漫画超えを目撃中

 

ここ数日間、特に香川真司がマンチェスターユナイテッドで開幕戦をスタメンフル出場して以来、もうそれに夢中になってしまって、なかなか作業に集中できない。

僕が中学の頃に「VIVA! CALCIO  ビバ!カルチョ」っていうサッカー漫画があった。それは日本人のサッカー選手シーナが、セリエAの当時の強豪であるフィオレンティーナで大活躍するって話なんだけれど、その活躍っぷりが半端ない。実在のスター選手が実名で登場していて、たとえばチームメイトにはアルゼンチン代表だったバティストゥータや、ポルトガル代表だったルイ・コスタがいたりするんだけど、彼らと普通にタメ口をきいたりするわ、しかも彼らより圧倒的な技術・身体能力で脇役扱いにしてしまうわで、圧倒的な活躍を見せ、どんどんチームを引っ張っていく。

でも、僕はその頃バティストゥータがどんな選手だったのか全然知らなかったんだけど、そのあと日本が初出場したフランスワールドカップのグループリーグで、バティに日本はボコボコにされてしまって、漫画と現実とはかくも離れているものなんだなと痛感してしまった。

ところが今、香川真司がプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドという化物チームで、まさに漫画超えをしようとしている。チームメイトにはあのルーニーがいるし、さらに去年のプレミア得点王のファン・ペルシーも入ってきた。舞台が漫画以上にゴージャスだ。そして、香川はオープン戦で、ゲームをコントロールするトップ下。しかもフル出場。まだまだにわかファンな僕でも、すごいってことはよく分かる。このままプレミアを引っ張っていって、ビバカルチョの世界を超えていって欲しいな。

でも正直、サッカーの情報を集めて見ることが多いけれど、最近は夢にまで出て来るようになってきた。生活を侵食しすぎ。お前の本職は何だ。