いつまにか寝袋で二時間近くも寝てしまった。午前0時。相変わらず風は強い。さおりんも熟睡していた。
しばらく寒さに凍えて竿を観察していたが、ふと見ると、ザッキーが風の中で遠くを見つめていた・・・。
いつまにか寝袋で二時間近くも寝てしまった。午前0時。相変わらず風は強い。さおりんも熟睡していた。
しばらく寒さに凍えて竿を観察していたが、ふと見ると、ザッキーが風の中で遠くを見つめていた・・・。
さおりん「ギャーきもい」
さおりんは餌のイソメを見ても、釣れたウナギを見ても、その言葉しか発しなかった。
怒濤のゴールデンウィーク。おとついの夕方から、検見川の河口で釣りをした。メンバーは俺、ザッキーと後輩の山田、さおりんの四人。翌日行われるサークルのバーベキューの食材調達もかねての釣行である。
場所は花見川の河口。狙いはスズキ。電気ウキも買い、実家から竿も取り寄せ、準備は万端。