シティー・オブ・ゴッド

最近思うんだけど、課題とかで忙しいときこそ、『頑張ろう』と自分に言い聞かすのは逆効果で、そうではなく『楽しもう』と言い聞かす方がいいんじゃないかと思うようになって来た。(あ、俺の場合はね)
今の俺を例えるならば、へっぴり腰のサーファー。
勢いよくボードを抱えて海に飛び込んだのはいいものの、高い波を目の前にして体がこわばってしまい、思うような動きが出来ず、逆に逃げ出しそうになったところで波に巻き込まれてしまって必死でもがく、情けないサーファー。
いいサーファーというのは高い波を制覇しようと果敢に挑み、成功しようがしまいがその波を思う存分楽しむ事が出来るわけで、本人は楽しいだろうし、見ている人も気持ちがいいだろう。
何がいいたいのかというと、自分に『頑張れ』と言い聞かして、我慢しながら課題という波をを乗り切るのと、自分から楽しんでそれをこなすのとでは明らかにできが違うわけ。
今日それをまた実感して凹みました。これで何回めなんでしょ。学校の課題も映画を作ってる楽しさでこなせたら最高なんだけどな?。しかもうちの学部ならそれが出来るはずなのに。
それに人生は一度きりなんだから、楽しまなきゃ絶対損だ。
今度は楽しむようにするぞ。今度の金曜日の波はこれまた果てしなく高い・・・・。
で、まあ、面白くない気分で学校が終わったんで、今日返す予定の映画二本を一気にドドドと見ることにしたであります。
『シティー・オブ・ゴッド』と『トーク・トゥー・ハー』。方やブラジル産、方やスペイン産の多国籍コンビ。
結論から言うと、どちらもすごいよかった!特に『シティー・オブ・ゴッド』!これはヤバい!
すごいハイテンションで、『神の街』で生きる主人公とその周りの危ない青春、そして血で血を洗うギャングの抗争が描かれる。
その登場人物の人間関係とそれぞれのキャラの際立ちっぷりは圧巻。怒濤の展開もやばい。この前『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』見たけど、あれに人生の奥深さを混ぜた感じ。ユーモアと示唆に富んでいてすごいいいと思った。映像センスもキレてる。
そして、最後に聞いてビビったんだけど、なんとこれ実話なんだって!!
人生はこんなに恐ろしくて、でも面白いんだと再認識。久しぶりに映画を『見た』のではなく『体験』した気分になった。ブラボー!マジブラボー!
そして『トーク・トゥー・ハー』。さっきとは打って変わって、とても静かな作品。これは登場人物の一人が俺の友達にそっくりでウケた。
特に印象に残ったのが劇中劇の『縮みゆく恋人』。まあ見て。
ツタヤで返却のついでに借りたのは、オッチーオススメの『ムーランルージュ』と、ダウンタウンの松本がオススメの『ペーパームーン』。どちらも期待大!
最近、『映画に意外なオチなどいらない』という意見が理解できるようになって来た。
まあ『セブン』や『オールドボーイ』とか、そういう傑作なら話は別なんだろうけど、意外なオチってのはどうしても欺くためのパターンにはまってしまって、作品が薄っぺらに感じてしまう気がする(『閉ざされた森』とか特に)。
意外なオチなんて、長い人生から見てみればたった一瞬の『びっくりした出来事』の一つにしか過ぎないわけで、重要なのは登場人物の心の動きだとおもうわけ。人間は『共感する生き物』だからねー。
・・・・・てかなんで、映画のオチの話になってるんだろ・・。頭が混乱してるので今日はこれまで。
(俺は『意外なオチ』系の映画大好きです)