グループ展に参加してました3(ラスト)

最近いきなり寒くなってきて、でも去年までどうやって寒さを凌いでいたのか思い出せなくて、一年ぶりにヒートテックを押入れの底から発見した時はこんな文明の利器があるのかと感動してしまいました。そんなことはどうでも良くて。

最後の一枚は、こんなところで仕事したいな〜という妄想をさらに推し進めたものです。後ろにはガジュマルどころかジャングルまでお生い茂っていて、相変わらず海沿いが良くて、しかも釣りをしているというのはブレてない。しかも、もう一人の自分が釣りをしていて、ようは釣りがしたくてしたくてしょうがなくて、作業どころじゃないってことですね。もはや仕事場じゃない。

背後には今年の夏からどっぷりハマってしまったサッカーのスタジアムが広がっていて、その横には、これまた村上春樹の小説を読んでからどっぷりハマってしまった羊達がくつろいでいます。今流行のアルパカじゃなくて、羊です。ちなみにアルパカは今はあまり好きじゃないです。あれは羊に何らかの薬を注射して、首を引っ張った実験の結果に見える。ミュータントよりはオリジナルの方がいいなって感じです。勝手すぎる妄想で嫌われるアルカパもかわいそうだけれど。。

サッカーは、今年久しぶりにスタジアム観戦に行って、とにかくハマってしまいました。J2のジェフの試合だったんだけど、臨場感にやられてしまって、これは絶対絵の中に取り入れたいと思いました。でも、なぜか描かれているユニフォームは、ブンデスリーガのドルトムント(黄黒)とシャルケ(青白)だったりするんだけど、そこらへんの矛盾はしょうがないよね。だって夢みたいなもんなんだから。

夢だから、作業に嫌気がさして疲れ果てたら、サッカーピッチの横で草をむしっている羊を追っかけ回し、そのまま飛びついてハグをして、そのまま海に突っ込むことだってできるわけです。海にはウミガメまでお出迎え。たぶん4枚目も制作したとしたら、竜宮城で仕事をしている様子を描いていたことでしょう。でも、そこから先は描いてません。どうしても物語に則ったつまらない展開になってしまいそうだから。

 

 

 

 

こうして描いたものを、三枚、壁に並べて展示しました。二枚目から三枚目は今年から始めた南国テイストの絵柄です。色の彩度と明暗のコントラストを大きくして、南国的な雰囲気を強調したテイストです。それに対し、一枚目に描いたイラストは千葉の僕の部屋を描いているので、コントラストを抑えています。ところが、三枚並べてみて一番人気が高かったのが、このコントラストを抑えた”非南国的な”イラストでした。会場に大学時代辛口コメントで知られた某先生は南国テイストに対して「色のお祭りだね」「平和すぎる」と言われ、確かにそうかもと思ったり。まあ、南国テイストも今年描き始めたばかりだし、これからもどんどん成長させて行けばいいのかなと思っています。

最後だけど、今回ご来場してくださった方ありがとうございます。
今回も展示会を終えるに当たって、自分の計画性のなさに憤りを覚えた人が僕以外にも数人いて、また来年もやろうという話になりました。
来年はもっといい絵を描くようにしたいです。