自転車を巡る冒険

ちょっと長いけど聞いてよ?ここ数日のチャリ運の変遷を!
6月30日に俺のチャリが二ヶ月ぶりに二台同時に帰ってきたのは、この日記を読んでる人には人ご承知の通りだと思います。
で、まず一台のチャリを家に持って帰った後、7月3日にもう一台のチャリ(鍵がかかったままなので、安全な場所に放置していた。撤去予定日は7月4日)のキーチェーンを破壊してもらうべく、西千葉駅近くのチャリ屋へザッキーとズンの三人で運んだところ、そのチャリ屋が閉まっていたのでそのままSEIYUのそばのチャリ置き場の放置した。
で、翌日の月曜日。俺はチャリ鍵を壊しにいく時間がなかった。
夜。その日はムッシュの誕生日だったので、九時前に前に庄屋に行こうとしてもう一台のママチャリの鍵をあけようとすると・・・
バキッ・・・・
俺がチェーンの鍵穴に鍵を差し込んで、錆び付いているせいでかたくてなかなか回らないキーを強引にまわそうとすると、鍵の取っ手の黒いプラスチックの部分が見事に折れて、金属部分がむき出しに・・。鍵はただの金属片になってしまった。
これじゃ、固くて鍵をまわせない・・・
俺は何度もまわそうとしたが、取っ手の部分がほとんどなくなった鍵で、固い鍵穴をまわすことなどほとんど不可能に近かった。
この鍵穴に潤滑油でも注げれば・・・
そんなに都合よく金属用の潤滑油を持っていない俺は、悩んだあげく植物油を鍵穴に注いだ。
しかし、鍵穴が回る気配は皆無。それどころか俺の手にも植物油が着き、鍵がつるつる滑ってまわせない(←バカ)。
泣く泣く徒歩で庄屋に向かう。
翌日、リッキーから合鍵をもらう約束をして(ママチャリの鍵は、俺が貸してたときにリッキーが買ったもの)、SEIYU前に放置したチャリの鍵をぶっ壊してもらう。放置している間に、何者かにタイヤをパンクさせられてたのでその修理もしてもらった(修理費が・・・)。
そして遂に裕一郎にもらったチャリが完全復活!!何てかっこいいんだこのチャリ!この美しいフォルムにべた惚れです。
でも、相変わらずチェーンの外れ方は激しい・・・。
翌日にはリッキーの鍵も来て、二台共完全復活を果たした!
ところが・・・・・・・
そう、あれは先週の金曜日のこと。俺がエコスストリートファニチャーでめちゃくちゃブルーになってた日。
俺はガストでのTシャツデザイン会議後、ザッキーの撮影の手伝いにズン家にいって、そのまま2時近くまでダラダラして、小雨の中を絶叫しながら帰った。
俺はアパートのチャリ置き場にママチャリを止め、鍵をしっかりかけ、家に帰ってもんもんとして、しばらくして寝た。
翌日の7/9、パンフ班の一年生のために、俺んちでイラレ講習会(illustratorというソフトの使い方を教える講習会)を開くことになっていた。俺は一時に北門にみんなを迎えにいかなければならなかったので、チャリ置き場に行くと・・・
俺「・・・・あれ?俺のママチャリは・・・?」
俺のママチャリが無いのだ!!
俺、昨日鍵かけたぜ!?
昨日鍵かけたんだぜ!!??間違いなく!!
家で盗まれるかよ普通!なんで俺のなんだよ!なんで俺のアパート、俺のチャリを盗むんだよ!!
意味よ!!
現実がうまくの見込めないまま、もう一つの裕一郎チャリに乗り学校に向かう。
しかし、怒りが収まらない。
すると、チェーンが外れた。ムカついてるときにチェーンが外れるとさらにムカつく。でも、よく見ると、前も後ろもチェーンが外れてることがわかって、イライラはさらに倍増、
チャリを乱暴に倒し、手を油まみれにしてチェーンを直す。
でも悪いことはさらに加速。
学校について、キーチェーンをどこかに落としていることに気がついた。これじゃあ、チャリに鍵をかけられない。
どこか、だって!?あのチェーンが前後とも外れた場所に決まってる!!
しかし、みんなを案内中、再びその場所を通ったんだけど、キーチェーンは見つからなかった。
あんな植物油まみれのチェーンを誰かに持っていかれたの言うのか?まさか!ということは、ここではない、どこかで落としたということか?どこだよそこは!
これでキーチェーンの行方はさっぱりわからなくなった。裕一郎チャリも、鍵をかけられなくなってしまったのだ。
なんで、悪いことがこう重なるんだろ・・。エコデザインも、ママチャリも。これは俺が悪いんだけどキーチェーンだって。どうしてこう嫌なことが立て続けに起きるんだろ。
俺は、すっかりブルーになってしまった。
しかし・・・・、本当に世の中わからないものである。
おとつい、キーチェーンを買いに、裕一郎チャリに乗っていたところ、再びチェーンが外れた。
場所は偶然にも、この前チェーンが前後共はずれた、あの場所であった。
今回は後ろのチェーンだけだったので、すぐに直してチャリにまたがった時・・
「あの・・・」
振り向くと、この道に面した家の玄関が開き、眼鏡の中年のおばさんがこちらを見ていた。
おばさん「この鍵、もしかしてあなたのものですか・・?」
おばさんが持っていたのは、なんとこの前無くしたキーチェーンではないか!!
俺   「あ!それ俺のです!」
おばさん「あ、やっぱり。この前あなたがここでチェーンを直しているのを偶然見たんですよ。で、この鍵が落ちてて、もしかしたらあなたのものじゃないかって」
俺   「マジっすか!!これは俺のっす!ありがとうございます!」
おばさん「チェーン、お店で直してもらえるから、いって直してもらうといいよ」
おばさんは笑顔がすてきで、本当に聖人のように見えた。
なんて素晴らしい世の中なんだ