通り雨

なんか環境の課題のいいアイディアが出なくて、またまたいやな感じになって来たよ・・。
今日は午前中ネットでニュース読みまくった後、昼飯食ったり何かやったりして、三時ぐらいから机に向かった。オープンカフェの欠点とか長所とかを壁に貼ったりして、にらめっこしたり、何かかみに書いたりしていたが、全然思い浮かばず、結局寝袋に頭から突っ込むことになる。
すると・・・、雨の音がして来た。
窓を開けると、遥か遠くの空は晴れていてでっかい入道雲が流れているのに、こちらはものすごい土砂降りになっていた。
雨か・・・とボーッとしていたが、急に、環境とはべつに木曜日の課題の存在を思い出した。
それは、『定点観測』。
『定点観測』とは、カメラをある一点に固定して、そこからある期間をかけて写真をとり続け、その変化を見るというもの。期間は何十日間でもいいし、たった数秒の間でもいい。
で、俺にはVX2000という超兵器があるんで、それでカメラを固定して映像を撮影し、プレミアでフレームを40枚わけちゃって終わらせようともくろんでいたわけである。
この雨、映像で撮ったらきれいじゃね?
俺は大慌てでジーパンをはいて、カメラを持って、透明の傘をさして外に出た。
さて、なに撮ろう。
とりあえず、アスファルトの上を流れる水を撮ったんだけど、あんまり良くない。
てか、カメラのモードをいじくってみよう。まえまえから気になっていた『プログレッシブモード』。これで撮ると、映像がとてもシャープになり、しかもコマドリのようになって味が出る。笠原さんの『あかねの空』もこのモードで撮られたものだ。
しかし、それで撮ってみても、なんか映像がはえない。
で、今度はこのモードにしたまま、シャッタースピードをめちゃめちゃあげてみた。
すると、俺は驚いた。なんと雨の水滴が一粒一粒はっきり映っているのだ!こりゃすげー!!
今度は壁の排水溝から滝のように流れ出てている雨水を撮った。うまくピントを合わせ、さあこれから!ってときに、雨の音が遠ざかってゆく・・・・。
これは通り雨だったのだ。
俺、こっち(千葉)で通り雨に出会ったことあったっけ?
沖縄では、通り雨はしょっちゅうあった。特に海とか見晴らしの良い高台に登ったりすると、あそこでは雨が降ってるな、あっちも降ってるなと、通り雨を”視認”することが出来た。
海の上に、所々に雲の固まりぽかぽか浮いていて、そこから何か透明なもやもやが海に降り注いでいるのだ。
今降ってた激しい雨も、その通り雨なんだ。
なんかものすごく懐かしい感じがして、傘を閉じて空を見上げた。
俺のすぐ真上付近の雲の切れ目から青空がのぞいていて、そこに、ものすごくでっかい入道雲がそびえ立っていた。さっきは遥か遠くにあったのにね。
ああ・・・夏が来たんだ。これだから夏はいいんだ。
追記:ムッシュのブログ面白すぎ