タイヤの跡

1.傘
僕は雨が降ってもあんまり傘をささない方だと思います。雨にぬれるのはあんまり好きじゃないんだけど、それでもささないことが多い。単純に傘を忘れてしまうからです。
小雨のときは、だいたいいつも道の途中で傘を持っていないことに気がつきます。正確には、本当はもっと前に気がついているんだけど、なぜか自分の中でスルーしてしまいます。それで、ある程度濡れてきて、『うお、俺傘持ってねーっ』ってなるわけです。なんか生きながら茹でられる、鍋の中のカエルみたいですね。
2.タイヤの跡
僕は家から歩いて学校に向かう時、必ずどこかで総武線の高架橋をくぐらなきゃいけないのですが(院に上がって引っ越しました)、雨の日の高架橋の下が結構好きです。
特に西千葉公園へと続くところが好きです。こちら側(黒砂台)はかなり建物などが立ち並び、コンクリートが敷き詰められている冷たい感じなんですが、高架橋をくぐると、そこには緑豊かな公園が広がります。特にこの季節は紫陽花が咲き乱れ、公園の小道はそのまま紫陽花の道となります。
最近、雨の日そこを通ると、細い自転車のタイヤの跡が延びていました。跡は2本づつ、2組ありました。一本はまっすぐ延びていて、多分後輪の跡。もう一つは曲がりくねっていて多分前輪の跡だと思います。その2本が蛇のように絡み合っていて、きれいだなと思いました。
タイヤの跡

興奮して写真を撮っていると、傘を忘れたことに気がつきました。
それにしても、水滴がつきまくったメガネのレンズって、銀蝿の複眼みたいですよね。