ホモセクシャルの日光浴

今日は朝9時からサッカーをした後ゴトゥの撮影に稲毛海岸に行きましたよ。タイトルはもちろん”TIME AFTER”(って言ってたよホントだってば)。
集まったのはゆっちと俺とリョウとズン。もちろんゆっちは危ないおじさん役だ。
で、まず汚い茶色の東京湾のそばをズンと二人乗りするシーンを撮った後、海に向かって突き出している歩道(?ほかになんて表現すればいいかわからない)にラストシーンを撮るために移動した。
そこからはずーっと向こうまで黒い砂浜が縦に延びているのがみえた。すっと向こう(多分バーベキューしたあたりじゃないかな)には海水浴をしている家族連れがたくさん見られたが、手前の方には、砂浜から少し上がったあたりに生えている草の上に、15人ぐらいの海パン一丁の人たちが体にオイルを塗って寝っころがり、体を焼いているのが見られた。
地面からは陽炎がゆれている。もう夏なんだ!
で、俺とズンが並んで海を見ている時(別にホモの役じゃないよ)、ズンが、
「あの手前から見て3人目と6人目の人、femaleじゃね?」
どうしたんだズンよ、外人の霊でも憑かれたか?
とは突っ込まず(あれ?突っ込んだんだっけ?)
「うそ!?マジで!!」
って俺はその人物に全神経とすべてのオーラを視力0.03の両目に集中させ、そこにあるであろうものを見ようと躍起になった。
見えない!!俺には何も見えない!!!
ブルーベリーもっと食っとくんだった!!
その時ふと砂浜に目をやると、ピンク色のワイシャツに白っぽいズボンをはいていて、よく日焼けした頭が禿げかけの眼鏡の中年と目が合った。彼はこちらの撮影に関心があるようだ。
そのおじさんはゆっちのあぶない男役の撮影中にすぐ隣を素通りし、海に突き出た遊歩道の最先端に行った後、引き返して来て、俺たちゴトゥ組の撮影隊のすぐそばで立ち止まった。
「すいません、すぐ終わりますので」
「いやいや、いいんですよ」
その直後撮影が途切れた。
すると
おじさん「そのカメラはホームビデオ?」
俺   「はい、俺のっす」
おじさん「なに撮影してんの?」
俺   「なんか、映像作品を作ってるんですよ」
おじさん「ふ?ん」
するとおじさんはとんでもないことを言った。
おじさん「まあ、服来てるからホモ映画撮ってるんじゃないってのはわかったけどね」
・・・・はあ!?
ズン「え・・ここでホモ映画撮ってる人がいるんですか?」
おじさん「そうだよ、ここら辺はヤバいよ。この前昼の十一時ぐらいにさ、体中オイル塗った全裸の男が三人もいてさ、一人がもう一人の後ろから●×※★して、もう一人が下から※△◎■でさあ。そして●△※★・・・・」
俺もズンも青ざめた。ゴトゥとリョウとユッチは黙って聞いている。
ズン「ここら辺って、そんなホモな人多いんですか?」
すると、おじさんはますます絶好調になって来た。
おじさん「そんなのそこら中にうようよいるよ?。あそこに海パン一丁で寝ている人たちがいるだろ。彼らはみんなホモ」
俺「マジっすか!!」
ズン「みんなアレ全部そうなんですか!?」
おじさん「そうだよ。彼らはみんな海パンを少し下げて、仲間を誘惑してるの。あそこに海パンのおじさんが歩いてるだろ」
見ると確かに日焼けした海パン親父が歩いている。
おじさん「あの人はものすごく変態なんだよ。あの人は若い男を片っ端から手をつける」
俺「え・・なんで知ってるんですか?知り合いなんですか?」
おじさんは、ギョッ、ってなったように俺には見えた。
おじさん「そんなわけない無いだろ!俺はいつもここを歩いてるからわかるんだ!」
かなり怪しい言い訳だ。
おじさん「とにかくあんたらここ歩くと聞きおつけた方がいいよ。特にあんた」
おじさんはズンの膝をさした。ズンはジーンズの膝の部分が破れてて、白い肌が露出している。
おじさん「こんな白い肌見せたらすぐ彼らの餌食になるよ。」
ホモたちからみると、ズンのちらリズムはかなりの刺激なんだろうか・・?まあ、彼らから見るとズンは萌え系の顔をしているんだろう。
おじさん「そしてあんた」
今度は俺だ。
おじさん「こんな特徴のある顔だったらすぐ捕まって食べられちゃうよ」
ほっとけよ!!
おじさん「お!!」
おじさんはゴトゥに歩み寄った。
おじさん「あんたいいもん持ってるよ!こんな白い肌は好物なんだよ!」
やったなゴトゥ!!でも好物なのは彼らにとって?それともおじさんの?
おじさん「でも捕まっても多分はじめはひどい事にはならないと思うよ。●×★※は女性のとちがって◎△■●・・・・」
もういいよその話はよ!!なんでこんなに詳しいんだよ!絶対経験済みだよこの人!!
撮影が終わって帰り際。またあの人とすれ違った。すると俺に向かって
おじさん「撮影終わった?あんた顔かわいいからさ、一つ裸になって・・」
俺「・・あ、は?いは?い」
おじさん「え?まじで?じゃあ発表会いくからね?」
俺「まじっすか!?」
というわけで、ドリセンにホモ軍団がくるかもしれないです。
本日の一枚 
20050521234009.jpg

『あれ!?俺達忘れられてない!?』