川を巡る小旅行

昨日酔っぱらってなかったら、新しく加入したmixiのネタで盛り上がってたんだけど、今日は迷った末、やっぱ今日の出来事を優先させて書く事にします。
今日は10時ぐに起きて、涼が静岡に帰った後、同居人のチャリを借りて千葉に向かいました。例のストリートファニチャーのネタを探すためであります。
で、ついてみて、そういえば千葉駅から東千葉に向かう途中にあるトンネルの付近に葭川っていう川が流れている事を思い出す。
川!!
これも十分課題の範疇に入るんじゃね?だって町中にあるものには変わりないし!『川と戯れるような・・』とか、『意識を川に向けさせる・・・』的な事で十分エコの要素を汲み取れるんじゃね?
これは来た!!と思い、さっそく栄町駅方面から葭川をパルコの方面に向かってたどって行く事にした。
まず最初に川をのぞいた時の感想・・・・。
くさっ
つんと来るにおいがあった。川底にはゴミが散乱し、ヘドロがたまっている。っていうか、ほんとに自転車を捨てるやつの気が知れないんですけど・・・。
でも、まあ、こんな光景は沖縄でもしょっちゅうみて来た。ていうか、ガキの頃はこんなドブ川でよく釣りをしていた。地元の新聞に載った事もあった。沖縄の川も半端無く汚くて、さらに、川底にたまる残飯を食べるためにうじゃうじゃ群がるテラピアという魚が、川の景観をさらに悪化させていた。この葭川も、ああこんな感じか、といったとこだった。
ただ、沖縄の汚い川とは違って、ここ葭川にはテラピアはみられなく、代わりにばかでかいコイが悠々と泳いでいた。
こんなとこにコイがいるんだ・・・
よく見ると、褐色の地味なやつだけではなく、金色のやつもいる!すげ?!
しばらく歩いていると、これまた特大のボラもいた。50センチあるんじゃね?どうやら群れも結構いるようだ。
栄町駅の下に、鷹匠橋という橋があった。そこに備え付けられていたベンチの近くにある説明を読むと、そこは江戸時代、将軍方の鷹猟の猟場だった由緒のある場所らしい・・・・。ここに鷹猟が出来るほどの自然があったなんて、今となっては到底考えられない。
さらに歩くと、子連れが川を眺めて魚を指差してた。お、やっぱ川に興味を示す人はいるんだ。
しばらくして、パルコとナンパ通りの交差点に出た。
すると、モノレール葭川公園駅の下の方に、ドーム型の屋根をした橋があった。下を通ってみると、石の床に方角が描かれていて、近くにあった説明文を読むと、『都会ではみられなくなった星座をプラスチックファイバーで再現したものです』と書かれていた。
星座・・・・?
はっとなって、ドームの天井をみたら、小さな電球みたいなもので、方角にあわせていろんな星座が再現されていたのだ!こんなのがあるってみんな知ってた!?
『都会ではみられなくなった・・』というのが少し切ない・・
このまま俺はさらに川沿いを歩き、本千葉辺りまで来てこの旅行は終わった。
洪水防止の高い堤防をよじ上り、悠々と流れる水面を眺めながら、心の中で呟いた。
(あばよ、葭川)
すると、ボラが一匹はねた。
(おう、用があればまた来な)
俺が初めて魚と心の交流をした瞬間だった。