社長のラマダーンはもうすぐそこに

昨日はムッシュの誕生日飲みで朝四時までカラオケやってたから更新できませんでした・・・。
まあ、それは置いといて、今日飯食いにサークル会館に行ったら「ザッキーが来ないとかあり得ない」と何回もつぶやいてる直ちゃんと、ユッチとユッケといったその他諸々がいて、その人口密度に久々に”ギョッ”って言ってしまった。
外で落ち着いてカップ麺を食える場所を探したんだけど見つからず、結局あきらめて部室の中で食べることにした。
すると、しばらくして、大きな存在が近づいてくる気配が・・・・。
あれ・・社長じゃね・・?
あれれ!?ホントに社長じゃね!!?
しゃ、社長だ!!!
なんと社長が登場したのだ!めっちゃ久しぶり!
(那覇国組が知ってる社長じゃないよ。念のため)
今日の社長はクールビズでさわやかにキメめていた。社長の周りだけ高原のそよ風が吹いてるような、そんな錯覚を受けた(マジで)。
俺は座っていた場所を社長に譲り、向かいのパイプイスに座って社長を観察することにした。
社長はしばらく雑感(サークルのメンバーが自由に書き込むノート)を覗いていた。まるで今月の営業成績をチェックしているようだ。
しばらくした後、テレビの横に合った折り紙を取り出し、何やら折りだした。
そして、社長は小声でぼそっとつぶやいた。
社長「ラマダーンが近い・・・」
・・・・・・
こ、これは・・俺ためされてるのかな・・・
俺 「ラマダーンってイスラムの断食のことですか?」
社長「うむ・・・」
俺 「社長も断食するんですか?」
社長「・・・・・」
俺 「・・じ・・じゃあ、俺もしますよ・・・・」
俺はそんな言葉しか返せなかった・・。社長はどう出るのか・・・?
いつの間にか社長は折り紙を織り上げていた。
・・花だ・・。しかもめちゃくちゃ丁寧だ。
花を持った社長が仏に見えてくるのは俺だけ?
そして社長は俺を見て、きりっと引き締まった唇をいたずらっぽく尖らせて俺に何かを言おうとした。
なんて言われるんだろ・・・?でも社長の顔がかわいくて緊張感が無い・・・!
しかし、社長はただいたずらっぽい顔をしただけで、またもとの渋い顔に戻ってしまった。
何も無いんかい!
俺 「社長は最近調子どうなんですか?」
社長「・・・・・・・」
俺 「社長はなに学部でしたっけ?」
社長「・・・・・・・」
俺 「社長は今回誰かの作品に出るんですか?」
社長「・・・・・・・」
・・・・・・
何を言っても返事が無い。
こりゃどうしたものか・・・。
社長は新しい折り紙を取り出し、また何か折り始めた。
社長は何も言葉を発しなくなってしまった・・・
なんか、怒らせるようなこと言ったかな・・?でもそしたらさっきのいたずらっぽい顔は何?
すると、その社長が久しぶりにまた言葉を発した。
社長「生命はなぜ子孫を残そうとするんだろう・・・・」
・・・・・・!?
俺 「俺に聞いてるんですか?」
社長「うむ・・・」
俺 「・・それはその種族を絶やさないようにするためじゃないっすかね」
社長「じゃあ、なぜ生命は種族を絶やさないようにするんだろう・・」
俺「・・・・・・・」
ほんとだ、確かにそうだ。なんで生命は種族を残そうとするんだろう・・・。だって、自分が死んだら、どうせ死んでるんだから子孫なんて関係ないやとなってもおかしくない。実際後世の子孫が繁栄したって、今の自分には何の関係もない。
石川さん「自分のDNAを後世に残したいからじゃない?そういう本能があるとか」
でも、例えば増えすぎたネズミは湖に集団で突っ込んで自殺するって言うけど、あれは増え過ぎのせいで種族の全滅を防ぐためって言うじゃない?それではDNAは残らないけど、種族は残る・・・・。それはなぜ?
・・・・・・・・
てか、社長、俺の質問シカトしてそんなこと考えてたんだ!!
そうだよね。俺の質問なんてとるにたらないっすよ。
やっぱり社長はでかい。まるで富士山のようだ・・・・
というわけで、公園の砂場の山のような、ミクロな器の俺はこの後YOSHII LOVINSONのライブに行って参ります!!
楽しみじゃ


ダラダラ・ハッピー・デイ

今日は久々に何の予定も入ってなかったので、オメック(複数の大学が映像作品を出し合ってコンペをする合同発表会)で死にそうになっているズンを冷やかしに川上荘202号室に向かった。
ズン家には既に西方とムッシュがいて、ズンと四人で出来た作品を見ることに。
・・・・感想。
はっきり言って良い!
とても急に作った作品とは思えなかった。『ティッシュ』があまり好きでない俺にとって、ある意味衝撃だった。
ワンカットの長まわしはしっかりアングルも固定されて、構図も良く、まるで日本映画のよう。音もマイクでしっかり拾われていてすごくいい。ムッシュと西方の掛け合いも自然に見えるし、何よりもナルミさんがふられるシーン(もしかしてこのシュチュエーション初めてじゃない?)は圧巻で、四人とも黙って画面に釘付けになった。
これは絶対見るべき。サテライトにぜひ出してもらいたいと思った。すごい。
こいつ、こんな作品作り上げるとは・・・!
ムカつく???
ズンがDVテープをバンちゃんに渡した後ラーメン食ったりして、いつの間にか夜になった。その場にいたのは俺とズンと、昼間に合流したザッキー。
家に帰る途中ズンがツタヤに寄ろうと言い出したので、三人で向かった。そこで『シベリア超特急』とか『ビジターQ}』とかいった迷作でも借りて、みんなで冷やかそうぜって話になったんだけど、いろいろ紆余曲折をへて、普段一人では借りないズプラッター系(血みどろ系)映画でも借りようぜってことになった。
借りたのは・・『悪魔のいけにえ』と『ドーン・オブ・ザ・デッド』
『ドーン・オブ・ザ・デッド』は去年公開されたゾンビ映画で、ジョージ・ロメロの『ゾンビ』のリメイク(その原題は”DAWN OF THE DEAD”)。俺とザッキーは実はこの映画をずいぶん前から見たがってた。
去年俺が本屋で立ち読みしている時、『映画秘宝』というイカした雑誌に、『デブの親父ゾンビがカメラにダッシュしてそのまま転倒!』ってあるのを見て、こりゃ見るっきゃねーー!ってなったわけ。
で、実際に見てみると・・・。
最初はとても面白く見れたんだけど、途中から登場人物があまりにもぶっ飛んだ行動をしだしてしらけてしまった。
でも突っ込みどころも満載だった。例えば、ゾンビの倒し方。何故か皆射撃がめちゃくちゃうまいのだ!初めて銃を持ったヒロインはもちろん、70近くのおばあちゃんも一発でゾンビの額のど真中に鉛をぶち込むからビビる・・。
次に見たのが、ホラー映画史上さんぜんと輝く、低予算スプラッタホラーの傑作『悪魔のいけにえ』。これは、エド・ゲインという実在の殺人鬼をモデルにした作品で、ここ一、二年まえに『テキサス・チェーンソー』としてリメイクされた。
で、これも見てみると・・・・・。
ちっとも怖くなかった。逆にクライマックスでウケてしまった。
ズンは青ざめてるけど、俺とザッキーはにやにやって感じ。
この作品、面白いことに殺人鬼の家族が出てきて(祖父、父、レザーフェース、弟)、その全員が食人家だわけ。で、クライマックスで、とらえたヒロインをおじいちゃんに殺させようとして、痴呆気味の祖父に屠殺用の斧を渡すんだけど、おじいちゃんてが震えちゃってなかなか持てなくて、その間に逃げ出られてしまう。
まさに狂気の沙汰。でもこれが何故か笑えたから不思議だ。
まあ見てよ。血もそんなに出ないし、キルビル見た人なら残酷さは屁でもないよ(当時にしてはすごかったんだろうけど)。
見終わった後、レザーフェースってどうやって生まれたんだろうねって話になった。彼らの一家には女の人がいなかったからだ。
俺   「子供生んだ後に夫が殺してくったんじゃね?」
ズン  「でも兄弟だったよ。」
俺   「腹違いなんじゃねーの?」
ザッキー「でも大恋愛してたんだったらどうする?」
三人とも爆笑。
・・・・くだらない日だぜ。でもハッピー。


エコストリートファニチャーの結末

今回は昨日の内容です。
昨日、遂に今までさんざん悩まされ続けていたエコストリートファニチャーの最終プレゼン日を迎えることになった。
このブログをずっと見て来た人なら、『え!?まだやってんの!?』って思うかもしれない・・・。ゴールデンウィーク前から始まったこの課題は、5/17、5/18(『柏よぼよぼ旅行』と『原宿だらだら旅行記』)、さらに5/29(『川を巡る小旅行』)にも登場した。
なぜこんなにこの課題は長いのか?それは東京デザイナーズウィークに応募するためだ。出品するためにはもちろん質が高く、奇抜な発想のやつを出さなければ行けない。そこで、多くの時間をかけて優秀な作品を作り上げて、さらに学内審査で10人選んで出品することになっている。
つまりこの授業は、ハードな課題であると同時に、ビッグなイベントでもあるのだ。
で、それは昨日までつづいていたのです。
二週間前は中間プレゼンをやった。
俺は直前の直前までなんにも思い浮かばなかったので、とりあえず組み立てやすい金属製のベンチを強引に考えてプレゼンしたら、先生にめちゃくちゃ言われてゴーッって凹んだ。
ちなみに、この授業は俺の行きたい研究室に直結する授業だっただけにそのへこみはでかかった。
なんとかビビらせるのを作らなければ・・・!
それから二週間、俺はズケッチブックとにらめっこして、アイディアを頭のチューブからひねり出そうとしたんだけど何も思い浮かばず、直前の3日間はろくに寝ずに考えたが、なんにも浮かばない。
 
そして日付が変わり、7/1の朝の闇が白んで来た。最終プレゼン当日である。このプレゼンには模型も持っていかなければならない。
でも、まだどんな形にするのか、それ以前にどんなコンセプトで行くのかさえ決まっていない・・・・。なにやってんだよ俺!!
完全に負けモードのペース。
いつものように高波に巻き込まれ、こんなにもがいている。でも今回はもがいても、這い出ることは出来ないかもしれない・・・・。だって、その時で既に6時を回っていた。授業は三時十五分から。この間にデザインを考え、A2のプレゼンボードを作り、さらに模型まで作らなきゃならない。
・・・・・・・・・・
むがーーーー!!!!
絶対無理だ!!!!!!!
出来るわけが無い!だって、デザインゴールデンウィークから考えてまだ出てないんだぜ!それをたかが数時間でプレゼン道具を全部揃えることなど出来るはずが無い!
ところが・・・
最近の俺の口癖は、『世の中、ホント解らないことだらけだ』である。
6時55分、なんと俺に神が舞い降りて来たのだ!!!!
神はここにいたん(以下省略)
書くと長くなるんだけど、そのアイディアとは再生紙を使ったイスで、座るとケツが締め付けられて、ユーザーが困るというやつ。でもそれにはちゃんとした意図があって?・・・って感じ。
はっきしいってギャグ。
俺はその瞬間から猛烈に絵を書き、パソコンをいじくってA2プレゼンボードを完成させた後、談話室で模型を作り始めた。時計を見ると既に三時半。
悪戦苦闘して5時近くに小学生の工作みたいなやつが完成。
その時点で出来上がったA2ボードと模型を見て愕然とした。
俺本気でこんな手抜き作品を出そうとしているのか?
行きたい研究室がかかっているんだぜ?
泣きそうな顔で、一時間半おくれ(授業は135分)で教室に入る。
皆モックかなりヤバい。
で、おくれて来たということもあって、俺がプレゼンのおおとりをやった。
マジでこんなのプレゼンすんの?とか思いながらとりあえずメモ帳にまとめた原稿をもとにプレゼン開始。
すると皆笑い出した!ウケてるのか!?笑われてるのか?
手応えがあるのか無いのかよくわからんモードで席に着いて、デザイナーズウィークに出品されるべき人を投票用紙に書き込み、
先生に渡した。すると先生が俺に聞いてきた。
「ちゃんと自分の番号書いたか?」
「?いいえ」
「あの作品ホントにくだらないけど、僕はもしかしたら(デザイナーズウィークに)行けるんじゃないかと思う」
ええ!?嘘でしょ!?
でも周りの院生にもそう見えたらしい。
「ヤバい!俺傑作作っちゃったよ!!」
単純な俺はチャリをこぎながら奇声を発した。
こんな素晴らしい日は無いと思った。
夜は同居人の移転記念パーティーで飲んだくれ、翌日サッカー、
その後TOEIC、で、『ムーランルージュ』を家で見て今に至る。
『ムーランルージュ』・・・マジよかった・・・