原宿だらだら調査旅行記

今日は原宿に行ってきやしたぜ。
昨日ネットでストリートファニチャーとは何か調べてみたら
『道路や広場など野外の公共空間に設置されるもの』
例えば、バス停留所屋根、バス停留所サイン、ベンチ、公共ゴミ箱などをさすらしい。
まあ、とりあえずなんでもありってことなんだね。
俺は今日もデジカメを片手に原宿をぶらぶら。人が多い。外国人も。
ん?外国人?
今日の原宿には外国の人たちが多かった。でも原宿には英語やその他の外国語の書かれた看板が置かれてなかった。あるのは監視カメラがありますよ?っていう注意書きのみ。
これはネタになるかもしれない!でもどうしよう・・・。
よし、外国人を尾行だ!そして観察するんだ!
しかしこれがなかなか勇気のいる行為だった。俺は尾行なんてした事無いし、万が一ばれたりしたらどうなるんだろう・・・。しかも女の人とか尾行したら完全にストーカーだし。
しばらく歩いて白人を何人もスルーしてしまったが、表参道の方で遂に、この人たちなら・・っていうターゲットを発見した。
一人は黒いスーツをつけた30ぐらいの男、一人は白っぽいスーツをつけた、頭がはげ気味の中年、そしてスーツ姿の太ったおばさんの白人三人組である。
よっしゃ!追跡開始・・。
俺は、三人から5メートルほど後ろを歩いた。
三人はどうやらこの辺りを下見に来ているようだ。特に三人のうち真ん中を歩いている黒スーツの男はしきりにいろんな物件を指差しながら、残りの二人にいろいろ説明しているように俺には見えた。
しばらく歩いて、ハプニングが起きた。急に黒服の男が右側に飛び跳ねて、その人とおばさんの間からハイヒールが俺のすぐ近くまで飛んで来たのだ。
女の人が、俺から見てちょうど三人の向こう側から、片足にハイヒールを履いたままこっちにやって来て「すいませんすいませんでした」と外国集団に謝っていた。彼らは笑って振り返り、ばっちり三人とも俺と目が合った。
いや?・・気まずい
俺が尾行してるなんてもちろん気付いてるはずなんか無いんだけど、罪悪感のある俺としては気まずい。
三人はまた談笑しながら、『コンドマニア』のある交差点まで来た。すると一行の行動がおかしくなった。
交差点を右に行こうか縦に行こうか迷ったらしく、右に渡る信号が青になったんでいったん右に渡りだしたが、歩く速度は急激に遅くなり、なんかS字を書いて歩き出したかと思うと、今度は中央分離帯に向かって歩き出した。
え?なになに?
すると、よく見ると中央分離帯のところに信号待ちをしているタクシーがあったのでそれに乗りにいくようだった。なあんだ。
なんか、どこを歩いても一緒な気がして来た。やる気も無くなった。歩いてたって問題点なんて見つかんないんじゃね?なんて思ってきた。
で、帰りにブックオフによって本を買い電車の中で読んでたら、いたい事が書かれてた。
『すぐにわかったつもりになるな。十を聞いて一を知るぐらいでやれ』
ようは、問題点なんて見つかんないよ?とか思いながらぶらぶら歩いてたって、見つかるわけは無い。熱心に何回も歩いて初めて見えてくる・・・ってことなのか・・・
もっと先に言えよ!(誰に向かって言っているのだ)