山梨の覆面ラジオパーソナリティ

大学のサークルで一緒だった加藤明子が、山梨でラジオのパーソナリティをしている。彼女は大学のときからアナウンサーのような声を使う仕事に就くことを夢見ていた。一度全然違う会社に入ったのだけれど、さまざまな事情があってやめて、いつの間にかラジオのキャスターになっていた。大変な目にあって会社を辞めたと聞いたときは、大丈夫だろうかと心配していたんだけど、気がつくと憧れの職業についていて、人生は何があるのかわからないなあとつくづく思ったものだ。

そんな彼女が持っている番組の中で、「マニアの扉」という人気コーナーがあるらしいんだけど、そこにプロレスマスク職人が来た。この人の経歴も異色で、もともとプロレスが大好きだったんだけど、その熱が高じて脱サラし、現職に就いたのだそうだ。

きっとプロレスのファイトにも負けないような、熱い情熱を持っている人なんだろうと簡単に想像できた。その証拠に、彼がこの番組のスタジオに来た時、なんと彼女専用のプロレスマスクを制作してきたのだ。目はサンダーライガーと同じ素材。フェイスのピンクはモモ、紫のデコ当てはぶどうを表しているらしい。それらのデザインをきちんとやって、制作して持って来たのだ。もちろん彼女はレスラーではない。

このマスクをつけてラジオで喋ってる彼女を想像するのも面白かったけど、それ以上に彼女専用のマスクを作ってくるっていう職人の太っ腹ぶりがすごく笑えた。世の中には面白い人がたくさんいるなー。


父の日

今日は父の日ということで、親父です。去年実家に帰った時、親父がなぜかサングラスをつけていていたんだけど、それが80年代のダンスホールにいそうな感じでもの凄く笑った。肩パットが無かったのが悔やまれる。
親父は数年前から古武術にハマり、髪の毛を伸ばしているため、職場では仙人と呼ばれているらしい。

父の古武術は、祖父の介護の際、いかに腰を痛めずに祖父の体を持ち上げることが出来るかというところから始まった。でも、いつの間にか「皮膚感覚をコントロールしていかに相手を弱い力で倒すか」というテーマにすり替わっており、毎日のようにリビングで研究に没頭している。それでいつも母親か、帰省のときは僕が実験台になるんだけど、毎回技が上達していて、こちらの抵抗もむなしくあっという間に倒されしまう。
また、最近は、特に病気でも無いのに食事制限を自ら課している。糖類と炭水化物の制限だ。僕もちょっとやってみたんだけど、糖質まではなんとかできるものの、炭水化物まで制限するのはかなり厳しい。ステーキといったコレステロールはいくらでも食べてもいいらしいのだが、パンもラーメンも白米も食べないというのはなかなか過酷だ。
でもそのおかげで、親父の腹は、内臓脂肪もすっかり無くなりまるで健康な30代のそれになっていた。
たしかにこれは仙人と言われても仕方ない。親父の進化はまだまだ続く。

親父ばかりだけでなく、僕も今週もいろいろやって行きたいと思います。ここに来た皆さんも、今週も自分のペースでいけますように。


たまごクラブにイラストを描かせていただきました。

既にFacebookでもツイッターにも描いてしまいましたが今日発売のたまごクラブに僕のイラストを描かせていただきました!

今回はこのサイトが4月に出来て初めてサイト経由頂いたご依頼で、メールを見た瞬間、興奮で椅子から転げ落ちました。

 

 

 

20点近く描いたので、もしよろしければぜひ手に取ってみて下さい。なんせ全国誌なんでね。はっはっは!

ということで次の更新は日曜日の夜です。

 

編集部の皆様、お声をかけていただき本当にありがとうございます。また今後ともよろしくお願い致します。

 


いやがるレミちゃん

1.
おっさん二人(一人は父親)に両サイドからキスされて、微妙な表情のレミちゃん。
レミちゃんは友人夫婦の一人娘なんだけど、もうむちゃくちゃ可愛くて、やばい。
僕のことを「しぇんしぇい」と呼んで、いろいろ玩具を持って来たり、自分のテントの中に招待してくれたりして(友人夫婦の家の廊下に子供用のテントが立てられている)もうすごい。お前は歩くウサギのぬいぐるみか。出来るものならハグしたい。毎日抱きついて一緒に寝たい。
ところが「せんせい」と言われるのは僕だけではないらしく。あの山内真も「しんしぇんしぇい」と呼ばれている。すると真は得意げになって、「先生がいいこと教えようね〜」と言って普通にレミちゃんをハグをする。そしてあげくの果てにキスもする。それを見て笑う両親。そして燃える俺の嫉妬心。なんだこれ。

甥といいレミちゃんといい、子供は可愛いなあ。レミちゃんレミちゃん言ってるけど、甥もむちゃくちゃ可愛いよ。弟よ。怒らないでね。

 

2.
ようやく、先週の火曜日に引いた風邪以降狂いまくっていた体調がようやく治りかけてきました。明日にはすっかり全快しそうです。今流行っている風邪は長く続く傾向にあるみたいです。相方も先々週の土曜日から未だに風邪を引いていて、今日病院に行ったら気管支炎になりかけていると言われたそう。皆さんもお気をつけ下さいね。


入道雲よこい

1.
早く夏が来てほしい。もうその準備はできている。

丘の上で入道雲を見上げて、見上げて、そのまま反り返って、ひっくり返って、芝生の斜面を転げ落ちたい。

 

2 .
高校か中学の時、創作ダンスの選択授業があったんだけど、僕は全く興味がなくて、むしろ誰がこんなのを取るのか不思議なぐらいだった。でも、それから10年ほど経つ間に何回かダンスを見て感動する瞬間があって、創作ダンスの魅力を知った。今ならどういう人が創作ダンスを取るのかわかる気がする。人の動きに感動したことのある人達なのだろう。

誰かが、小学生に絵を描かす前に、たくさん絵を見せた方がいいって言っていたけど、つまりはそういう事なんだろうなと思う。感動は人の心に火をつける。小学生が絵を見た方がいいのは、ただ表現の引き出しを作るだけじゃなく、絵を見て感動してその素晴らしさを知ってほしいからなんだろう。

そう考えると、たとえばそれを見て何が面白いのかわからない、感動出来ない、という事があれば、その人はそれに向いてないんだろう。それに対して情熱を燃やす事が出来ないからだ。でも、逆に、それに感動したからといって、必ずしも自分がそれに向いているとは限らない。自分がそれを見て、どこらへんに感動したのか吟味する必要がある。

なぜか知らないけれど、今日そんな事を夕日を見ながら考えていた。僕は夕日に感動していた。僕は入道雲にも感動する。でもそれをそのまま描いても、なんか違う気がする。どこに感動したのか考えるのは、なかなか楽しい。