恐怖の研究 その1 リングの呪縛編

昨日は(今日日記何かこうかな?)って寝っころがって考えている間に寝てしまった・・。まあ、前日は徹夜だったからしょうがないか。で、今日はまた全休だったのでマイペースにやるべき事を片付けて今日という一日は終わった。
で、その中で気になったのが『鎖』のダビングというもの。
『鎖』とは去年俺が作ったホラー作品で、今サ館にこれがおかれてないから、俺の部屋でいらないものの山の中に人目に触れずに埋もれさせておくのももったいないと思い、急遽書き出しして、”GO!GO!MOVIE CRAZY”(地元で取ったやつ。エンドロールに同居人のitoも出てるよ)といっしょにスタジオの棚に収めたのだ。
で、改めて見てみると・・・・
フレームレートが一定してねーーーーー!!!!!
という、撮影終了時に死ぬほど悔やんだミスはおいといて、ストーリーにある呪縛を感じた。これは『気まぐれの月』にも言える事だ。
『リング』の呪縛
1998年に出た『リング』っていう怪物ホラー映画は後に日本のホラーブームを巻き起こした立役者な訳で、それが周りに与えた影響は計り知れないものがあったんじゃないかって思う。
俺は高一の時何もしらずにビデオで見て、ラストでウギャーーってなった一人だ。
で、この映画は、日本のホラーの一つのパターンを作り出した。
大まかにあげれば次の通り
1、まず主人公が何らかの呪いにかかる。(呪いにはだいたい時 間的制約がある)
2、主人公たちが必死に謎を解き、呪いを解こうとする。
3、一時的に何らかの方法で解いたかに見える。
4、しかしそれは間違いであり恐ろしい落ちが待っている。それで主人公は助からない(リン グの場合は相棒が死んだ)
このパターンて、意外とリング以降に結構あるんスよ。例えば『着信アリ』。(1)まず友達が、そして自分が呪いの着信を受けて、(2)必死で謎を解こうとし(3)病院でその呪いを解いたかに見えたが、(4)実はまだ娘がいて大変な事に。
さすが作詞家が売れる事を計算に作っただけあるってぐらいつぼを踏んでおります。
さらに『予言』では変形バージョン。(1)主人公に恐怖新聞が配達されるようになり、自分もいろんな予言をして死んでしまうという呪いにかかる(2)助かるためにいろいろ努力し(3)妻の命を列車事故から救う(4)しかし運命を変えたため、大変な事に
うわ、パターンマネマネジャねーかとか思ってたら、なんと俺の『気まぐれの月』も(1)月子の呪いを解くために(2)みっ★ゃんさん扮する夏子が奮闘し(3)早苗が死んでめでたしめでたし(4)しかし月子が実は魔女だった。『鎖』に関しては少し変型バージョンだけど(1)松島が作本の家に行って呪いにかかり(2)必死に調査するも体がだるくなって(3)十日後に幽霊現れるも消えてしまう(4)しかしその話を聞いていた迫田洋(ヒロシ)が悪の張本人で、殺されてしまう。
何じゃこりゃ、俺のホラーなんてオリジナリティーゼロじゃん!
というわけで、怖い怖いホラー映画はこんな型にはまらなくても作れるはずだッという趣旨のもと、恐怖とはどんなタイプのがあるのか探っていこうという『シリーズ・恐怖の研究』を不定期で、ようはネタが無い日に連載していこうと思うのであります。
ま、今日はようはネタが無いほど平凡な日だったんですな。