congratulations!!

元同居人のやーぼーが、遂にある出版社の編集の仕事にバイト採用ながらも内定が決定しました!!おめでとう!!!
俺はおそらく誰よりも一番長い間、沖縄を出た後の苦悩するやーぼーの姿を見てきた人だと思う。やつは本当に悩み苦しんでいた。でも、遂に夢への糸口をたぐり寄せることが出来たことに、素直に嬉しかった。
やつは沖縄の琉球大学にいるときに自分の夢が編集の仕事だということに気がついた。大学卒業後に飛び出すように沖縄を出た。
その後まっていたのは、6ヶ月にも渡るお先真っ暗な生活。友人宅に居座って肩身の狭い思いをしながら、食費を可能な限り切り詰めて、日雇いのバイトを重ね、先の見えない将来の展望に苦悩する日々。
今のようなフリーター状態のまま、腐っていってしまうんじゃないかと思うと、恐ろしくて夜も眠れなくなる時もあったらしい。
既に新卒ではない彼に編集の仕事が内定するとは、俺にはとても思えなかった。彼の前に立ちはばむのは、とてもじゃないけど登ることの出来ない、不可能な壁だと思った。
でも、その壁を打破したのは、他でもない彼の人望だった。
はっきり言って、あいつは口が悪い。ものすごく悪い。でも、ものすごく友人を大切にするやつだ。
俺が一、二年のとき、実家に帰ると、必ずあいつが飲み会を開いてくれた。誕生日の日には、俺は一回もあいつにプレゼントをあげたことをないのにも関わらず、あいつは『安く手に入ったから』とか言って、俺に伊藤淳二の短編集全13巻をくれたことがあった。
俺んちに居候している時も、研究室の後輩や先生から、たくさんの差し入れが送られてきていたのには正直びっくりした。
そして、紹介文を書いてくれた、大学の恩師とその友人。
あいつが今回内定がとれたのは、決してヤーボー一人の力ではない。多くの友人の助けがあって出来たものだ。
でも、その友人に助ける気を起こさせたのは、それはやーぼーの人柄のおかげなのだ。自分で成功を導いたのだ。
だから、自信を持って今後頑張ってほしい。毎日外食もせず、あんなわずかな食費で生活できるほど自分を律せる男だ。また職場でじわじわ仲間を作って、いつか正社員になれると信じてます。
頑張れ!!これからもがんばれーーー!!!!