登山鉄道

相変わらずの仕事のダメっぷりに辟易した俺は、日曜日にゆやまんにくっついて名古屋にいってきた。ゆやまんは名古屋のデザイン学会が目的。俺は2万円もかけた壮大な暇つぶし。
でも、いくら暇つぶしとはいえ仕事はたんまり残っているわけで、会場となる名古屋市立大学内の空いたスペースでのんびり作業をしていた。
外は青空。のんびり作業するのは気持ちがいい。別に千葉でも出来るんだけど、ここが名古屋というのがミソだ。ちょっと出歩けば名古屋城。きしめんもあればミソカツもある。名古屋コーチンにアサヒビール。千葉はピーナッツと風太くんぐらいだからわけが違う。「外に出れば何かが違う」って気持ちが、気分をハッピーにしてるんだろうなあ。
前日も睡眠時間が4時間を切ってたんで、ちょっとその場で横になる。途中、学会のアシスタントをしている学生に大丈夫ですかと声かけられたけど、かまうもんかい。あ?きもちいいなあ。
帰りの新幹線。東京に戻る。
ああ、コレから3週間。間違いなく、山場。間違いなく、やばい。
仕事がこなれた人に取っちゃ屁でもないかもしれないけど、うはああ、やばいなあ。
まあ、でも何とかなるか、見ろよ外の夕焼けを!!
完全に、この新幹線登山鉄道みたいになってる。
でも、大丈夫。名古屋コーチン食ったし(※)。いくら山でも世界は平和。
窓の外が暗くなってきた。闇の東京へ新幹線はゆく。
(※追記。名古屋コーチンではなくぼんじりだったようです。)


新社会人ヤマ○ト

最近都内の某デザイン事務所に入社しましたが、ほんと、典型的なすっごい新人っぷりで、会社の先輩方の足を両手でぐいぐい引っ張りまくっております。
領収書なくすわ、メール打ち間違えるわ、簡単な仕事にものっすごい時間かかるわ。毎日毎日しかられまくり。
そんで、いま、某会社のワークショップの窓口?みたいなことをしてんのね。毎日、大量に、大量にメールが来ます。今日なんか、一日中メール打ってた。そうしているうちに、ついに俺にも電話が来るようになってきた。
社会人に取っちゃ当たり前のスキルやん、電話って。でも、新人にとって、初めての電話は、ハッキリいって初舞台みたいって感じしません?26歳にして初社会人電話。
そいで、その相手が学校の先生なのね。ワークショップが教育機関も絡んでいるから。
その先生は、ワークショップの進行の仕方について質問してきた。
相手「こんどの発表形式はどういうかたちを取るのですか?」
俺「はい、今回の・・・」
会話が始まって、ソッコーで。
まさかの「ワークショップ」という言葉がブラックアウト。
頭の中からその言葉がズボーンと抜け落ちてしまった。探してもどこにも見当たらない。
俺「え?っと・・・」
なんだっけなんだけ?。口が乾き、額の汗が目に入って焦る俺。
でも、「ワ」から始まる言葉だったような・・/
俺「ワールド・・・」
ああ・・・絶対違う
なんだこの口に出した後の猛烈な違和感は
相手「ワールド?」
ワールドは違うって・・ああ!思い出した
俺「ワークショップ!」
相手「ワールドがどうしたんですか?」
ワールドじゃないっつーの