TOEIC試験はセンターの味

なんとこの”怪文書 ON THE WEB”今日で一ヶ月突破しました!!イエーイ!”怪文書”ってのは、俺が高3のときから書き続けてる、あるときは随筆、あるときはネタ帳、あるときは脚本、そしてまたあるときは失恋日記になるすごい意味わからんノートです。それがネット上にまで広がって、個人的にすごくうれしいっす。今後もよろしく?!
で、今日はと言うと・・・・
今日はちょっとへこんじゃったよ。
今日はTOEICテストだったんす。ここ最近英語不完全燃焼だったんで”いや?受けたくねーなー。まあ気楽に受けるだけでもいっか?”何て思ってたんだけど、いざテスト本番の直前になってみると何故か緊張して、なんで勉強してなかったのか本気で後悔するようになってしまった。でも試験開始一時間前にノートを開いても遅いって言うもので、観念した下手人の気分で千葉大に徒歩で向かった(自転車無いからね・・)。
で、総合校舎のC号館の裏手から中庭の方に入って来た時・・・。
あれ・・?ビデオを持ったキモイ集団がいるぞ・・・!?
見るとオリテの撮影ではないか!CBSの一年三人と、今日も前髪ぴっちりウォーリー君がビデオカメラと脚本をもって右往左往していたのである。ほんと申し訳ないんだけど、こりゃヤベーと思った。
おお・・俺もあんな風に他人から見られてるんだな・・・でもいつしかその目線になれてしまうから不思議だ・・・何て恐ろしいサークルなんだ・・・。がんばれ一年生!
俺はそのメンバーにひと声かけた後、テスト会場に入っていった。座席には受験番号と名前の書かれたシールが貼られている。
ああ・・・思い出す。
そう
センター試験を!!
俺は試験てものが大っ嫌いだ。試験の緊張感。それを味方につけたらそれはすごいのかもしれないが、俺みたいな小心者はすぐにブチッとつぶされてしまう。で、一度つぶされしまうともうもとには戻れない。後は集中力が途切れて、時間の流れに焦るもただただ空回りするのみ。途中からどうでもいいやとなってしまう。
それはまるで、トイレを我慢していたのが、何かの瞬間にはち切れてしまい、”ああ・・・あ・・・”とかいいながら、止められない流れに身を委ねてしまうという、あの感覚に似ている。
俺はそれ国語の本番でやってしまって、現役の時自己ワースト95点を取った。古文でダウジングをしたって言うのもこのときであります(これほんとは話のネタなんでここには書きたくないんだよね?)。
それ以来俺は試験がいやなんだっ!!
何がいやかって、試験中自分の理性が崩壊していく事に快感を覚えてしまったこの俺がホントいやなんだっ!!
今回はそんな事がありませんように今回はそんな事がありませんように今回はそんな事がありませんように・・・ブツブツ・・・
アビラウンケンソワカッ!!!!!!!
テスト開始。
リスニング。いや?わからないとこだらけですやん・・。しかし、わからないところところはわからないで冷静に処理する俺がいる事に自分で驚いた。いいぞ、ジョー、その調子だ・・(ナチュラル・ハイ)
続いて文法と長文(?)。やたらと文法に時間がかかり、長文を解いてから文法正誤に行こうと判断。あせるあせる!しかし浪人時代の血が騒ぐぜ!ちらっと時計を見るとテスト終了という名のホイッスルまであと55分。残り40分で長文出来るとこまで解いちゃって、残り十五分とロスタイムで文法正誤だ!
で、俺の長文との格闘が始まった。しかし読んでも読んでも、焦って思うように頭に入ってこない。センター国語の悪夢がよぎる・・・。
かあああああ!!!!
ここで負けてはならん!!負けてはならんのだああ!!額の汗を拭い、英文を追う。頭の中に『地上の星』が流れて来た。はっきりいって邪魔だ。こういうのがどんどん俺を空回りさせるんだ!思い出せ、浪人時代を!テストと向かう時、常に冷静でいようと誓ったじゃないか!
そうだ、落ち着け将樹。時間配分はしっかりしてるんだ。落ち着いて出来るところまで解こうじゃないか。
しばらくして時計を見た。5:30をさそうとした。だめだ、これが長文の限界だ。引くのも勇気!さあ、残りは文法の時間だ!俺のラストスパート開始だ!
『はい、テスト終了で?す』
信じがたい言葉を耳にした。
マジで?
うそ??
俺はちょっと呆然となった。
時間配分をミスった?
ってか
テスト終了時間をミスった!?
俺は・・・テスト終了時間をミスったって言うのか・・・!?
(試合終了後、彼はイスに座ったまま、彼の専属コーチに向かって、『燃え尽きたよ。もう真っ白だ』と言ったと言われています
 金田一喜与助著『平成本番小心者列伝』より)