恐怖の研究 その2 気付くと怖い編

今日は忙しかったけど、特にネタになるような事も無いので(あるけどキモイので)恐怖の研究の第二回目をお送りします(一回目は5/11の記事だよ)。
まず超有名なこの話から・・・・・。
ある女子大生がいて、夜中まで起きてテレビを見ていると女友達が遊びに来て、その日は泊まっていく事になった。
で、自分はベッドの上、友達は床に敷物を敷いて寝る事になったんだけど、やがて二人寝付こうとしたときの事・・・。
寝転がってうとうとしていた女子大生は友人に起こされた。
「ねえ、一緒にコンビニでジュース買いに行かない?」
「ええ・・?なんでこんな時間に」
「ごめんね?。でも急に喉渇いちゃって。コンビニの場所わかんないからさ?」
女子大生は不機嫌だったが一緒に行ってやる事にした。
すると、
玄関を出た時、友人はがたがた震えて真っ青になっていた。
「どうしたの・・・?」
「ねえ・・、ホントはあたし、のどかわいてなんか無いんだ。あたし、床に寝てたじゃん。そしたら・・」
「・・そしたら・・・?」
「あたしのところからベッドの下が見えるじゃん。
 
 人がいたの。包丁を持った男の人が。」
むちゃくちゃ怖くね!?
最初聞いた時、うぎゃ??????!!!ってなった。
そりゃあ、もう、うぎゃ????????!!!って。
また、一浪の時にこんなのも見た。
まだ当時夢中だった竹富島の女の子がショートフィルム上映会のボランティアをやってたんで、それを見に行ったときの事。
このショートフィルムは変わっていて、全作品五分ぐらいの一定のアングルでノーカットというやつだ。作品の一部には西田尚美が出ているやつもあるし、たった五分なのにテレビドラマの原作にもなった作品もあった(これはホントに大傑作)。
その中の一つにかなり印象深いものがある。
タイトル(簡単なテロップ。名前は忘れた)が出たあと、ある薄暗いアパートの一室が現れた。玄関のすぐ隣に小さな台所があり、そこから画面手前まで畳がしかれている。部屋はかなり散らかっていて、押し入れは少し戸が開いているし、畳の上にはゴミが散乱している。
始まって数秒後、一人のOLが帰って来た。なんか慌てている。すると、畳の上の電話が鳴りだし、それに出る。電話機を丸ごともって、何やら慌ただしげに会話をするOL。その映像が3分ぐらい続く。
そして、「わかりました、すぐそちらに向かいます」と言った後、OLはまた慌ただしそうに電話を置いて、玄関から出て行った。
その後はまた薄暗い部屋が映る。
はい・・・?これだけ・・・?
しかし、次第に会場がざわついて来た。なんだ?なんだ?
次の瞬間、俺はぞくっとした。
よく見ると、押し入れの戸の隙間から、うっすらと人の顔が映っているのだ!表情はわからない・・・
ああ、と思った瞬間、思いっきり押し入れの戸が閉まり、バタン!という音を立ててこの作品は終わった。悲鳴を上げる客もいた。
所要時間、たったの五分・・・。しかもノーカット。しかし立派なホラー!
この二つに共通するのは何なのか・・・?
それは、気付くという恐怖!!
ついさっきまで、自分が危険にさらされていたという事に気付く恐怖、得体の知れないものがすぐ自分の近くにあって、それに気付いていなかったという事実に対する恐怖!
これをうまく使えば、客席をビビらす事ができるにちがいないぜ!うひひひ!!
(本当は『鎖』の脚本ではダンシングベビーのところでこの要素使ってたんだけどねー。なあ、ザッキー)
それにしても、最初の女子大生の話、ベッドの下に隠れていたのが岡Pでした、ってすると一気にギャグになっちゃうから不思議だよね?。
(次回は『堤防決壊の恐怖編』をお送りします。いつになるかわからんけど)