SPEC〜天〜を見てきた

今日劇場でSPECを見てきた。

SPECは御多分にもれず大好きなドラマ。毎週大笑いし、犯罪者が持つ特殊能力に興奮して、楽しませてもらった。今回はそれの劇場版だ。
しかし大抵ドラマの映画化なんて見て満足した試しがなくて(ケイゾクの映画版は観ていて死ぬかと思った)、正直今回も劇場版を見に行くのにちょっと抵抗があった。でも、そこはSPEC。やっぱりちょっとみたい。ガッカリはしたくなかったので、自分の中の期待値を思いっきり引き下げつつ見に行くことにした。

結果は、、う〜ん。。

映画化ということで多少映像がかっこ良くなってたりするのかなと思いきや、テレビのクオリティと全く変わらず。逆に全編に散りばめられたギャグに力みがあって、滑りまくり。見ていて辛い。内容も薄い。

結局、specの劇場版はストーリーも映像も何もかもドラマから抜け出せない、ものすごいチープなB級映画だった。正直映画としてのクオリティは低い。それでも、劇場には小中学生から大人までたくさん入っていた。ドラマの流れを組んでるから集客がしやすいんだろう。しかも、しっかり続編の予告(ひき)もあったから、彼らの多くは続編も見に来るのかもしれない。

この映画はヒットしているんだろうか。正直、いくらSPEC好きでも、この出来ではあまりヒットしてほしくないな。こんな感じでヒットしちゃったら、映画業界が本当にダメになっちゃう気がする。ドラマ、漫画の実写化による集客ばかりを目論むようになっちゃうと、金は儲かるかもしれないけどクオリティがどんどん落ち続けて、目も当てられない状況になるんじゃないのか。

でも俺は続編見ちゃうんだろうな、DVDとかで。ここまで見たのなら最後まで見たい。SPECの世界好きだし。