余白がたくさん

日曜日に東京アートブックフェアを見に外苑に行ってきた。

その日は土砂降りで、病み上がりの身には大変だったけれど(先週金曜日辺りから微熱が出てる)、行ってよかった。写真取るの忘れたけど。

アートブックと言っても、どちらかというとzineがたくさん置かれていた。

「zine,リトルプレスって何?」

一見ただの落書きに見える模様をひたすらホッチギスで閉じただけのものから、大量の文字で埋め尽くして非常に凝った閉じ方をしたzineまで色々あった。どれも観ていて楽しかったが、財布の紐を緩めるほどのものは無かった気がする。

冊子みたいなものだと、どうしてもこちらの心を動かすような情報がないと買う気になれないようだ。

ただ線や文字が組み合わせてあって、そこから何か感じ取れるかというと、残念ながら僕は感じ取れない。視覚に訴える情報への感性って、俺意外と弱いのかもなと思った。まあそれはしょうがない。

それよりもむしろ、zineを見ていると、こういう紙質のものに自分も何か描いてみたくなるような衝動が湧いてくることに驚いた。zineを見てると、どうしても余白を探してしまう。
それで、結局zine売り場にあったノートを買ってしまった。なにに使うかはわからないけれど、めくってもめくってもどこまでも余白だ。

何か描こうかな、だとか、線を引いたら気持ちがいいだろうな、などと考えて、結局ノートを見て満足。

僕は最近ノートを見て楽しめることを知った(←何かする前に満足するタイプ)