中華料理店『ドラゴン』でカルチャーショック

今日は本当にクソみたいな日だったぜ!やると決めたことを、誘惑に流されて全部出来なかった。猛省じゃ!!
で、その代わりに、この前沖縄に帰ったときに行った中華料理店の話を書こうと思います。本当はその日のうちに書こうと思ったんだけど、疲れて寝ちゃったんだよねー。
2月24日、俺はアッちゃんとユキマサの3人でドライブをした。


目的地も決めずにたらたら車を転がしていたら腹が減ってきたので、どこか安くてたらふく食える場所に行こうって話になった。
そうなったらあそこしかない・・・そう、中華料理店『ドラゴン』!
それは北谷にある、一見ごく普通の中華料理店。店内は大衆食堂のような作りになっており、畳の席とテーブル席の二種類がある。
俺は実はそこはまだ一回しか行ったことがないんだけど、でも、その時のインパクトは絶大だった。料理が安い上に量が半端無いぐらい多い!!しかもマズイ!この上なくマズイのだ!!
でも、そんなことで驚く俺ではない。何に驚いたかって、その客。
入り口の扉を開けた俺は本当に驚いた。
な・・・!!
客の六割が皆黒人!!ごく普通の庶民的な中華料理店の店内で、アメリカの黒人ネイビー達がチキンをむさぼり、まずいラーメンをずるずる食っているのだ!
しかし、それから四年以上経ったわけで、アレが本当にあった光景なのか、それとも俺の誇張された記憶なのか、正直自信がなくなっていた。そこで、今回そこに飯を食いにいこうと思ったわけだ。
 
『ドラゴン』の前についた。アパートの一階を利用して作られた、ごく普通の中華料理店。
しかし、中に入ってみると、俺の記憶に間違いがなかったことが証明された。中はほぼ満席で、その半分以上が白人のソルジャーとその家族だった。異様な光景。
俺らは店の後方の畳の上の席につき、部屋全体を見渡した。
やはり米軍兵士はみなごつかった。人種が違うとはいえ、本当に同じ人間なのかと思うほど体がガッチリして、しかも身長もでかかった。
さらに気になったのは、その妻。どの席も、奥さんと思われる人は、皆例外なくデブだった。
しかし、なぜこんなにアメリカンがこんな質素な店に群がるのだろうか・・・?
この謎は、メニューリストを見るとすぐに明らかになった。
例えば俺の注文したラーメンセットは、たった500円なのにも関わらず、大盛りのラーメンに、なんとケンタッキーで売ってるのと同じぐらいの大きさのチキンが三つも付いているのである。
このラーメンは量がめちゃくちゃで、しかも脂っこくてマズイ。まさにジャパニーズ・ジャンクフード。チキンも、衣に油がべっとり。安い上に超高カロリーなのが彼らの好物なのだろう。
ところが、それだけじゃなかった。
お冷やはセルフサービスだったので、俺はレジの近くにある、飲料水の入ったタンクに向かった。
で、コップを手に取っていざタンクの蛇口を捻ろうとすると・・・
あり?
隣にさらにでかいコップがあるぞ?
実は、タンクは二つあって、それぞれの横にはコップが積まれていたのだが、よく見ると、その二つのタンクでは、積まれているコップの大きさがぜんぜん違うのである。なぜ?
タンクの中身が違うのだろうか?
俺はデカイコップが置かれている方のタンクの蛇口を捻ってみたが、出てきたのは水だった。もちろん、小さいコップが置かれている方のタンクの中身も水。
何じゃこりゃ・・?へんなの。
ところが、席に戻り、デカイほうのコップの水を飲むと、思わず吹き出しそうになってしまった。
甘っ!!!何じゃこりゃ!!
・・・・・これ砂糖水ですやん!!
なんで食堂のお冷やが砂糖水なんだよ!!カブトムシでも来んのかよ!!
そのときだった。
外人のデブのガキが、デリシャースとか言って、その砂糖水をがぶ飲みしているのを俺は目撃してしまった。
マミー、マミー、デリシャーす
ゴクゴク・・プハー
え?カブトムシってこんなにデブの白人だっけ?
意味不明なことを真面目に思った自分にカルチャーショック