パイン君とモモちゃん2 その1

今日も欲望に流されました。明日から心機一転!
これ、四月のやつの続編です。高校の時調子に乗って書きました。どんだけ暇人だったんだろ、高三の俺。暇なら読んでくだされ。
パイン君とモモちゃん2
ピンポーン。
ドアのベルがなった。
「あ、モモちゃんだ」
パイン君はうきうきして階段を駆け下りた。
モモちゃんは学校で1位2位を争うかわいさで、宇宙人と結婚しており、鼻に発信器が埋め込まれ、目から破壊光線を出すイカした女の子だ。
彼女が住んでいた段ボールの家が、ついさっきのマグニチュード8.7の地震で壊れてしまい、パイン君の家にしばらく居候になるというわけだ。
がちゃ・・
「あ、やあ、モモちゃん。中に入りなよ。」
「うん。あ、ちょっと待って。」
ウィ?ン カチ カチ
「この家には生命反応が4つ。パイン君と・・あとゴキブリ一匹、ダニ2匹。パイン君のお父さんとお母さんはいないようね」
「すごいや!モモちゃんは何でも出来るんだね!お父さんとお母さんはしばらく帰ってこないよ。お母さんは不倫旅行、お父さんは東京湾のそこに出張中さ!多分一生帰ってこないかも」
「へえ・・パイン君たちの家族ってかわってるう!」
(それは君も同じだよね、モモちゃん)
パイン君は心の中で微笑んだ。
                         続く