先輩とオクレとおもひでぽろぽろ

今日大学のライフセンターで、なんと中学時代の先輩に遭遇した!!
彼女は今4年生。一浪して千葉大に入ったんだけど、一度休学して沖縄の予備校で勉強して、また俺が一年のときに2年生として復活して、今に至るのである。
で、その予備校ってのが、俺と同じ沖ゼミ。俺が二浪のときの話。
小学校も一緒だから、小、中、予備、大が一緒。ここに”高”が入ったら、与那覇里子もビビる腐れ縁になってしまう(まあ、あいつは同級生なんで、それにはかなわないが)。
なんて狭い世の中なんだ・・・・!
中学の時、俺は”オクレ”と呼ばれていた。
原因はハンド部の先輩。俺は一年の時部活もなんにもしなかったので、がりがりにやせてひょろひょろで(今もだけど)、なで肩で、眼鏡だった。
で、体育の時間に、1500メートル走というマゾ的な競技(?)があって、俺は一度7分50秒という驚異的な数字をたたき出した。
これは後ろから二位の人に、1周半差つけられた数字。その日はいつもいい勝負をしていたデブが休んだため、ガリ担当の俺がダントツのビリケツをたたき出したというわけだ。
これはマズイ・・・。
俺は肉体改造をすべく、2年から強豪のサッカー部をあきらめて、ハンド部に入部した。
で、入部3日目の練習試合の日・・・。
当然俺はベンチ温めである。
すると、先輩の一人が俺を呼んだ。
先輩A「おい、お前名前なんだっけ?」
俺  「masakiです」
先輩A「マサキって、マッキーと同じ名前だな。おーい、マッキー、こいつあだ名なんにする?」
マッキーさん「う?ん・・・」
ポク・ポク・ポク・ポク・チーン
マッキーさん「じゃ、オクレで。」
この瞬間、俺の残り半分の中学生活が決まった。
よほど俺がミスターオクレに似ていたのか、これはあっという間に一気に上の学年に広まった。
グランドで、休み時間にサッカーをしていると、知らない女の先輩たちから
「オクレー!」
って絶叫されるし、階段を降りて三年の階を通ったりすると、また別の知らない女子の先輩(大抵ヤンキー。この中に、将来の千葉大生もいた!)から、
「オクレー!何かオクレ」
とか、
「ものまねやってよ!」
とかいわれる。
でも俺は、いわれ続けているくせにオクレを実は知らなかったので、・・・・・というか、こんなに女の子に絡まれたことが無かったので、どぎまぎしてばたばたして終わっていた。
これは、後輩にまで広がった。一個したの連中に「オクレ先輩!オクレ先輩!」とか、「オクレ先輩!遅れてるよ!」とかいわれると、腹が立ってきた。
もうめちゃくちゃ。なんでこんなに知らない人からもいわれるんだろ。ホント中学って怖い。
それから6年後、二浪の時。沖ゼミの浪人生がたくさん集まって、その年初めての飲み会が行われた。
その年は、なんか知らないけど、前年度と同じメンツが多かった。去年の二浪生は順調に(?)三浪に上がってたし、俺も含め、去年の一浪で、また今年も残っている気心の知れた連中も多かった。
もちろん、新人さん(?)も多かったんだけど、その中に見覚えのある顔が二人ほど・・。
で、結論を言うと、そのうち一人は冒頭に出た千葉大四年(当時休学中)の先輩で、もう一人も松島中学の先輩だった。
俺はもう一人の人の顔を覚えてなかったんだけど、向こうが一方的に知っていた。
酔っぱらった彼女は、突然泣いて謝って来た。
「ごめんね!オクレなんて言って・・・。もうあたし、どうしたらいいかわからない・・!」
そ、そんなに罪悪感を感じることなのかよ!てか、何年前の話だよ!!
そうして、二浪生活が進み、最後らへんでまたじわじわと首を絞めあげられるような憂鬱の日々とごたごたの後、先輩方がどこを受けて、そこに受かったのか落ちたのか、全くわからないまま沖ゼミを去ることになった。
沖ゼミの卒パー(なんと予備校なのにダンスクラブを貸し切って、酒がぶ飲みの卒業パーティーを開くのだ!!)で、あって挨拶しようとしたんだけどいなかったみたいだし。
どうなっちゃったんだろーな?。
で、そんなこんなで一年の夏。ライセン前を歩いているとばったり遭遇。あら!こんなところに!
で、今日は二年ぶりに遭遇。
じんせ?おもしれ?な?