【ネタ】2013年のサッカー観戦 ジェフ千葉の開幕戦編

年越しちゃって今更感満載だけれど。

 

1. 2013年はジェフをちゃんと応援しようと思った

スタンドで応援している

2012年11月23日、小雨が降り注ぐ国立競技場で、J2の昇格プレーオフが行われた。

ジェフ千葉VS大分トリニータ。

僕が応援しているジェフは、この試合引き分け以上で、J1に昇格できる。

試合は残り5分。あと5分守りきれば、昇格が決まるはずだった。僕らの応援は最高潮に達していた。

ところが。。

 

大分の先制のシーン

 

大分の先制のシーン 林のゴール

 

 

一瞬の隙を突かれ、大分に先制点をあげられる。そして、そのまま試合終了。

掴みかけていた「昇格」の二文字が、指と指の間をすり抜けていった瞬間だった。

 

 

ボー然とするうちら

 

目の前に広がるのは、昇格を決め、優勝したかのような歓喜に湧く大分と、この世の終わりと言わんばかりに泣き崩れるジェフの選手、そして立ち尽くすサポーター。

まさに天国と地獄 。

 

寒さとショックに打ちひしがれて、コーヒーをすすりながら歩く、国立競技場からの帰り道。

実はジェフ千葉を応援し始めたのはその年の9月からで、サポーターとしてはニワカ中のニワカなんだけれど、これほど悔しい思いをすることになるとは思わなかった。

その後テレビを見たけれど、J2だからあんまり報道されていなかった。ただでさえ露出の少ないJリーグの、さらに下に当たる2部リーグの試合なんだからしょうがないのかもしれない。

多くの人にとって興味の無い試合だったかもしれない。でも激アツな試合がたしかにそこにあった。

僕はこれがJリーグなんだと思った。

 

 

2.ジェフ千葉を応援しようと思ったきっかけ

 

2012年オリンピック初戦で勝ったのを見た時の俺

2012年の夏。ロンドンオリンピックの男子サッカー日本代表は、初戦でスペインに勝った。

スペインは、なんといっても世界最強のチームの一つ。勝てるなんて微塵も思っていなかったから (誰も勝てるなんて思っていなかったでしょ?)、感情の奥底から沸き上がる興奮の爆風で、体がバラバラに吹っ飛ぶんじゃないかと思った。

本当にそうとしか表現できないぐらい嬉しかった。

 

 

それからしばらくして、電車に乗っていると、隣に座っていた二人がスペイン戦で得点を決めた大津選手の話をしだした。

耳をそばだてて聞いてみると、ふたりは同じ千葉県内のチーム「柏レイソル」のサポーターのようだった。

 

電車の中で柏レイソルのサポーターが話しているのを聞いた話

 

大津が活躍→レイソル誇らしい

……..?

 

 

活躍する大津

 

 

サッカー観戦において、自分の中で新しい世界が開けた瞬間だった。

 

普段応援しているチームの選手が、チームの中で成長し、代表に呼ばれ、大活躍をして有名になる。

……たしかにそれは嬉しいかもしれない!そして、その選手を生み出したチームを誇りに思うに違いない。

 

僕はそれまでサッカーは日本代表戦しか見てなかったから、そんな発想はなかった。

これは、日本人しか知らなかった香川真司が、世界中に知られるようなビッグな存在になるのがすごい嬉しいのと似ていると思った.

 

普段から応援しているチームがあれば、あれほど興奮したスペイン戦も、更に何倍も楽しく見れたのかもしれない。そう思うと、いてもたってもいられなくなった。

 

 

興奮して自動販売機を連打

 

そうしてはじめて試合を観に行ったチームが、「ジェフユナイテッド市原・千葉」だった。

僕の住んでる千葉市は、ジェフ千葉のホームタウンなので、それは自然なことだった。

 

千葉駅前のジェフ千葉のサイン

↑千葉駅前のジェフ千葉のサイン。足元がちょっときたない。。

 

ジェフといえば、黄色に緑に赤とド派手な色の組み合わせを基本カラーにしているため、正直に言ってちょっとダサいイメージがある(ごめんなさい)。

 

フクダ電子アリーナ

でも、家の近所にあったジェフのホームスタジアム『フクダ電子アリーナ』は、想像以上に立派なスタジアムで驚いた。サッカー専用のスタジアムなので、陸上競技用のトラックがなく、選手を近くで見れる。

 

 

そして、ジェフと言えば、Jリーグ発足当初から存在する伝統のあるチーム。有名な日本サッカー史に残る名監督や、日本代表も多く所属していた。

でもそれも今や昔。J2に落ちて早4年。毎年昇格をあと少しで逃し続け、すっかりJ2に馴染んでしまった。

過去の栄光を引きずって苦しむ古豪。それが新米サポな僕のジェフに対するイメージ。

だから今の状態ではこのチームからすぐに日本代表が出てくることはないと思う。でも、下のカテゴリーという地点からの古豪復活を目撃して、日本代表が現れていくさまを気長に見続けるのも悪くないんじゃないかと思うようになった。

 

 

そして、プレーオフの悪夢を目撃し、その思いは更に増すようになった。2013年のリーグ開幕を告げるコンサドーレ札幌戦を迎えたのは、まさにそんな状態で迎えた3月3日のことだった。

 

 

3. ついに迎えた2013年開幕戦(VSコンサドーレ札幌)

 

3月3日は千葉のフクダ電子アリーナで開催されるということもあり、大学サークルの友人たちと観戦にいった。

フクダ電子アリーナにて

一緒に行ったのは、サークルで一番ジェフサポ歴の長いバンちゃんと、札幌ファンの岡P。

 

 

その男の名は岡P

ところで、札幌出身の岡Pは、筋金入りのコンサ狂。僕が直接会った人の中では、コンサドーレに最も強く魂を蹴られた狂人の一人(※褒め言葉)。

 

 

 

コンサで日本旅行

東京在中の彼は今年も、北は北海道、西は長崎(うお。。。今、上のイラストの長崎の位置をまちがえている事に気がついた…)まで、試合のあるところならばどこへでも言った。

でも、コンサドーレは決して強いチームではない。というか、2012年シーズンは、コンサにとってまさに地獄のような年だった

 

凄まじいシーズンの後には、クラブの財政難からベテランを放出し、クラブの生え抜きなどを起用するなど、戦力ダウンは否めない事態に。

それでも岡Pのコンサ愛は衰えることはない。岡Pのコンサ愛は、こういう結果に左右される感情を超越したところにある 。

 

 

だから、岡Pがフクダ電子アリーナで合流して、いきなりこんなことを言ってきても、「強がれるのは今のうちだから」と思っていた。

 

 

 

 

 

そんな関係ない無いデータなんかしらんしらん 。

ハイ、ハイ、と岡Pの主張を意にも介さず、ビールを買ってスタジアムのホーム側の席につく。岡Pはもちろんコンサの応援席(アウェイのゴール裏)側だ。

 

 

試合が始まり、ホームということもあり攻めまくるジェフ。

パスを小気味よくつないで攻めまくるけれど、なかなかゴールを割ることができない。時間だけがいたずらに過ぎていく。

 

 

 

 

そして0−0で迎えた後半ロスタイム…

 

 

まるでプレーオフの悪夢を再現しているかのようだった。ジェフもメンバーが代わり、監督も変わったけれど、同じ時間帯に集中力を欠き、同じように失点。。

「まるで成長していない」というスラムダンクの安西先生を思い浮かべた人は絶対多かったはず。

 

ていうか、コンサのこと言えた口ではないやんけ!!

コレは帰るしか無い。。

 

 

 

この、こちらの心理を読み透かし、先にいいよと言われるのはめちゃくちゃ悔しい

 

 

その時、コンサドーレ側のゴール裏を見る。

 

 

 

 

本当に帰ろうかと思った。でも、悔しすぎて帰れない。それで我慢して、スタジアムの表で待つ。しばらく待って、岡Pが現れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、千葉の試合を観に行って勝てない日が続く。

(年を越しちゃったけれど続きます。)