Mountain Lionのリマインダーを使ってみた

1.

つい最近、Macの新しいOS「Mountain Lion」が発売されて、僕も早速導入してみた。今回は前回のような派手なバージョンアップではなく、地味な新機能がたくさんついた地味なアップグレードだったけど、それでも、icloudを使ったiphoneやipad、ほかのmacとの連携がめちゃくちゃスムーズになった気がしてけっこう気に入っている。個人的に今回のバージョンアップで一番アツいのは、今バージョンから標準搭載されている「リマインダー」というアプリだ。

 

2.

実は「リマインダー」はiphone、ipadには去年からすでに導入されていたアプリで、ようはTO DO リストだ。やるべきことをこれに書き込むと、チェックボックス付きのリストになる。そして一つ一つのタスクには時間や場所を設定することができる。時間を設定するとその時間にやるべきことを教えてくれる。でも、場所が登録できるのはなぜ?

例えば、駅前の薬局で、ワキのにおいを押さえるエイト・フォーを買いたいとする。でも、わざわざそれだけを買いに行くのはめんどくさいので、駅に寄ったときについでに買えばいいや、なんて考えたりすると、たいてい駅に着いたときには忘れてしまっている。ところが、もしこのリマインダーで駅前を登録していると、駅に着いたときにGPS機能がそのことを感知して、「エイト・フォー買え」とiphoneに通知がくる。これがものすごい便利だ。

でも、実は今まであまり使ったことはなかった。タスクをいちいちiphoneで入力するのはめんどくさかったからだ。タスクを決めて、日付やら場所やらを登録するならば、やっぱキーボードで入力したい。前日の夜か当日の朝に一気にパソコンで入力してしまえばどんなに楽なことか、、なんて考えていたら、新しいOSになって、ついにパソコンにもリマインダーが標準搭載されるようになった。しかも、icloudを通して、自動的にiphone、ipadと共有できる。もう、凄まじく便利になった。

 

3.

僕はこのリマインダーがMountain Lionに搭載されると知ったときから、自分のマネージャーとして活用したいなと思っていた。いつも孤独に作業しているから、たるみ始めるとどこまでもたるむ。だから、優しくムチを打ってくれるような秘書が欲しかった。リマインダーはそれができそうだ。

リマインダーに、はじめにやるべきことを入力していれば、次は何をしてくださいと、マネージャーのようにどんどん指示してくれる。それで今日から使ってみた。今日の最初の仕事はラフを作って送ることだったんだけど、これがなかなか時間がかかってきた。はじめは自分の中で14時に提出しようと考えていたんだけど、それが過ぎて、結局18時に。

当然作業している最中に、次にやろうと思っていたことがリマインダーとして、パソコンの画面右上に変な効果音とともに出てきた。そして次の瞬間、iphoneとipadも同時にピコーンとなり、びっくりしてしまった。それぞれのマシンで、リマインダーの告知が出ていたのだ。同期してるから当たり前なんだけど。。

14時を1時間過ぎ、2時間過ぎて、さらに別のリマインダーが作動する。すると、まだこなしていないタスクも含めて時間が経つ度にピコーンピコーンとなるようになってきた。最終的にはピコピコピコーンとなり、かなりうるさい。うっとうしいので通知を消すんだけど、タスクを完了した訳ではないので、しばらく経つとまた通知がくる。これが、秘書からはっぱをかけられているようで、うっとおしいけどかなり便利、、、

、、、、と、自分に言い聞かせていたけど、何度もやられると、次第に腹が立ってきた。

今も「ブログのイラストを描く」って通知にハッパをかけられているんだけど、精神的に良くない。明日からはもう少し言葉をひねって、「ブログを書くといいと思うよ」とか「今ブログを書くと、今後のためにもいいかもしれないね」って書こうかな。