サ館の音楽棟

千葉に戻ってきました。26日の事だから、もう戻ってきて三日目。沖縄にはたった4日しかいなかったんですね。
で、今日は始めて運動場の裏手にあるもう一つのサークル会館に行ってきました。アート・パブリシティー(以下アーパー)の部室に用があったのです。


事の発端は去年の12/27、環境研究室の忘年会。実はその五日前に、俺はケアハウス日夕苑で三線を弾きにいってきたので、その報告を清水先生にしたところ、俺はそのパーティーの場で沖縄民謡(?)をアカペラで歌わされるはめになった。
仕方なく歌ったのは『ティンサグヌ花』という、沖縄から来た者なら知らぬ者はいない代表的な童謡。全部方言なので、誰も何を言っているのかわからない。しかし、それが逆に良かったのか、俺のへたくそな歌がなかなかウケた。
するとM2の寺岡さんという人に、3月4日にやる民族楽器のセッションに、三線奏者として参加しないかと声をかけられたのである。
それは世界的なソロのドラマー羽野昌二のアヴァンギャルド・ジャズの演奏の前奏としてやるそうだ。
これは、マジ面白そうということで、即オッケー。
で、その初練習が今日だったというわけだ(遅!!)。
アーパーの部屋は白くて古めの(でもうちらのサ館よりは新しい)建物の二階にあった。その建物は、二階建ての小さな棟が向かい合っており、その間にある階段と野外の廊下で、一つの建物として繋がっているようなような構造になっている。
だから、ドアから出ると、建物と建物の間の中庭が見下ろせてとても開放感がした。夏は白いペンキも映えて、とてもいい雰囲気なんだろうなと思った。
今日は寺岡さんは来れなかったので、会う人すべてが初対面だった。
だいたいがM2で俺より年上。楽器は様々で、そのすべての中で、主にメインとなるのはジャンベという民族楽器。手のひらでたたく太鼓である。他にラッパの人もいるらしいし、踊りを踊る人もいるらしい。
で、俺はそんな始めての先輩方の前で、いきなり一人で三線を弾いて、その実力を見てもらわなければならなかった。
とりあえず早い曲である『トウシンドーイ』と遅い曲の『安里屋ユンタ』、『てんよー』などを弾いた。いずれも大祭と、去年のケアハウス日夕苑に向けて、死ぬほど練習した曲である。
で、俺がテンヨーを弾いていると、なんと先輩がジャンベで合わせてきた。
俺のテンテテテテテンという音に、うまい具合に太鼓の音が被る。
なんて相乗効果!!
思わぬセッションに俺はすっかり興奮してしまった。こんな事は始めてだ。
すごいすごい!!
結局俺は、ベースとなるジャンベの後に五分くらいソロをやって、その後アドリブでセッションをやる事になった。ソロって何すればいいんだろ・・・
夕方頃、俺もそろそろ帰って作品集作りをしようとしたら、ドラマーの羽野さんが現れた。
見たところ、やせた、ワイルドでチョイワルな親父という印象を受けた。レザーのジャンパーに白い無精髭、微妙に関西弁の入った乱暴な言葉遣い。正直ビビる。
羽野「だ、なにすんのか聞かせてくれよ」
ソファにどかっと座って、俺達の誰かが演奏するのを待っている。
こえーーー!!!
すると・・・・
先輩「そういえば山里君もうすぐ帰らなきゃいけないから、先にやった方がいいんじゃない?」
羽野「じゃあ、山里君?やろうか」
はあ!?マジっすか!?
ていうか、太鼓以外の人まだ見た事無いんですけど!しかもいきなりセッションとか無理なんだけど・・
俺は動揺しながらソファに座った羽野さんの前に立ち、とりあえず『安里屋ユンタ』を歌った。目を閉じながら、真剣に俺の音楽を聞く羽野さん。マジ緊張。
その後、羽野さんが自ら太鼓をたたき出し、それに合わせて俺は三線をかき鳴らした。
あら、あらら、なかなかうまくいくじゃないか!
しまいには先輩も太鼓をたたき出し、いきなり3人のセッションと化した。
マジ感動。音楽経験が最近ではカラオケぐらいしか無かっただけに、これは心を動かしました。
だから、3月4日は俺達の演奏見にきてね!
イベント名: ECO 2006 spring
時間:開演18:30 / 開始19:00
千葉のサクラモンテという場所です(千葉市中央区栄町37-1センタービルB1F)
ワンドリンク2000円だって(高!)。
    
ps.沖縄で、将来の夢を見つけてきました。間もなく次の進路も決心がつきそうです。
 全然関係ないけど、明日はサイバードのグループワークだぜ!(今日予約した)