キャディーさんが欲しい

(1)
昨日ようやく頭の90%を支配して何日も学校に泊まった課題のプレゼンが終わって、完全に糸の切れた凧のような感じになってしまった。今回のプレゼンの出来は・・・・
でも、まあ、完全に全力は出し切った。全力を出して足りない部分を痛感した感じだった。この充実感はその証拠。悔いは無い。
それにしても、頭の中にキャディーさんが欲しい。
『この辺を狙った方が良いですよ』と、常に全体を見渡しているキャディーさんが欲しいです。でないと近視的になってしまう。いつの間にか重箱の隅をチクチク突いて頭を抱えている。今回の課題もそうだった。例えばコンセプトを立てる時に、毎回優先しなければいけない要件の重要度を読み間違えている気がする。
必死に考えて、その結果出来たものはいつもボヤッとしていることが多い。なんか、ゴールに近い気がするんだけど、なんか違う気がするんだよな、というか。多分これをゴルフをモデルにして視覚化すると、グリーンに入ってはいるんだけど、ホールには遠い、という感じになるのかもしれない。いや、グリーンに入っているのかさえ怪しい。
だから、もう少し、芝のラインが見える人がほしいんだ。
ああ、キャディーさんが欲しいなああ
(2)もっと欲を言えば、頭の中に相談相手が欲しいです。
やっぱりグループ作業をやってると、話し合いでどんどんコトが進む。たまたま今回と前回のグループでは俺の意見が結構反映されて嬉しかったんだけど、それを一人でできるかと言われたら、絶対無理。
その決定的な差は、多角的な視点。それはもう圧倒的だ。
俺がこういえば相手はああ言う。それはつまり相手は俺とは違う別の視点から物を見ているからな訳で、それだけで全然違う。しかも、その差はいろんな所に現れてくる。
たとえば判断力。俺が何かに関してうじうじ考えていると(つまり重箱の隅を突いていると)、鬼武者のようにその考えをバッサリ切ってくる。
更に例えば俺が考えたアイディアについて、『これイインだろうか、ださいんだろうか』と悩んでいるようなものも、誰かが『全然だめじゃん』と言っただけで俺は潔くそれを捨てる事ができる。
こういう人が、頭の中にいて俺の相談役になってくれたらどんなに楽なんだろうか、と、最近よく考える。
なんか、ハンターハンターの富樫義宏が、『頭の中に田中さんと鈴木さん(だっけ?)がいて、よく喧嘩する』と言ってた気がするが、まさにそんな感じになりたいなあ。
欲を言えば、その田中さんには妹がいて、気弱な田中さんを励ましてあげるとか、鈴木さんはいつも鋭い言葉で相手の心を切り刻むが、実は本人が一番愛に飢えているんだ、とか、なんかそんな裏設定チックなドラマも欲しいなあ。