の玉那覇航・由か利夫妻(wxy)には心から御礼を言いたいです。
インタビューについて僕にいろいろアドバイスを下さった方々も本当にありがとう。

 

人生って本当に何がおきるかわからない。
人生は奇跡の連続なんだな思った。
僕はイラストレーターとして、そして個人事業主として、まだまだ運があるんだと実感。
これからも応援よろしくお願いします。

 

お仕事もめっちゃ募集中です。