楽しい脚本を楽しんで書く

今日は脚本ばっか考えてキーボードをうちまくったんだけど・・・・出来たのはそんなにいいとは言えないな。すごい地味な作品。
なんか一年当初のぶっ飛んだ考えが全然出てこなくなってきてる。前世が同一人物とか、レズの反逆者とか、テレビから出てくる加瀬さんの幽霊とか。
丸くなったなーと思う。
この前、ザッキーと二人でピア・フィルムフェスティバルにいった。自習制作映画の頂点的な映画祭なんだけど、いやはや、めちゃくちゃ刺激を受けた。
俺が見たプログラムAは『偶然のつづき』と『シニミズハカセ』二本立てであった。とりあえず感想を言うと・・
『偶然の続き』
脚本が俺には高尚すぎて、あまり意味が分からず。でもカメラワークとか、編集とかの技術は俺たちよりも遥かに格上で、特に音響に至っては絶対かなわないと思った。演技も役者を使ってやっているので当然皆うまく、中にはトリビアの泉で司会をやってる八嶋智人まで出演していて、反則的とまで思えてしまった。
ザッキ—曰く、この脚本には様々な偶然が至る所にちりばめられていて、すごく面白かったそうだ。俺はチンプンカンプンだった。
しかし、こんな作品を見せられると絶対太刀打ちできねーやと思ってしまって、ちょっとがっかりしてしまった。だって今年は出来たらピアとかにも出してみたいんだもんね。
すると、この次の作品で、この考えが一変してしまう・・
『シニミズハカセ』
なんかナース服の女の人が自転車をこいでるシーンから始まるんだけど、あまりカメラワークが良くない・・・。あ、これ普通だ!!その時タイトル『シニミズハカセ』という文字が出たんだけど、どう考えても、プレミアのタイトラーで単純に打ったようにしか見えない。
話は、夜勤明けのナースが、玄関の近くに倒れていた宅急便と名乗る血まみれの男を助けるところから始まる。シュチュエーションはどっかで見たことがある感じで、どっかで見たことあるような話が進んでいく。
しかし、この作品、なんと言っても演技と台詞回しがめちゃくちゃ面白い。脚本がすごくいいとおもった。ワードチョイスがかなりうまい。
この作品はホント勇気与えてくれるぜ!なんせ作品の良さは技術ではない、きらりと光るものがあるかどうかだ、ということを証明しているように思えたからである。
きらりと光るもの!!
・・・なんじゃそりゃ。
そんなの自分でわかるわけ無いじゃんてのが今のところの結論。ただ、一つ言えたのは、シニミズハカセは相当楽しんで作ったんだろうな?ってこと。作る人が楽しまなきゃ、いいものは作れない(ってずーっと前にも言ったような気がする。サーファーとか)。
で、今日かいた脚本は・・・・・・
面白くない!!!!!!!
以上です。