タイヤの跡

1.傘
僕は雨が降ってもあんまり傘をささない方だと思います。雨にぬれるのはあんまり好きじゃないんだけど、それでもささないことが多い。単純に傘を忘れてしまうからです。
小雨のときは、だいたいいつも道の途中で傘を持っていないことに気がつきます。正確には、本当はもっと前に気がついているんだけど、なぜか自分の中でスルーしてしまいます。それで、ある程度濡れてきて、『うお、俺傘持ってねーっ』ってなるわけです。なんか生きながら茹でられる、鍋の中のカエルみたいですね。
2.タイヤの跡
僕は家から歩いて学校に向かう時、必ずどこかで総武線の高架橋をくぐらなきゃいけないのですが(院に上がって引っ越しました)、雨の日の高架橋の下が結構好きです。
特に西千葉公園へと続くところが好きです。こちら側(黒砂台)はかなり建物などが立ち並び、コンクリートが敷き詰められている冷たい感じなんですが、高架橋をくぐると、そこには緑豊かな公園が広がります。特にこの季節は紫陽花が咲き乱れ、公園の小道はそのまま紫陽花の道となります。
最近、雨の日そこを通ると、細い自転車のタイヤの跡が延びていました。跡は2本づつ、2組ありました。一本はまっすぐ延びていて、多分後輪の跡。もう一つは曲がりくねっていて多分前輪の跡だと思います。その2本が蛇のように絡み合っていて、きれいだなと思いました。
タイヤの跡

興奮して写真を撮っていると、傘を忘れたことに気がつきました。
それにしても、水滴がつきまくったメガネのレンズって、銀蝿の複眼みたいですよね。


バウハウス展/moso's巻きもの展

1.バウハウス展
昨日東京芸大でやっているバウハウス展を見てきました。
バウハウスはドイツに出来た、世界で最初の造形大学で、現在のデザイン界に多大な影響を与えた学校だそうです。が、僕はその辺の背景はあんまり理解していません。ただ、パンフレットを見ていると、先生方が歴史に残る超ビッグネームの集団だったようです。僕はパウロ・クレーしかわかりませんでしたが、その人がいただけでもスゴいと思いました。
さまざまな素材を使った立体造形の課題(学生の作品?)が展示されてて、それは面白いなあと思いました。
でも、それ以外は作品から特に感銘を受けなかったどころか、生意気にも、この展示会の本質は、もしかしたらデザイン教育の歴史の黎明の様子を示すことにあるのかなと思いました。修行が全然足りないんでしょうね・・・
2.moso’s巻きもの展
下北沢に『moso’s巻きもの展』を見に行ってきました。
moso’sは友人のお姉さんが組んでいる三人組ユニットで、沖縄の伝統的な染色法や織り方に、グアテマラなどさまざまな地域の織り方を取り入れて、オリジナルの作品を作っているそうです。
会場で出迎えてくれたお姉さんは、かなり気さくな方でした。
はじめのうちは、自分の作った織物の説明から、活動内容などについていろいろ話してくれたんですが、『僕は那覇市出身です』と言ったあたりから『都会っこ』呼ばわりされ始めて、最終的には、見学に来たのかイジられに来たのかよくわからないような状態になってました。染色よりもこのお姉さんの方がずっと面白かったかもしれません(染色が面白くなかったわけではないですよ)
moso's eco bag

↑moso’sエコバッグ